【礼二郎のつぶやき】

大丈夫じゃないと思います

本日、某店舗にてウォーミングアップ中にスタッフから声を掛けられ、『体験のお客様でジャズダンスのレッスンに参加してみたいと仰っている方がいらっしゃるのですが、大丈夫でしょうか?』と聞かれたので、以下のようにガイダンスすべしと答えました。

『おそらく慣れていらっしゃらない方は大丈夫ではないと思います。ただし、興味とヤル気の方が重要なので参加されることは全く問題ありません。月初めに参加された方が振付も短めで丁寧にリードするので安心かと思いますが、長めの振付を目の当たりにしてカルチャーショックを受けるのも何となく出来たような気になって程々の満足感と共にスタジオを後にするよりよっぽど得ることが多いと思います。そして、最後にインストラクターとの相性という点がとても大きい要因でもありますので、試しに参加されてみてとても楽しいと思えたらまた是非参加なさってみてください。』

そのスタッフは神妙な面持ちで再びお客様の元へ。遠くで説明している様子を観察していましたが、お客様の顔付きが不安そうになってきたので助け船を出すことに。

担当であることを告げ、今日はいつもより参加人数が少ないこと・スローな曲なので動きを追いやすいことも併せてご説明差し上げ、最後にダメ押しの一言。

『今日はチャンスかもしれません』

インストラクターと直接話せたこともあってか、そのお客様はレッスンに参加され、途中でリタイアされることもなく最後まで彼女なりに頑張ってくださいました。

終わってから再び話し掛けてみると、満面の笑みでこう仰いました。

『普通だったらスポーツクラブでは【大丈夫ですよ!】としか言ってくれません。ところが先ほどのスタッフの方はそうは言ってくれませんでした。そこでアレ?と感じたんです。大丈夫でないことが当たり前なのだから大丈夫ではないですと告げてくれる正直さにコレは脈ありかも?と思ったんです。本当に何も出来なかったんですけど、それでも楽しくて仕方ありませんでしたし、何より観るもの聴くものが全て素敵だと思えたことは本当に貴重なひとときでした。』

大丈夫ですよ!と安易に言ってしまえば仕事としてはとても楽なのに、敢えて僕の言葉を一生懸命お客様に伝えようとしてくれたスタッフの真摯な気持ちにも、このお客様の情報をきちんと咀嚼して勇気を持って参加して下さり何か大きなお土産を持って帰られたことにも、何とも言えない嬉しい気持ちでいっぱいです。

連日のハードワークが祟ってあわや風邪?!な状態を綱渡りで何とか回避していましたが、今日はちょっと足を踏み外しそうになっておりまして、そんな時にこんな出来事がありぐずついている天気と身体に反して心は晴れやかです。

そして足元も。
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長年ショップを横目で見ながら通りすぎていたCamperでしたが、遂に手を、いえ足を出してみました。

PatrickのMarathonや、NikeのCortezも素晴らしいシューズだと信じて疑いませんでしたが、このCamperのBeetleというモデルは目から鱗でした。

足を横からキュッとサポートしてくれるのに爪先は全く窮屈な感覚は無く、朝夕で1㎝ぐらいサイズが変わる僕の足にもしっかり対応してくれる優れものです。

お値段がそこそこするのですが、商売道具の足を守るために思いきって購入してみて本当に良かった。

この靴のお陰で暫く避けていた全身真っ黒コーディネートが復活し、この冬は度々真っ黒な僕をどこかで見かけるかもしれません。真っ黒ですけどいつもと変わらずオープンなのでどうぞ臆せず話し掛けてくださいね(笑)
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# by reijiro_kaneko | 2017-10-20 16:25

平常心

今週新たなリハーサルが始まりまして、無意識のうちに普段のレッスンでもリハーサルでも気持ちがピリピリしていたことに気付き、こんなことではどんなに良いものを創ろうとしてもキチンと皆さんに伝えられない…と深く反省し穏やかで端正ないつもの自分に軌道修正しました。

ダメですねぇ、やはり初めましての方々が多いと必要以上に身構え虚勢を張り神経質に強いアプローチを掛けてしまいがちです。僕の嫌いな自分の性格の中の一つ、『エエカッコしい』がムクムクと頭をもたげてしまうのです。

今回の気付きには素晴らしい美術展を鑑賞したことも大きな影響を与えてくれていますが、それよりも身近な人々の何気ない言葉の数々にハッとさせられたことが大きいように思います。

彼らはきっとピリピリしている僕に気付いていなかったかもしれません。本当にごく普通のやり取りをしていただけなのですが、『本来の貴方はそうではないでしょう?いつも通り、丹念に丁寧に面白おかしく在ればきっと受け取る側も素直に受け入れてくれるはずではないかしら?』というアドバイスをこれまた意図せずに授けてくれていると思います。

こういうことがとても意味深く有難いと感じれるようにいつの間にかなってきたなぁと、ささくれだっていた昔を懐かしく思い出す秋雨前線停滞中の日曜の夕刻。

雨はいけませんね、余計なことばかり考えさせてくれて…(笑)

そんな独り善がりなことを考えつつ、本日は年末上演若者企画の振付リハーサルをつつがなく終了してきました。今日は一人一人とじっくり向き合いつつ和気あいあいな雰囲気の中、とても建設的且つ効率的なリハーサルが出来たと自負しています。この雰囲気を壊さず皆の力を借りて素敵な作品仕上げたいと思います。
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# by reijiro_kaneko | 2017-10-15 17:27

リゲル

伊坂幸太郎氏の新書『ホワイトラビット』を読み終えて放心状態の金子です。

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以前から感じていたことではありましたが、この作品で確信を得たことがあります。

伊坂幸太郎、という人は勧善懲悪を良しとする作家ではなく、悪人にも悪人の常識があり善人にも善人の規範があるということが大前提でお話を進めていくので、気が付くと盗人の登場人物にひどくシンパシーを感じていたり常識人の登場人物に対して嫌悪感を抱いていたりするのです。

とは言え、悪が悪のまま放任されることはなく彼らが主張していたモラルが呆気なく崩壊し倍返しで懲らしめられるパターンは多いので結果痛快な気分にさせて貰えるのですが、そうは言っても彼らのあの主張は極めて正しいのでそこまで裁きを下されるのは可哀想…と同情してしまうこともしばしば。

一方、善人達の煮え切らない論理に苛つかされることも多く、だからこそ悪人達の潔い言い訳やユーモアの心を愛しいと感じさせてしまう手腕には毎回アッパレと思うわけです。

これだけ人生の酸いも甘いも味わい尽くして達観してるように感じる伊坂氏はさぞ人格者なんだろうと思っていた時期もありましたが、『ホワイトラビット』を読み終えて印象はガラリと変わりました。

きっと彼は人格者などではなく、『変態』で『キチガイ』で『クルクルパー』だと思います。

念のため解説しておきますが、ここで使っている賛辞の言葉はいずれも一昔前の精神病や性的嗜好に対しての蔑視的な意味合いはゼロです。

常識をよく心得た上での『変態』であり『キチガイ』であり『クルクルパー』。なんと素晴らしい芸術家でしょう。逸脱し切ってしまわないギリギリの崖っぷちで善きも悪しきも天秤にかけて嬉しそうに見ている、それが伊坂幸太郎という作家さんだと僕は思います。

昨日、カンディンスキー、クレー、ネーベル、シャガールといった天下一品のクルクルパーなアーティストの作品を心地好く鑑賞したからでしょうか。伊坂氏に対しても同じキチガイの匂いを感じ、己の『自称・変態』なんてまだまだ甘いな、と爽快な敗北感を抱き、秋の始まり恒例のモヤモヤも吹き飛びました。

外部依頼仕事2件への突破口も開いた気がします。虚勢など張らず僕自身を素直に彼等に見せることこそが大切なんだなと改めて感じました。
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# by reijiro_kaneko | 2017-10-13 21:47

オットー・ネーベル展

現在僕のFacebookアカウントは、ほぼInstagramのシェア程度の利用と化していますが、好きなアーティストの情報をチェックするためにたまにスルスルスル~とスクロールして流し見をしています。

昨日、数日ぶりにスクロールしていたら、この画家さんの展覧会の情報を見つけ、スケジュール帳とにらめっこして今日のレッスンとリハーサルの合間しかチャンスが無いことが分かったので急遽渋谷へ。

オットー・ネーベル展

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カンディンスキーやクレーは昔から好きで画集も持っているのですが、このオットー・ネーベルという画家が彼らと同じ時代にバウハウスに在籍していたことは全く知りませんでした。

『あぁ、クレーの画風に似た画家だから多分好きなはず』ぐらいのテンションで展覧会会場に足を踏み入れましたが、そんな感覚はたちまち消え、明らかに違うそのタッチにたちまち魅了されました。

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展覧会のメインの売りである、この『避難民』という絵も確かに心に響くものがありましたが、展示されていた全ての絵が愛しくそのままウチに持って帰りたい衝動に駆られる作品ばかり。

あまりにも好きすぎて、その後のリハーサル会場にて本日初めましてのメンバーさん達に挨拶そっちのけでホワイトボードに一心不乱に向き合って描いたのがこちら。
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いやぁ、酷いもんです…

でも、巧くなろうなんて烏滸がましいことは一切考えていませんし、このド下手な絵を『ヘタウマ画風を売りにする芸能人』のように売り出す気もサラサラございません。

己への戒めとして載せたまでです。

あ~、しかし、酷いクオリティ…穴があったら入りたい…(-_-;)




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# by reijiro_kaneko | 2017-10-12 23:45

10月の課題曲

10月の課題曲をまとめてご紹介します。

studio CAST(混乱する方がいらっしゃると思いますので改めて記しますがstudio CASTとは中野スタジオでのコンテンポラリーレッスンのことです)ではこちらの曲で緩急自在に踊って頂きます。最近復活させたフロアワークも引き続きしっかりとマスターして頂きつつ、ジャンプやターンなどもバランスよく配合して、またまたハァハァ息切れのする作品になりそうです。

余談ですが、このLoic Nottetさん、歌手でありながらフランス版芸能人社交ダンス部のような番組でコンテンポラリーを踊らされ、これがプロ顔負けの見事なダンスを踊れる方なのです。下にリンクを貼りました動画でも少しだけ踊っていますが、声に見合わず野性的な力強いダンスを披露してくれています。

『Loic Nottet / Million Eyes』
https://youtu.be/68EnJITH-5Q

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ティップネス・ジャズダンスの課題曲はこちら。

『Randy Crawford / Almaz』
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ご存知の方も多いと思いますが、この曲はバブル末期に放映された『もう誰も愛さない』というドラマの主題歌として使われて有名になりました。ドラマは散々な内容でしたが、この曲の美しく切ないメロディーはそれからずっと心に残り、20数年経ってようやく振り付けをしたいと思えるようになりました。

実はこの曲で来年明け早々にある方々に踊って頂きます。どんな仕上がりになるのかも併せてお楽しみに。

https://youtu.be/n6vlSgaKeG8
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# by reijiro_kaneko | 2017-10-01 12:38

乱読ブーム再来

もう手当たり次第片っ端から読んでいます。『AX』で火が点いた伊坂幸太郎さんの新書と共にAmazonにこれだけの本を発注。

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はい、雑多です(笑)

伊坂さんの本は今日の長距離移動dayのお供に連れ出し、他の本は家でチラチラ読んでいます。

『茶色の朝』、衝撃的でした。

有事を迎えてからでは遅い。平和な世の中で娯楽を享受できる今だからこそ万人がこの本を手に取って『本当にこの平和は真の平和なのだろうか?』と疑問を持ち、もっともっとふくよかな社会にしていくための小さな何かを考えること。

深く考えさせられました。

巻末に丁寧に解説文が載っていますが、そんな解説文など要らないぐらい本編だけで十分伝わるべき社会は実現出来ないのだろうか…と少し哀しくもなりました。

でもそんな『哀しい』という感覚すら邪魔に感じているのも確かです。

『せつない動物図鑑』はとてもユニークでユーモアのある動物図鑑です。他人の不幸を見て自分の幸せや安泰に安堵する人間の心理をうまく利用しています。

『キッカケとしてせつないという感情を持ってくれさえすればもっと動物達が生きやすい世界が実現するかもね』

声高に動物愛護を訴え世界平和を祈念するのではなく、『哀しいよねぇ、切ないよねぇ、でもね、彼等は別に切ないと感じて生きてるんじゃないんですよ、生きるために必死なんですよ、変な同情を寄せる人間の方がよっぽど切ない生き物なんですよ』とサラリと匂わせているところなんぞ、小憎いじゃありませんか。

この本、ベストセラーになっていて、車内広告などでもよく見かけるのですが、果たして読んだ方々が著者の意図をどれだけ理解しているかは謎です。まぁ、でも、動物が苦手だった人達がこの本のお陰で動物に少し興味が湧いただけでも著者にとってはしてやったりだとは思います。

さて、では、伊坂さん読み始めるとします。
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# by reijiro_kaneko | 2017-09-29 11:41

家族旅行2017~伊豆高原~

例年は春から夏のどこかで家族旅行を決行していましたが、今年は父の展覧会の予定などが重なり一度予約を取った宿もキャンセルしなければならず、このままだと数年続いてきた旅行が今年は実現出来ないか…と焦っておりましたが、逆に遅くなったからこそ快適な季節に一家団欒出来るタイミングを得られ、まだまだ一緒に出掛けられる両親の健脚に感謝しつつ今年は伊豆高原を散策して参りました。

当日まで天気予報とにらめっこして、土曜日の傘マークが消えないことを幾度となく心配していた父と対照的に、母は『今まで礼二郎と一緒に出掛けてザァザァ降りのことなんて滅多に無かったでしょ?あの子はとんでもない晴れ男だから大丈夫!』と父を励まし続けていてくれたそうで。
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目的地の一つ、『大室山』に着いた時は遠くの山の頂きは黒雲に覆われ、大室山の山頂までのリフトも強風でギシギシと煽られ、山頂のお鉢巡りもあまりの風の強さに父がまず根を上げ、母もプレゼントしたPatrickの靴のお陰で全然足も痛くないし歩ける!と豪語していたものの、最近めっきり体重も軽くなってしまった身体で歩かせるのは忍びないので、途中で断念して早々に山を降りました。

帰りのリフトは行きとはうって変わって無風、しかも急に晴天。一緒に乗っていた母は『ほら見なさい、貴方の晴れ男パワーはまだ健在ね!』と嬉しそう。
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隣接する『シャボテン公園』は動物好きの両親に喜んで貰える筈と自信を持ってご案内。
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実は両親、僕が生まれる前に此処を訪れているのです。その頃は現在のように動物だらけのテーマパークではなく、その名の通りサボテンを愛でる施設だったそうで、あまりの変わりように終始『あれはここじゃなかったのかなぁ…』と首を傾げながらも、人懐こい動物達に嬉しそうに餌をあげていました。
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僕はと言えばカピバラの一匹とロバの二頭にたいそう気に入られ、カピバラの方は完全熟睡状態に誘い、ロバには身体中舐められ甘噛みされながら恍惚としておりました。
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面白いもので目的を達成し、いざ宿へ向かおうとした瞬間に今まで晴れていた空が一面怪しい雲行きに。宿に着くとまた晴天。そして夜半過ぎには豪雨。翌朝にはこんな美しい空。どうやら僕が活動体勢にあるかどうかが天気を左右するようです(笑)
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少し早めの母の誕生日祝いも宿が用意してくれてしっかりサプライズ成功。

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『いつまでこうして三人で出掛けられるかしらねぇ…』と気弱な母の発言もありましたが、父の米寿のお祝いまではなんとしてでも引きずり出して毎年どこかへ出掛けますので覚悟して!と宣言し、これで僕も当分は年一回の家族旅行のために仕事を頑張る口実が出来ました。どうぞまだまだ長生きしてください。

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最後になりましたが、今回母の足を守ってくれた靴がこちら。

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少し前に同じPatrickのスニーカーを父にもプレゼントしていましたので、今回一家揃ってPatrickで旅行できたのも良い思い出になりました。






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# by reijiro_kaneko | 2017-09-24 17:21

伊坂熱再び

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本日、長距離移動のお供として連れていったこちらの本、一日で読破してしまいました…

久しぶりの伊坂幸太郎さんの著書、正直、最初は文体に拒否反応が出て一ページ読み進むのに相当時間が掛かってしまったのですが、やはりこの方はタダ者ではありませんでした。直ぐにサラサラと読み進ませてくれ、気付けば最後の一文を呆然と見つめている自分がおりました。

同時に頭の中に繰り返し響いている言葉もありました。

前日にふと観始めたアフガニスタンに渡った医師のドキュメンタリーで流れた言葉。

『奴ら(米軍)は私達を殺すために空を飛び、私達は生きるために土を掘る。』

現地の凄惨さを目の当たりにしたその医師は彼等に必要なのはその場しのぎでしかない医療ではなく豊かな水と緑だと判断し医師を辞め用水路建設を買って出る。10数年掛けて荒れ果てた土地は豊かな穀倉地帯となり、住民達は彼が建てたモスクで感謝の祈りを捧げているという。

今朝は再び北朝鮮のミサイルが発射されました。

どうしてこの二日の間に神様は生と死が隣り合わせの題材を立て続けに突き付けるのか…

そういえば今月の振付も皆さんにネタバラシはしていませんが、若干キナ臭い内容を孕んでいます。

『考えろ!』ということなのでしょう。

もう夢見がちに『世界から戦争がなくなりますように。無意味な争いが消えますように。』なんてお祈りしている場合ではありません。

だからと言って声高に反戦を唱えるだけでいいのか?それも否、だと思います。

自分に出来ることは世界平和から見たらハナクソみたいなことしか出来ないでしょう。でも、そのハナクソが大量のハナクソになったら(ごめんなさい、ハナクソ連呼で…)、何かが変わるかもしれません。

そう信じて生きていくことしか僕には出来ません。

『まさかこの本を読んで世界平和のことまで考えてくれるとは少々大袈裟じゃないですか?』と伊坂さんも失笑されるかもしれませんが、貴方の他の著書でもいつも感じていることなんです。貴方は真っ直ぐな愛の人だと。
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# by reijiro_kaneko | 2017-09-16 00:29

恩師を訪ねて~後日談~

ここ数年の中でも色んな意味でダントツなイベントになった水戸訪問。数日掛けて徐々に身体が壊れ、昨日遂に仕事を一本キャンセルさせて頂いて泥のように眠り、今日は久しぶりに爽快な気分で目覚めました。やはり質の良い睡眠は何物にも変え難い大切な要素なのですね。

そして、もう若くはないことを改めて実感いたしました。心は中学生に戻ったけれど、身体は50歳のオヤジ。はしゃぎすぎるとそのツケが数日後に出ることはうすうす感じてはいましたけど、まさかこれほど大変なことになるとは予想出来ずたかをくくっていましたが大きな教訓を得ました。

僕には数人の恩師がいますが、その中でも彼の影響はとても大きかったのだと分かりました。

あまり意識はしていなかったのに、こんなにも人生に影響を与えて下さっていた事実が次々と明らかにされ、会っていた時間もその後も恐ろしい程のスピードで走馬灯が流れ己の原点をまざまざと見せつけられつつ健やかに原因解明しつつ今後の目標が明確に設定された素晴らしい機会でした。

このご恩を僕なりにきちんとお返ししようと火曜日は半日掛けて先生へのプレゼントを用意し宅急便で送りました。
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出来上がりは男性の先生へのプレゼントにしてはだいぶオカシナ様子になってしまいましたが、女子生徒が過半数を占めた部員達からの気持ち、という意味では相応しいかしらんと納得しハートだらけの荷物の蓋を複雑な気持ちで閉じました。

何故、柄にもないハートの緩衝材を選んだのか、宅急便を送った後で腑に落ちました。

きっとあれは僕の中で折り合いを付けられていなかった中学時代への美しい訣別だったのだと思います。何をやっても中途半端で、他人と自信を持って向き合うことが出来ず、自分自身の身体を大切にしてこなかった。恩師はそんなことは何一つ指摘してはくれなかったけれども、彼の優しい眼差しの奥に昔の自分がまざまざと映る鏡を見つけ、指揮棒を振る彼の動きに今の自分のダンススタイルの原点を見つけ、そっと側に佇んでいるだけでも強い影響を与えてしまう教師の在り方を学び、ようやく蒼き時代の幕を閉じられた気がするのです。

悩み多き青春を共にし、今なお触発し合える仲間達にも深い感謝の念が湧き続けています。
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# by reijiro_kaneko | 2017-09-15 06:05

恩師を訪ねて~いざ水戸へ~

ぐずついた天気が続いていましたが、当日は雲ひとつない青空が僕達を祝福してくれました。

都内在住組は上野駅で待ち合わせし、特急『ときわ』で水戸へ向かいます。
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会場はなんとカラオケ店『SHiDAX』のレンタルルーム。
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お歳は召されたけれど、僕達をご指導してくださっていた時のままの先生が目の前にいらっしゃることに全員が胸を熱くしたことは言うまでもありません。
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35年ぶりの校歌斉唱では先生に指揮をお願いし、再会できた喜びを改めて噛み締めました。
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一人一人先生と写真も撮り、完全に中学生にタイムスリップ。
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後日フォトフレームに入れるための集合写真も撮影。
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力強く手を振って先生は帰ってゆかれました。
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もう既に逢いたくなっています。

先生、いつまでもお元気で。
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# by reijiro_kaneko | 2017-09-13 09:44

どの音を聴くか

中学の同窓生達と毎晩のようにLINEでやり取りが続いています。

そのうちの一人にはレッスンの動画を送るのが日課になっています。

彼女とのやり取りで沢山の事実が明らかになってきました。

例えば、僕が曲をどう聴いているか?

中学の吹奏楽部時代、入部当初は吹奏楽の花形であるアルト・サキソフォンに配属され、暫く楽しい日々を送っていたのですが、二つ上のバス・クラリネットの先輩が卒業するにあたり僕にその引き継ぎの役目が回ってきて、アルト・サキソフォンから降格になりました。

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顧問の先生の哲学『楽器の音域に合った声の者がその楽器に相応しい』を今となっては本当にその通りだと尊敬出来るのですが、当時は深い悲しみと挫折感に浸ったまま中学三年間を過ごしました。

美しくカッコいい旋律を吹かせて貰えるアルト・サキソフォンに比べて、バス・クラリネットは名称こそクラリネットと付いていますが実態はチューバやコントラバスのように低音域の和音担当であり、平坦なリズムを産み出す担当なのです。

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細かい音符がこれでもかと並ぶフルートやクラリネットやサキソフォンの楽譜を恨めしそうに眺めながらブッブッブッブッブーーーーーーと黙々と吹くイガグリ頭のチビの中坊。人生で初めての屈辱感を味わいつつも、コンクールの時は全員が一体となって美しいハーモニーを奏でることに心酔していました。

そんないきさつがあり、吹奏楽とは無縁の生業に就いた今も低音部やリズム楽器担当のミュージシャンに対して何とも言えない同情と憐れみの感情が湧いてしまいます。

しかしながら、彼らの絶妙なサポートの巧さを耳にすると憐れみとは逆の畏怖の念すら浮かんできます。縁の下の力持ちがいなかったらどんな華やかな旋律も霞んでしまう、その事実に30数年経って気付きました。

一方で、メロディー担当の楽器や声に対しては異常な厳しい耳で接しているようです。テクニックは勿論、味わいに関しては一刀両断。技巧をひけらかして味わいもへったくれもない演奏に関しては瞬時に耳を閉ざします。サポート陣が上質であればあるほど、花形の音への評価が厳しくなるようです。『どうしてこんなに貴方を輝かせようとしてくれてる人が周りにいるのに、貴方は自分のことしか考えてないの?何も聞こえず何も感じず低質な音楽を量産して稼いでいるミュージシャンは音楽なんて辞めちまえ!』とすら思うこともあります。

まぁ、それもこれも、学生時代のある種のトラウマがあってのこと。こうやって毒吐いてますが、別に本人の前では誹謗中傷などせずに『ほんとに素敵な音ですね、うふふふ』とゴマをする処世術は身につけておりますので、誰も傷つけることはありません。

ええと、こんなことが今日言いたくて聞き始めたのではありません。そろそろ本題へ。

僕の振付を踊って頂いたり観て頂く皆さんから度々『音の取り方が難しい』とか『さらっと踊れるんだけど言われたことを表現することまで行き着かない』などとご指摘を受けます。長年、『え?そうですか?そんなに難しいですか?他の先生方の方がよっぽど複雑な音の取り方をなさっているし、皆さんも他の振付の時はとてもノビノビと表現されていますよね?』と思い続けておりまして、どうしてそうなのか理由が分からず終いでした。

ところがこの数日間の同窓生のやり取りでハタと気が付いたのです。

僕はメロディーだけを聴いて動きを付けていません。逆にリズムだけを聴いて振付を考えることもありません。そこまではどの振付家さんともさほど変わらないと思います。

僕にはどうしてもメロディーとメロディーに並走する和音と低音とリズムが一秒毎に代わる代わる聴こえてしまうのです。

これが非常に曲者らしいのです。しかも、目立つ音ではない音を拾うことが多いので、大抵の人はその直前や直後の派手な音に反応してしまいカウントがズレてしまったり、抑揚がない動きになってしまったりするようなのです。

ですので、どんなに事前に課題曲を聴き込んで予習をしてきた方も実際に踊ると不甲斐ない思いをすることが多々あります。『音が聴こえない!一体あの人はどの音を聞いているの?!』という声が漏れ聞こえてくると『悔しいだろ?切ないだろ?もっともっと耳の穴かっぽじって聴いてみな!それでも多分聴こえてこないだろうけどね…』とほくそ笑んでいます。

本当に意地悪でへそ曲がりで申し訳ありません。でもただ無闇に意地悪な心の狭い人間ではないと自負しています。なるべく多くの皆さんが気づけるようあらゆるヒントをダダ漏れのように絶えず喋ったり見せたりしておりますので、それをどう拾って吸収するかは皆さん次第。面倒臭かったら拾わなくて結構。悔しいんだったらどうぞ痣だらけになって回転レシーブをしてください。

運良く今月の課題曲はそんな要素がいつも以上に幕の内弁当よろしく詰め込まれています。

皆さんがどんな音を発見するのか今から楽しみです。
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# by reijiro_kaneko | 2017-09-01 11:59

緊急告知!

明日のティップネス五反田から振付変わります。
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事前に振付チェックしておかないと不安で仕方がない!という方は是非Instagramの僕のページに動画を載せていますのでご覧下さい。

reijirokaneko

がアカウント名です。

ちなみにティップネスのジャズダンスクラスでは動画にあるような床技もありませんし、振付も幾分シンプルな仕立てにしてございますのでご安心ください。

とは言え、音の取り方がとても大変ではありますので、不安で仕方がない方はAmazonにてこちらのCDをお買い求めくださいね!
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# by reijiro_kaneko | 2017-08-31 02:45

武器を花に

さて、浮気性の僕のせいで月の途中からちょいちょい曲を変えられ、満足に踊り込めないうちに次の曲に突入してしまい、欲求不満が溜まっている方も多いと思いますので、この辺できっちり一月ずつの振付システムに軌道修正したいと思います。

ということで9/1(金)からこちらの曲で1ヶ月完結の振付になります。

Jonnyswim / Take the world

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清々しい、それでいてキュッと胸が痛くなるようなメランコリックな素敵なデュエット曲です。

YouTubeで検索して頂くと、僕の敬愛するスペインのKeone & Mari というご夫婦ダンサーの動画が観られると思いますが、このダンスがとても繊細な振付でいつまでも観ていたいぐらい心地好いのです。闘争心剥き出しのバキバキの硬めの動きが溢れかえっている時代の中で、このようなフワッとカチリと抑制された動きを見せてくれるアーティストがいると心の底から安堵します。

武器には武器を!ではなく、武器を全て花に変える気持ちを全人類に持て!という考え方は所詮無理なのかもしれませんが、そう望む人が遠いスペインに少なくともこのお二人がいる、という事実が少しだけ勇気をくれます。
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# by reijiro_kaneko | 2017-08-21 11:32

五感で観る

興奮冷めやらぬうちに書き記します。

本日、日本一のダンスイベント『Legend Tokyo』を観に行って来ました。

かねがね噂は聞いておりましたが、なかなか劇場に足を運んで観たいとまでは思えず、YouTubeで過去の動画を観て満足していました。

今回は『Plasir Coupable』や『HOTEL』で重要な役を演じてくれている松田鼓童氏が作品を出しているので、こんな機会でもないと一生『Legend Tokyo』には行かないなと判断し、チケットをお願いしていましたが、それすらも忘れていたほどモウロクしておりまして…前々日に鼓童氏から『チケットご用意してありますが、来て頂けますか?』と連絡を貰って慌ててスケジュールを確認。運良く何も予定が入っていなかったので無事に馳せ参じて参りました。

会場は国際フォーラム。
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外観こそ山手線からよく見ていましたが、入館するのは今回が初めて。やたらとデカくてホールに辿り着くまでに意気消沈。開場してからも一時間もあり、どんどんテンションは下降し、いざ始まった時には座席に深く埋もれ不機嫌極まりない5歳児のような状態に。

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松田氏の作品は20組中8番目と事前に聞いていたので、それまでひたすら轟音とこれでもかと出てくる大人数作品の連打に耐え、彼の作品後2作品まで鑑賞し、ちょうど休憩になったのでそそくさと退散しました。

コンクールなので結果を見届けるのが師としての役割かとも思ったのですが、これまでの彼の作品の中でもダントツの逸品だった故、その余韻を他の作品でかき消されたくない気持ちの方が強く、またパワーだけでゴリゴリ押してくるタイプの作品群に本当に疲労困憊してしまったので、申し訳ないとは思いつつ劇場を後にしました。

まだじんわりと彼の作品の残り香が漂っています。

Facebookなどでもよく目にする『スマホに洗脳され街中でもスマホから目を離さず歩いている人達への風刺画』に似た内容の作品。スマホは便利ではあるけれど命よりも大切だと思っている人があまりにも多く、興味本意でスマホのカメラのシャッターを惨事に向かって切る、そんなシーンを僕自身もよくヒヤヒヤしながら見守っています。これでいいのか?画面の向こうの小さな文字や写真だけで知識欲を満たし、カメラのレンズ越しの現実を信じきり、あまりにも視角だけに頼った生活を続けていて、本当に善き人生を送れるのか…

彼の作品はそんな世の中に対して直球で疑問を投げ掛けるものでした。

観ている間中ずっと涙が止まらず、殆ど視覚で彼の作品を観ていませんでした。視覚以外の感覚をフル稼働させて観る、という経験はいつぶりでしょうか…。繊細且つ獰猛なムーブメントが織り成す竜の蛇行と咆哮のような有り様、スマホの光る画面が倒れこんだ人の廻りで蛍のように蠢く様、テーマがテーマだけにそのニュアンスに酔って踊ることは簡単なのに誰1人俺が俺が!というダンサーはおらず全員が松田氏の訴えたいことをノビノビと表現していたムード、それらが本当に皮膚に届き、懐かしい匂いを運び、苦い味を舌に感じさせてくれたのです。

コンクールの審査基準は『心に訴えるエンターテイメントかどうか?』ということらしいですが、何を以て心に訴える作品なのかは受け取る側の感覚でだいぶ変わるものです。ましてや、『エンターテイメント』と付いてしまった日にはやはり『楽しい・カッコいい・迫力満点』な物が称賛されるのがこの世の常というもの。

そんな大会に敢えてあの作品で斬り込んでいった松田氏を僕は誇りに思います。彼はいつでも僕を『師』と呼んでくれますが、僕は彼を『弟子』だと思ったことは一度もなく、それはそういう関係が非常にこそばゆいからであって決して彼を疎ましく感じている訳ではないのですが、今回単純に彼を誇りに思えたということは心のどこかで自分が彼の『師』であることを認められたのかもしれないなぁと思います。

でも今後も彼は『弟子』にはなり得ません。僕を慕ってレッスンに通って下さる多くの皆さんと同様、ポジティブに楽しい関係のまま在り続けたいと思います。

そんなことをグチャグチャ考えながら帰宅し、今朝届いたこちらのCDを再生。

全てのことが腑に落ちる内容であったことは言うまでもありません。
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# by reijiro_kaneko | 2017-08-20 18:08

恩師を訪ねて

前回の記事で少し触れましたが、そんな訳で近々恩師を訪ねて水戸まで行くことになりそうです。

彼は中学時代の吹奏楽部の顧問の先生でした。彼の指導の元、我が部は何代にも渡りコンクールでは必ず金賞を取れる強豪校になり、そんな歴史の中で僕の代だけ唯一金賞を逃し、悲しみに暮れる僕らのために別のコンクールに挑戦する機会を先生が用意して下さり、そこでようやくリベンジを果たせた、という出来の悪い代だったので先生もよく覚えて下さっているようなのです。

散々迷惑を掛け、部長として何一つちゃんとしたことも出来ずに卒業したことが未だに悔やまれ、夢にも時折出てくるぐらいトラウマにもなっている中学時代でしたが、今日同期とあれこれ話していたら僕が思っているほど皆重くは考えていなかったらしく、あっけらかんと『そんなこともあったねぇ』と一笑に付されました。

なんだか救われました。

今、無性に恩師と同期達に逢いたいです。

という訳ですので、急な代行も引き受けませんし、レッスンが終わるとさっさと帰ります。ご容赦ください。
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最後の一枚は何かの理由で休部させられ、傷心の男子部員達を母が宇都宮の大谷観音まで連れていってくれた時のものです。

『スタンド・バイ・ミー』とイメージが被るので合成してみました(^^;
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# by reijiro_kaneko | 2017-08-16 23:03

ハジと気づいただけマシ

帰省のタイミングに合わせたように中学の吹奏楽部の同期から次々に連絡が入り、恩師に逢いに行こう計画が急に持ち上がり、先生にお見せするための当時の写真を実家で探していましたら…
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中学までが僕の黄金期でした。それ以降、暗黒期として伏せておきたい時期が45歳ぐらいまで続きます。実に30年間、本当に自分は何をやってきたんだろう…と恥ずかしいやら両親や周りの皆さんに対して申し訳ないやら、アルバムを捲りながら暗澹たる気持ちになりました。

しかし、どうして、今までこの暗黒期を恥と感じなかったのでしょう…それが一番の不思議です。こんなにもダメっぷりを晒しているのにそれをイケてるとか仕方ねえなぁと容認していた己の感性を呪いました。
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その代わり、中学までは両親の愛にすっかり守られて今見ても可愛らしい。お前はどうしてこのまま真っ直ぐに成長できなかったんだ?!と写真に向かって呟いていたら両親に笑われました。あんなに苦労をかけたのに一笑に伏してしまう二人の寛容さにますます自分が惨めに思えてきました。

惨めな自分を憐れんでいることに酔っていることが本当に心の底から嫌いなのに、まさにその状態にあることに気付き、そんな暇があったらすぐにでも自分を変えよう!と思い直し、せめてもの罪滅ぼしにと毎食二人の好きな食材を料理して喜んで食べて貰っています。

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# by reijiro_kaneko | 2017-08-16 11:32

お盆は映画三昧

先々週のケルトアニメーション映画から立て続けに三本の映画を鑑賞しました。

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アメリカのお馬鹿番組『サタデーナイトライブ』から出てきたラップグループを主役に芸能業界をシニカルに描いた『俺たちポップスター』はただただ無心で愉しく観ることが出来ました。と言いつつ、Seal、Usher、Justin Timberlakeなどの好きなアーティストの皆さんがカメオ出演する度に地味に興奮し、お馬鹿な内容なのに非常に秀逸な楽曲が次々に流れるのでこれまた地味に興奮し、内心大騒ぎで鑑賞していたので見終わってドッと疲れが出ました。

お気に入りの映画館『シネマカリテ』の水槽アレンジがこの『俺たちポップスター』に合わせたディスプレイになっていたので上映までの20分は可愛い金魚を凝視して過ごしました。

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お馬鹿繋がりでもう一作品。

原題『3 idiots』(3馬鹿トリオ、とでも訳しましょうか)、邦題『きっと、うまくいく』は同じ監督の最新作『PK』をやはりシネマカリテで観てファンになり、この『きっと、うまくいく』を大推薦してくれる友人達の言葉に心揺さぶられながらなかなか観る機会に恵まれずにおりましたが、昨日ようやくご対面。

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一言で評するならば『ドタバタお下劣コメディ』なんですけど、それだけでは終わらない深いメッセージが込められた素晴らしい映画でした。

沢山笑って沢山泣きました。

『俺たちポップスター』とも通ずる『童心』をも完全に取り戻せた気がします。

いつも映画やアートを鑑賞していて感じることはこの『童心』を適切に持ち得ている人達は多分に魅力的です。こねくり回した理屈も突き詰めれば深い感銘を与えてくれることもありますが、それよりも単純に『楽しいからやっちゃった!』から生まれるものはストレートに胸を打ちます。

毎年恒例となってしまった梅雨時の体調不良から一転してすっかり元気になった夏真っ盛り、僕は今好きなことに素直に『大好きです』と言いながら生活しています。
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# by reijiro_kaneko | 2017-08-14 11:26

studio CAST のご案内

たまに載せますご案内。定期的に通って下さっている皆様にも不親切なご案内。本当にヤル気があるのか無いのか…そんな主宰ですが何故か長きに渡り継続してレッスンを積んで下さる方々が沢山いらっしゃる不思議なスタジオです。

年末年始に控えている外部振付依頼のスジから問い合わせが相次ぎましたので改めてご案内を載せようと思った次第です。

なお8月9月のお休みは以下の通りです。

8/16(水)
9/23(土)

【studio CAST レギュラークラスのご案内】

◆スケジュール◆
水曜日
13:00~14:00 コンディショニング※要予約
14:00~15:00 ムービングストレッチ
15:00~16:00 バーレッスン
16:00~17:30 コンテンポラリー

19:00~20:00 コンディショニング&ムービングストレッチ
20:00~21:00 バーレッスン
21:00~22:30 コンテンポラリー

土曜日
12:00~13:00 コンディショニング※要予約
13:00~14:00 ムービングストレッチ
14:00~15:00 バーレッスン
15:00~16:30 コンテンポラリー

以上、担当:金子礼二郎

17:00~18:30 ジャイロキネシス
担当:島田真奈、大内秀一
※入会金不要、要予約、¥2,000

◆料金◆
入会金 ¥5,000(26歳以下無料)

●単発受講
コンディショニング・ジャイロキネシス共に ¥2,000(入会金不要・会員非会員共通料金)

ムービングストレッチ¥1,500
バーレッスン¥1,500
コンテンポラリー¥2,000
コンディショニング&ムービングストレッチ(水曜夜のみ)¥1,500

●連続受講
①ムービングストレッチ・バーレッスン続けて受講¥2,000
②バーレッスン・コンテンポラリー続けて受講¥3,000
③コンディショニング&ムービングストレッチ続けて受講¥2,000

◎体験レッスン承ります!※お一人様一回限り

①ムービングストレッチ(コンディショニング&ムービングストレッチ)のみ1クラス受講 ¥1,000
②バーレッスンのみ1クラス受講 ¥1,000
③コンテンポラリーのみ1クラス受講 ¥1,500
④ムービングストレッチ(コンディショニング&ムービングストレッチ)・バーレッスン2クラス続けて受講 ¥1,500
⑤バーレッスン・コンテンポラリー2クラス続けて受講 ¥1,500
⑥ムービングストレッチ(コンディショニング&ムービングストレッチ)・バーレッスン・コンテンポラリー3クラス続けて受講 ¥2,000

◆お問い合わせ・コンディショニングご予約

castcontemporary@yahoo.co.jp


●スタジオわいわいへのアクセス

中野駅南口を出たら左へ。線路沿いの道を新宿方面にしばらく歩きます。
7分ほど歩くと右手に中野ZEROホール、左手にShimachuがある五差路に行き当たります。それまでの道のりで初めての信号です。
信号を渡り、右手にアパート左手に保育園がある急な坂の道を蛇行しながら3分ほど進むと、また信号があり向かいに八百屋さん、左方向にはメルセデスベンツの大きな看板が見えます。
信号を渡りベンツの方向に左折して、ショールームの手前の少し引つ込んだビルの一階がスタジオわいわいです。

住所
中野区中央3-13-10ジョイ林ビル一階
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# by reijiro_kaneko | 2017-08-13 15:07

間もなく激熱振付やってきます!

8/6の池袋代行、不馴れな場所にも関わらず顔見知りのメンバーさんが沢山駆け付けて下さり、いつもと変わらない和気あいあいとしたレッスンが出来ました。本当に感謝です。

常連さんだけで埋め尽くされてしまうのではなく(スクールは99%常連さんでしたが)、池袋店ホームの皆さんも10数名参加して下さったのも嬉しかったです。いつもの先生とやり方がどう違いどう一緒なのか全く推し量ることは出来ませんでしたが皆さん汗びっしょりで笑顔で踊ってくださっていたのでホッとしました。

さて、試し打ちとなったこの振付、好評につき本振付として採用決定です。壮大なリリカルジャズとリズムをしっかり刻むストリート系の動きを使い分け、身体を極限まで使って頂こうと思います。

8/11の新百合ヶ丘・祝日プログラム以降全ての店舗で変更となりますので、どうぞお楽しみに!
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# by reijiro_kaneko | 2017-08-08 11:34

発想の転換part1

皆さんはレッスンの時に動きを与えられてどんな風に覚えていますか?

実に様々な覚え方があると思いますので、皆さん一人一人違う覚え方を全てこちらから提示して全員が納得して覚えられるようにするのは殆ど不可能です。いえ、1ヶ月ぐらい人里離れたお寺などで合宿をすれば可能かもしれません。しかし、たかだか一時間弱のオープンクラスではやはり不可能です。

なので、とても大雑把ではありますが皆さんが比較的覚え易いであろう順序で僕は誘導することにしています。

レッスンが始まる前やエクササイズと振付の間の時間に振付曲を流しておいて耳に馴染ませてもらう→音をかけずにまず動きの順番を見よう見まねで追ってもらう→その動きにカウントをつける→徐々に長く繋げて四小節単位まで進んだら実際に曲に合わせて踊ってみる

こんな感じで進めるようにしています。

しかし、これだけだとなかなかカッコ良く踊ることには繋がりません。何度も何度もこの手順を繰り返して動きに慣れた頃に、どう動くと様になるのかのアドバイスが加わります。

そのアドバイスを踏まえつつ動きの順番に振り回されないで振付を身体に馴染ませていくとダンスの醍醐味に段々近づいていきます。

アップテンポの曲なら『ビートにノッて心がウキウキして踊れる』、センチメンタルなバラードなら『感情をこめてウットリと踊れる』などでしょうか。

この最終目的に少しでも皆さんが労少なくして到達出来るようにありとあらゆる手段を尽くして先生方は導こうとしてくださっているはずです。

しかしながら、先生方と皆さんは血縁関係の無い赤の他人であることが殆どです。見せてくれる動きや注意してくれる言葉が皆さんの心にドンピシャ響いて完全に納得して踊れることなどほぼ皆無に等しいと言っても過言ではないと僕は思います。

いつもなんとなく共感できることを心の中で増幅させて無理矢理ご自分を納得させて動こうとしているのではないでしょうか?

社会性・想像力・過去に経験したことの蓄積などのお陰で皆さんはなんとか楽しく踊れるところまでは行き着いているのです。これは本当に素晴らしいことだと思います。

ただ僕はこのレベルで満足して貰っては困るのでレッスン中もこのblogでも厳しい要求を投げ掛け続けています。

『カウントに合わせて踊れましたよね?でもそれで満足ですか?』『曲に合わせてノッて踊れましたよね?でもそれでほんとにカッコ良いですか?』『切なく表現しながら踊られてましたよね?でもそれは自己満足ではありませんか?』

レベルが高いクラスほど辛辣な疑問を投げ掛けることにしています。そんな程度で満足して欲しくないから。出来ているつもりのダンスは本当に観ていて恥ずかしいものだから。レベルが上がるに従ってダンスだけの問題では収まらず美意識や人間性の問題に発展していくから。

そう思っているのは僕だけではない筈です。どんな先生方も多かれ少なかれこういうことは絶えず考えていらっしゃることだと思います。

後は皆さん次第。

こういう厳しい要求に応えたいのか適当に楽しめればそれでいいのか。

応えたい!と強く望んでいる方にこちらの有難いお言葉集を今日はお見せして〆といたします。なんのことやら全く見当もつかない…という方は次回の解説をお待ち下さい。

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# by reijiro_kaneko | 2017-08-04 21:46

お薦め二選

先日、文明堂銀座本店にお邪魔してきました。
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長崎では後発隊のためさほど老舗感は無いそうですが、こちとら関東の人間なのでカステラと言ったら文明堂と刷り込まれております故、その本店なんてもう女王様に謁見させて頂くレベルの大騒ぎなのですよ。

とまで言っておきながら二階の喫茶でオーダーしたのはこちら。
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はい、紛れもなくカステラではございません。30年ぐらい煮込んだようなハヤシライスを注文。全く甘ったるくなくビターな味わいがとても好みでした。

ちょうどその日の夕刻からとある舞台を拝見しに伺う予定でしたのでちゃんとこちらも購入。ただし、本人は食しておりません(^^;
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この『カンカンベア』という有名なキャラクターのフィギュアが欲しくてヤフオク!でだいぶ前に『カンカンベア5個セット』なるものを落札したほど好きなのです。

店員さんの目を盗んでこの大きい子を略奪を試みましたが、終始ニコニコと店員さんがこちらを見ているので断念…

さて、話変わりまして、本日恵比寿ガーデンシネマにてこちらの映画を観てきました。
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アイルランド映画なんて本当に縁がありませんでしたが、とある筋から情報を得て早速行動に移しました。

あろうことか、導入の楽曲がこの上なく心地好く一瞬ウトウトとしてしまったのです。疲れがピークの木曜日の夕方に観るという選択が間違っていたのかと己を叱責しようとした次の瞬間、パチッと目が覚めそのままエンドロールまですこぶる覚醒したまま観終えました。

美しい映画でした。そして芸術のはしくれに携わる者の一人として大きな励ましを貰いました。

何時もの如く皆さんにお薦めはいたしません。ケルト、バイキング、ケルト紋様、などの言葉にアンテナがピピッと来た方は是非どうぞ!
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# by reijiro_kaneko | 2017-08-03 20:34

代行情報

8/6(日)にティップ・クロス・池袋にて倉本先生の代行を担当させて頂きます。先程お店側と打ち合わせをしていたら成り行き上スクールも代行させて頂くことになりました。『え~一本だけのためにわざわざ池袋まで行きたくな~い!』とガッカリしていた皆様、ガッツリ75分のスクールも入れて頂きましたので是非いらしてくださいね!

16:40~17:40 ジャズダンス60
17:50~19:05 ジャズダンススクール75
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# by reijiro_kaneko | 2017-07-31 11:06

『可動』と『稼働』

久しぶりに身体の使い方について書こうかと思います。

『HOTEL』を創り終え、日常業務に戻るも、以前より皆さんの身体の感覚・使い方・表現の仕方等に細かく目が行き届くようになってしまい、少々困っています。

困っています、という言い方は何だか可笑しいですが、とにかくあっちもこっちも気になっちゃって忙しくて困ってしまうのです。

かと言って、一人一人掴まえてああだこうだアドバイスが出来る時間も無いので以前から行っている『比較的大勢が陥っている症状を声を大にして指摘する』に留めていますが、本当ならお一人ずつ家庭訪問して一時間ずつ面談を行いたいのです。

そんなことは不可能なので、このblogで発信してハッとした方々が自主的に対策を練る、という現象を期待しつつ、あくまでも僕個人のつぶやきのテイで書きますね(笑)

最近あちこちで『撫で肩の先生に習うメリットとデメリット』について述べておりますが、ここでも改めて書いておきます。

ガッチリと広い肩の人に比べて撫で肩の人は肩甲骨の動きが大きいので(あくまでも個人的な主観に基づくものです)、腕全体の稼働範囲が広く上半身の複雑な表現を産み出し易いということがメリットとして挙げられます。『あら?金子先生ったら誤字そのままお使いだわ!指摘して差し上げなきゃ!』と思った方、ご心配なく。『可動』を『稼働』と記したのは僕なりのコダワリなのです。これについては後程説明いたします。

デメリットはガッチリで怒り肩の人にとっては撫で肩の人の腕の動きはとても動きにくい上、肩幅が狭いので俊敏に動かれたり身体の面を急に変えられたりすると動きを追えないこと。また、撫で肩本人も可動範囲が大きすぎて関節のハマリが悪く脱臼癖で悩んでいるケースも多く見受けられます。

さて、先程述べた『稼働』について説明しましょう。『可動』と『稼働』は発音も表記も大変似ていますが内容はだいぶ異なります。『可動』はその字の通り『どのぐらい動ける範囲があるか?』という意味で先天的素質の意味合いが強く、『稼働』は『動くものをどう動かすか?』という後天的な意志や努力を意味すると僕は考えます。

ですので、ダンスを始め身体を動かすジャンルのものには必ずこの『可動』と『稼働』が付いて回ります。

つまり『可動域内を問題なく稼働出来るようにするだけでなく、稼働させながら可動域を広げていく。』ことが必要となります。

うーん、呪文みたいですよね…。簡単に言うと『もともと動ける範囲をストレス無く動かすことは元より、更にパフォーマンスを上げるために様々な筋肉や関節を共同作業させつつ動ける範囲を増やす。』でしょうか。

長年色んな方を見てきて思うことは、『可動域だけを考えている人は怪我をしやすいし、表現もありきたり』です。もしかすると『可動域』という概念すら持っていないかもしれません。

対して、『稼働させる』ことを常に習慣化させている人の動きは観ていてとても伝わってくるものがあるし、何よりも目障りではなくモーツァルトの音楽のように滑らかで心地好い感覚を味わえます。

そして、面白いことに可動域が広い人よりも寧ろ身体が硬いのに一生懸命稼働させようと努力している人の動きには無条件に胸を打たれることが多々あります。

勿論、表現の幅が広がりますので可動域が広い方が武器にはなるのです。しかし、与えられた条件に甘えて機械的に身体を動かしている人は観客を一瞬驚かせることは出来ても長く惹き付けておくことは難しい、と僕は考えます。

可動域はたやすくは変わりません。しかし、『どう動かしたら滑らかな動きになるんだろう?』『どう動かせば残像感のある動きになるんだろう?』と考え、観察し、試行錯誤しながらありとあらゆるパーツを稼働させる努力をすることが、結果として可動域を向上させることに繋がる可能性があります。

硬いとお嘆きのあなた、思うように動けないと凹んでいるあなた、まだまだ諦めないでください。未来は薔薇色ですよ!

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# by reijiro_kaneko | 2017-07-28 16:45

アルチンボルド展

ようやく訪れることが出来ました。

『アルチンボルド展』
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先日の『ミケランジェロ×ダ・ヴィンチ展』に続き、ルネサンス期のアートを続けて鑑賞出来たことは何か意味があるのもしれません。

お恥ずかしながらこの歳になるまで全く美術には関心がなく、史実や人物の名前は知っていても本当に漠然とした知識でしかなく、時代考証もバラバラに理解していたのでこんなに情報が大量に流れ込んでくると正直思考が停止します。それでも貪欲にあれこれ観たいと思ってしまうのならば欲求が消えないうちに乱暴にでもいいからアートに触れる機会を増やそうと思っています。

この数年、だいぶ雑食に展覧会に足を運びました。その中でも『ジャコメッティ展』とこの『アルチンボルド展』はとても触発される素晴らしい機会でした。初めて彼らの生の彫刻や油彩を観るのに何故か懐かしく感じる、この感覚はきっと幼少期の少し変わった絵本達のお陰かもしれません。全く縁が無かったらわざわざ足を運ぼうなどと思わなかったでしょうから。

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グロテスクだし肖像画にしてはあまりにも歪曲されすぎているし『綺麗』という概念とはだいぶ遠い作品の数々を食い入るように鑑賞し、何故か涙が溢れ、素直に『好き』という感覚が充満し、この上ない陶酔感に浸れました。

あ、そうそう、アルチンボルドの絵のような似顔絵を作ってくれるコーナーがありまして、行列が苦手な僕もうっかりやってしまいました(^^;
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『HOTEL』でダンディ役を演じて下さったH氏が手掛けた『Rodin』という作品の核となった『地獄の門』と『考える人』の彫刻が、アルチンボルド展の会場となった国立西洋美術館の前庭にあるという事実も最近知りまして、それらを実際に観るのも今回の展覧会の目的の一つでしたが、これも無事に達成。

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ごく近しい関係者の肉親の訃報があり、正直心は曇天状態が続いていましたが、今日はアルチンボルドとロダンのお陰で穏やかになれました。

『芸術は世界を救う』、少しだけこの言葉を信用してもいいかな…と思えたひとときでした。
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# by reijiro_kaneko | 2017-07-27 20:04

studio CAST 8~9月のレッスン連絡

少々先の事ですがご案内いたします。

8月・9月のstudio CASTのレッスンは以下の日時がお休みとなります。ご了承下さい。

8/16(水)
9/23(土・祝)

なお、最近スタジオに忘れ物をされる方々がとても増えておりますので、皆様、お帰りの際にしっかりと持ち物をご確認の上スタジオを後にされますよう宜しくお願いいたします。じゃないとこういう現場の人がイチャモンつけに来ますので(笑)

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# by reijiro_kaneko | 2017-07-25 11:08

京橋散策

京橋といえばPatrick銀座店、ぐらいの所縁の無さの土地でしたが、今日は長らくレッスンに通って下さっているKさんの旦那様の水彩画個展があるということで少しだけ京橋に馴染むことが出来ました。

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旦那様の解説を聞きながら水彩画にも色々あるらしいことを今日初めて知り、淡い色合いにうっとりと見入り、本当なら作品全部写真に収めたかったけれど売り物でもあるのでグッと我慢して二枚だけ撮らせて頂きました。
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帰り道、この看板に惹かれてふと立ち寄ったギャラリーでこれまた至福のひとときを過ごせました。
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焼き物に関しても非常に興味を持ちながら未だ手がかりが掴めておりません。でも、もしかするとこの出会いが『老後の趣味は陶芸』の目標に一歩近づくご縁なのかもしれないなと作品を鑑賞しながら感じていました。

幸運にも作者がギャラリーにいらっしゃり、細やかに説明をして下さったので漠然としていた陶芸へのイメージが少しずつ鮮明になり、自分に合う道もここから繋がっているのかもしれないと思いました。
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この手前のお皿、写真ではどうしても緑が強く出てしまうのですが、実際に見ると絶妙な淡いコバルトブルーなのです。作者に聞いてみたところ、陶器で青を特徴としているのは中国の青磁や伊万里焼ぐらい。それもかなり深い青が多いとのことで、こんな軽妙な青はなかなか出にくいそうなのです。
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普段は新潟の柏崎に窯を構えるこの方の元へ訪れてみたくなりました。

『重厚に見えるけれども実際に持ってみると驚くほど軽く薄い』

ふくよかな体つきに似合わぬ優しく軽やかな語り口、作者と作品がこんなにも整合していることにも深く感銘を受けました。

アルチンボルドに辿り着く前にまた一つ素敵な出会い。このご縁に感謝します。
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# by reijiro_kaneko | 2017-07-22 14:06

初◯◯

昨日から初めて◯◯をする、が続いています。

まずは、詳しくは申し上げられないのですが、初めて特殊な車に乗りました。そして世の中の理不尽さを改めて痛感しました。

次に、この数年ほぼ趣味と言っても過言ではない靴集めに関してです。Patrickが大のお気に入りなのはここでも度々言及しているので皆さんご存知かと思いますが、興味はあるけど何故か手を出せなかったオニツカタイガーというブランドのスニーカーをようやく入手しました。

オニツカタイガーならやっぱりコレだよね!と通の方は仰るであろうこういうモデル達
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しかし、僕にとっての初オニツカタイガーは邪道とも言えるこちら。
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他ブランドとのコラボで、しかもギラッギラのシルバー。街を歩いているととても視線を感じます。

見た目は派手ですが、これが本当に履きやすく足が全く痛くなりません。高級ブランドのこういうシャイニースニーカーだとこうはいきません。カッコいいけど足には非常に過酷。そんな見た目だけのカッコ良さにウン万円も払うのは馬鹿馬鹿しいので、僕はあろうことか中古通販アプリ『メルカリ』でこのスニーカーを格安にて入手しました。なんとお買い物上手なんでしょう。

初◯◯の最後はこちら。
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伊丹十三監督作品はおそらく何一つ拝見していませんし、著書に至っては存在すら存じ上げなかったほどなのに、とある雑誌にこのエッセイ集が紹介されているのを見て突然興味が湧きました。表紙の絵がいつも公演のメインビジュアルを描いてくれている中嶋女史の絵のタッチと似ていたのも興味をそそられた理由の一つかもしれません。

そんな訳で今日は、昨日の不条理を反芻しつつ時折足元に目を落としては靴の眩しさにクラ~ッとしながら伊丹さんをつらつらと読みつつ長距離移動dayを満喫しています。
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# by reijiro_kaneko | 2017-07-21 15:10

心を鎮めてくれるもの

今朝は少々大変なことがありまして、あわや急遽代行を立てなくてはならない事態だったのですが、なんとかクラスを遂行することが出来、ホッとしたまでは良かったのです。

しかし、理由もなく途中から心の中ににわかに暗雲が立ち込め始め…

結果、参加して下さった皆様には試練のクラスとなってしまいました。本当に申し訳なく思います。僕はまだまだ未熟者です。数時間前のハプニングなど関係なくきちんと仕事をこなせるようにならないと、と改めて己に課題を課しました。

このまま家に直帰するのも悔しいので大好きな美術館『三菱一号館美術館』へ。

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ルネサンスのヒーロー、ダ・ヴィンチとミケランジェロを対比させるという画期的な展覧会なので見逃すわけにはいかないと思っておりました。

素描がメインなのでとても質素で端正な内容でしたが、それがかえって荒れた心をすっと鎮めてくれ、壁に書かれた巨匠達の名言には思わず唸らされ、両者がしたためた手紙や設計図をうっとり眺め、数時間前の出来事は嘘のように頭から消えていきました。
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圧巻は最後の展示。

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ミケランジェロの手によるキリスト像。顔に大理石の模様が浮かび上がって痣のようになってしまったが故に製作を放棄した、という曰く付きの像です。

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この像をじっと眺めながら、『己の美意識を曲げることなく真摯に邁進し、それを丁寧に周りに伝えよう』と考えている自分がいました。

たやすく理解してもらえなくて当然。と考えれば伝わらなくても心が荒れることは無くなります。それをどうして分かって貰えないのか?と自分の中の基準でゴリ押しするだけでは何も産まれません。

そんなことをミケランジェロに教えてもらった気がします。

ダ・ヴィンチの人間の本質をグロテスクなまでに掘り下げ、ミケランジェロの人間を神格化しあくなき美を探求した姿勢、どちらにもあまりにも大きな啓発を受け満ち足りた気持ちで帰宅。

ジャコメッティ、ダ・ヴィンチ×ミケランジェロ、と見続けてきて、来週にはアルチンボルドへと到達します。芸術の夏、いいものですね。
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# by reijiro_kaneko | 2017-07-20 19:12

新作ラッシュです

大橋トリオに酔いしれた数週間も光陰矢のごとく過ぎ去り、本日の水曜studio CASTのレッスンを以て終了。明日からはJanetとJohn Boutte祭となります。

大橋トリオで皆さんに要求した『丁寧に動きを紡ぐ』『感情を入れて踊る』はひとまず卒業して、今後は『リズムに敏感になる』『緩急自在に身体を使う』『速い動きをちょろまかさない』が大きなテーマです。

7/17の海の日祝日レッスンにてJanetのSloloveをお試しして頂きました。本当に速いし動きが細かいので慣れるまでが大変なのですが、そこは金子さんの持ち前の『なんだか分からないけどフェスティバル!イエーイ!』煽りとリードでぐちゃぐちゃだろうが何とか最後まで引っ張って出来てる気分にさせるマジックをかけるのでそれなりに楽しいし膨大な量の汗をかけること間違いなし、です。

また、7/18の8ppy.さくらさんワークショップにてJohn BoutteのDidn't it rainをお試しして頂きました。こちらも前半こそゆったりとした動きで曲に酔いしれながら踊れるのですが、後半はテクニックの嵐になっていくので皆さんアワアワしながらもやはりそこは金子マジックでとんでもなく脱落者は出さないリードをしましたので、皆さんある程度の達成感を味わいつつ帰路に着けたようです。

さて、本題はここからです。

『HOTEL』を期に旧金子は死にました。面白可笑しく色んな喩えを用いて分かりやすく説明し、あくまでも趣味のダンスなのですから楽しくなきゃ意味がない、がポリシーだった金子はもうあちらの世界に逝ってしまったのです。

お気付きの方もチラホラいらっしゃるとは思いますが、最近の僕は素晴らしい諸先輩の厳しい先生方の頻繁に用いる用語をよく使っています。

『引き上げて!』『もっと遠くの空気を掴んで!』『全部コアから動きを導き出して!』『やってるつもりが一番ダメ!もっと鏡を見て客観的に自分の動きを観察して!』などなど。

以前ならそんな抽象的なことを言っても通じないだろうなと分かっていたので敢えて使用を控えていましたが、皆さんの中に次第に観察力や貪欲さが芽生えてきているのを見てようやく普通のダンスクラスに転換出来ると判断してのことです。

相変わらず楽しく分かりやすい喩えは頻繁に提示します。ですので、それだけを楽しみに『参加することに意義がある』受講の仕方をされてもOKです。

『あ~また何か面白いこと言ってるね。でも私はそこじゃなくてさっき見せてくれた見本を目の奥に焼き付けて、鏡の中の自分をしっかり観察しながらどこがどう違うのか明確にしていくことに全勢力を注ぎ込むんだもん!』と目標を立てて頂いてもOK。

そんな感じで入学するのは簡単なのに卒業するのは至難の業の海外の大学のようなレッスンをしていきたいと考えております。

ほんとに皆さん、大変な先生と知り合ってしまいましたね…(-_-;)

勘違いなさらないで頂きたいのですが、僕は皆さんの気持ちを折るつもりは毛頭ございません。寧ろ大好きなダンスを通じてより充実した日常生活を送って頂けたらなぁと応援しているのです。

その応援の仕方に一癖あるので、人によっては気持ちを折られてしまうかもしれません。でもいつか理解して頂けたらなぁと願っています。

その証拠に今回、ジャズもコンテもとても明るい題材を選びました。メソメソも傷を労ったりも全くしません。とにかく明るく前向きにカッコ良く踊って頂けるように本気でレッスンします。

ですので。

かかってこいや~!(高田先生風にw)
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# by reijiro_kaneko | 2017-07-20 00:34

ジャコメッティ展

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ジャコメッティ展、予告通り行って参りました。

『彫刻?よく分かんないし、退屈…』と信じて50年生きてきた初老の男が目をキラキラさせて見入ってきました。

極限まで削ぎ落とされ、男性か女性かも分からない細長い彫刻たちにどうしてこれほどまでに惹かれるか理由は定かではありませんが、とにかく楽しく心地好く鑑賞。

写真撮影OKの一角があり、ここぞとばかりにパシャパシャ撮りまくり、コラボまでしてきました(笑)
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ミュージアムショップで衝撃的な商品にも遭遇。
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『ジャコメッティー』はまだ許せますが、『ジャコリントウ』はいかがなものか…(-_-;)

まあこれを機にジャコメッティを知らなかった人が慣れ親しむには良いアイデアかもしれませんが、きっとその方は『アルベルト・ジャコリントウ』が本名だと刷り込まれてしまうに違いありません。なんということでしょう…

9/4までの会期ですので皆様どうぞ足を運んでみてはいかがでしょう?そして是非『ジャコリントウ』をお買い求め頂き、味の感想をお寄せくだされば幸いです。
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# by reijiro_kaneko | 2017-07-13 18:37



ダンサー兼インストラクター『金子礼二郎』が気ままに呟いています。
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