【礼二郎のつぶやき】

喧嘩上等

僕の舞台になくてはならないもの、それはやはり信頼の置けるダンサーの皆さんであり、心をそっと動かす音の数々であり、それらを包み込んでくれるハイセンスな照明であり、陰でそっと見守ってくれる舞台監督であり、フライヤーやパンフレットの絵やデザインを描いてくれる才能豊かな面々であり、当日お客様を優雅にご案内してくれるお手伝いの皆さんであり…

どれが一つ欠けても成立しない大切な要素です。

その中でも異色な要素が衣装です。

普通のダンス公演だったら、ダンサーの動きや存在感を邪魔しないシンプルな衣装が常套句だと思いますし、奇抜なデザインのものがあったとしても言い方は悪いですが身内受けに終始してしまいがち。

かく言う僕もこの人に出会っていなかったら何も知らずしてそれこそ衣装をファストファッションで間に合わせて悦に入っていたかもしれません。今考えるとゾッとしますが。

studio CASTの本公演には第1回から第3回まで関わってくれて、途中彼が超多忙になってしまったため二回ほどお休みし、昨年の第6回公演『Hotel』から復帰しその絢爛豪華な世界観を存分に発揮して貰いました。

彼の素晴らしいところは『ダンサーに喧嘩を売る』ということなのです。

決して動きにくい訳ではないのですが、彼の衣装を着こなし捌くためにはダンス以外の技量が求められます。それは『所作』であったり『時代考証を理解する』であったり『衣装を衣装として着ない』感覚であったり『自らの身体を衣装に合わせるセンスと努力』だったり。

ダンスの世界だけに生きていると、いかに肉体表現を極めるか?いかに感情表現を追求するか?いかにセンスの良い振付を施すか?ばかりに思考が向いてしまい、外界からどんどん引き隠り、結果一般の方々と疎遠になってしまいがちです。『映画は気軽に観れるけど、舞台、特にダンス、とりわけコンテンポラリーダンスなんてわざわざお金を払って観たいと思わない。』それが世間の多くの声です。

『そんなんだから日本の文化レベルがいつまで経っても上がらねえんだよ。勉強しろっつうの。』という声をダンサー仲間から聞くこともあります。でもそれで良いんでしょうか?

確かに今回のようなベル・エポックの時代のお話を題材に取り上げた作品を上演するとなると、当時の文献を読み漁りその時代を再現した映画を鑑賞し徹底的に勉強しなければ時代考証のつじつまが合わなくなる。平行して振付作業も進めるので頭も身体も大混乱。本当に面倒でしかないのです。

しかし、それを『面倒』と思ってしまったら表現者として片手落ちの怠惰な人間に堕ちてしまいます。僕はそんな人間には絶対になりたくない。

今回も大赤字です。でも拘るだけ拘ります。それでお客様が豊かな時間を過ごして頂けるならこの身が滅びようとも後悔はありません。

誤解なきよう申し添えますが、僕は『民衆の元に降りて行く』つもりなど毛頭ありません。しかし、『高い所から啓蒙する』つもりも微塵もありません。

ありとあらゆる素材をブレンドし、皆様がお好きなように解釈し、『あぁ、生きてて良かった!』と思える舞台を創ることに専念しているだけです。

最後になってしまいますが、僕に豊かな人生を取り戻させてくれたこの方をご紹介します。


[PR]
# by reijiro_kaneko | 2018-05-27 11:01

完売御礼m(__)m

お陰様で本日前売りチケットは完売いたしました。
a0052916_16405804.jpg


当初の目標でした『本番一ヶ月前完売!』から少し遅れはしたものの、本番三週間前にソールドアウトという長年の夢を実現出来たので、これで心置きなく演出に専念できます。

今後のチケットご予約に関しましては、キャンセル待ち・先着順の条件付きご予約システムに移行いたします。現在若干名お仕事やご家庭のご都合でキャンセルされるお客様が出ています。あと三週間ありますのでまだ動きがあるかと思います。お申し込み先着順でキャンセルが出次第ご連絡を差し上げる、という形でご了承頂ける方はどうぞご連絡お待ちしております。

キャンセル待ち受付メールアドレス↓

castcontemporary@yahoo.co.jp

昨日、劇場ロビーを下見に行って来ました。物販を充実させる今回の公演ではロビー周りも重要な演出効果のひとつ。あちこち計測し、何をどこに置くか首脳会議をしました。
a0052916_16364325.jpg


物販の内容は、『Hotel』DVD、フライヤーのイラストがプリントされたTシャツ、そして衣装担当のDie-co★のオリジナルブランド『Die-co★couture』から新作アイテムを数点。

上演前・終演後、是非お手に取ってご覧ください。数に限りがあるのでありますので『イイね!』と思ったら即お買い求め頂くことをお勧めいたします。

首脳会議の後はもうひとつの極秘打ち合わせへ。

昨年、『Hotel』の受付統括をお願いし、その完璧な仕事ぶりに惚れ込んで今回も同じお仕事をお願いしている、パフォーマンスユニット・majimeito(マジメイト)のリーダーでもある大槻さんとDie-co★の3人で真剣に話し合いました。

と言いつつ、終始和気あいあいを越えて軽く宴会状態に。本当に心から楽しく豊かな時間を過ごすことが出来ました。彼女の話を聞き出す才能には脱帽です。下手なテレビ局のインタビュアーなんかよりよっぽど素晴らしいです。でもね、本職にはして欲しくない。今のままの大槻さんで居てね、とエールなんだかよく分からない言葉をかけました。

この打ち合わせの模様は後日もしかすると皆様のお茶の間でご覧頂けるかもしれません。どうぞ淡い期待を持ち続けてください(笑)

最後になりますが、大槻さんがこんな嬉しいことを仰ってくださいました。

『礼二郎さんの創る世界は、コンテンポラリーと謳ってはいますが全く小難しくて理解できない物でもないし眠くなってしまう物でもありません。ダンスや舞台に興味のない方々が観ても楽しめる珍しい舞台だと思います。何が楽しいのかは上手く説明が出来ませんが、とにかく訳が分からないままにいつの間にか楽しんでしまう舞台です。』
a0052916_16371040.jpg
a0052916_16371073.jpg

[PR]
# by reijiro_kaneko | 2018-05-25 16:35

アマルコルド

a0052916_21493362.jpg

フェリーニ、という人を僕はあまり知りません。独特の映画を何本も撮ったイタリア人映画監督、ぐらいの認識しかありません。

何故、今、彼の後期作品『アマルコルド』を観ようと思ったのか。特に興味がある作品でもないのに何故吸い寄せられるようにこの映画のBlu-rayを取り寄せたのか。

やはり、見えざる手の仕業としか言い様がありません。

観終わって呆然としています。

欠けていたピースがまた一つ埋まりました。

映画の感想?そんなものは語りたくありません。万人のお茶の間でウケる映画でもありませんし、映画オタクの皆さんの中で絶讚・酷評真っ二つに分かれてやいのやいの言ってるのも白けた目で見てしまいます。

映画も舞台も絵画も、明確な感想が出てくるものは所詮娯楽の域を抜け出ないものだと思います。言葉を失わせてこそ、不明瞭ながら腹立たしく腑に落ちる何かを感じさせてこそ、芸術だと思い知らされた、とだけお伝えしておきましょう。

烏滸がましくて、僕もそこを目指している、などとは口が割けても言えませんが、単なる娯楽作品には絶対にしたくないという強い気持ちはずっと抱いています。だからと言って誰も理解が出来ない作品を創り上げて鼻高々にもなりたくありません。

ただひとつ言えることは、この作品で皆さんを泣かせようなどとは全く考えていない。むしろ、ふと肩の荷が降りて微笑んで帰路に着いて頂けたら、それだけを考えて最後の演出に取り掛かっています。

本日、音楽の編集作業に立ち会ってきました。去年の『Hotel』に引き続き音響スタッフを引き受けて下さったKさんにどんな舞台か説明し、いざ編集に取り掛かってみると以前はただ並べていただけの音楽達がみるみる息づき色彩豊かになっていく様を目の前で見せられ、ここでもまた欠けていたピースが音を立てて嵌まりました。

彼の言葉がまだ頭の中で鳴り響いています。

『悲劇を創るならちゃんと悲劇を創ってくださいね。上澄みだけを掬って創ると安い涙は簡単に引き出せます。でもきちんと創られた悲劇は逆に爽快ですから。』



[PR]
# by reijiro_kaneko | 2018-05-22 21:23

腹括りました

a0052916_00565924.jpg

本日もリハーサル。

まだ埋まっていない箇所がチラホラと。

細かい事は後回しにして、とにかく繋がってない部分を大雑把に繋げ、無理矢理全部を通してみました。

去年の『Hotel』でも感じたことですが、自分は一体なにを創っているのか全く分かりません。ただ、自分がこれまでに見聞きしてグッときたものの集大成がそこに在ります。

『グランド・ブダペスト・ホテル』のウェス・アンダーソン監督の世界観、Netherland Dance Theaterの流麗な動き、ヴィスコンティの退廃感、伊坂幸太郎の不条理。そんなエッセンスが今は雑然とした物置のような状態で詰め込まれています。

ここからどうしたものか…

迷いながら帰宅し、無意識に『Hotel』を全編鑑賞。

やはり、創りたいものは同じなんだとようやく分かりました。

載せた写真のパートはゲストの皆さんに課したほぼダンスではない箇所。でも、こういうことにキラキラとした目で臨んで下さることが本当に嬉しいし楽しいのです。

もう、迷いはありません。

皆様、16日13:00以外の回はまだ余裕が御座います。是非ご家族ご友人ご親戚お知り合いお誘い合わせの上、チケットご所望くださいませ!
[PR]
# by reijiro_kaneko | 2018-05-21 00:56

遺稿

a0052916_07193427.jpg

a0052916_07193479.jpg


毎度お騒がせ失礼いたします。

僕の手元にあるチケットが全て無くなりました。出演者全体の集計の結果、16日13:00の回はソールドアウトとなりました。このままの勢いで行くと現状では間もなく全回ソールドアウトとなりそうです。

現時点でご都合がハッキリしている方は早めにお知らせください。

チラチラと匂わせておりましたが、明確にお知らせいたします。この【Plaisir Coupable】という作品を持ちまして、90分もの長編大作は遺稿とさせて頂きます。今後、ここまでの大河ドラマは創りません。何故ならこの作品で僕の真髄は全て出し切ってしまいましたので。

今後は長くても60分、それ以下の短編は量産するとは思いますが、長編は今回で見納めです。

皆様どうぞ最後の子供達を見守ってやってください。
[PR]
# by reijiro_kaneko | 2018-05-15 07:18

気付き

昨日のリハーサルは衣装のフィッティングがあったため、いつもよりガッツリ踊る時間は少なくなり、その代わりにメンバー各自が自分も含めて皆がどんな衣装になるのか段々見えてきて世界観を共有して貰うという意味では貴重な時間になりました。加えてシーンとシーンの間を繋ぐ新たな場面を振り付けしている現場を残りのメンバーが観察することで、より理解が深まったのではないでしょうか。

リハーサル終了後、【Plaisir Coupable】の初演女性メンバー3人と今回も主役を演じてくれる旧友と呑みに行きました。そこで本当に貴重な素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。

それぞれがどんな想いでこの作品と向き合って下さっているのか、これから必要なことは何か、男とは?女とは?

ざっくばらんに話すその中にダンスや舞台に対する真摯な気持ちが溢れ、共演者に対する限りない愛情を惜し気もなく晒し、カラカラと笑い合う彼女達を見ていて、この人達にオファーをさせて頂いたことを改めて感謝しつつまた一つ好きになりました。

と同時に、自分のこの呑みの席に残念ながら参加できなかった他のメンバーに対する信頼感と愛情にも大きな変化が訪れていることにも気付きました。他人を容易に信頼せず一匹狼で突き進んできた僕ですが、ここに来てようやく人並みの愛情表現が出来るようになったかと半ば呆れながら、そこへ導いてくれる人達が周りに居てくれることに深い感謝の気持ちがこんこんと涌き出てきます。

頭の中の蝉時雨も止みました。今はとても穏やかで静かな気持ちです。

明日は大切なメイド達の自主練にこっそりお邪魔して、思いの丈をぶつけてこようと思います。彼女達ならきっと僕の本気を受け止めてくれるはずだから。


[PR]
# by reijiro_kaneko | 2018-05-14 10:09

チケット残り僅かです

またまた宣伝失礼します。

本番まで残すところ1ヶ月となり、リハーサルも両手で数えられるぐらいしか行うことが出来ず、いよいよ仕上げの時期になってきました。

今回も一体自分は何を創っているのか、毎日模索し続けています。ポッと光明が灯ることもあれば、深い霧が立ち込めることもあります。

昨日51歳の誕生日を迎え、タイミング良く届いた『グランド・フィナーレ』を二年ぶりに鑑賞し、光明どころか一気に視界が開けて自身の作品の全容が見渡せた瞬間に何故かとてつもなく寂しい感情が押し寄せてきて項垂れてしまいました。心配したパートナーがデニーズに連れ出してくれましたが、まぁ、いつものことなので食後少し回復した僕を見てほっとしてはいたようです。

この寂しさは、作品を創り終えいざ上演に向かう時の寂しさと似ています。我が子が独立し独り暮らしをするその背中を見守る親の気持ち、とでも言いましょうか…

まだまだやらなければいけないことは山積みなんです。でも、やらなければいけないことが全て見えているので、長らく張り詰めてきた気持ちがふと弛んでしまったようです。

凄いものが出来上がりつつあります。これを創り終えたら今後暫くは大作は創らない、いえ、創れないほど満足するものが完成しつつあります。

ですので、この機会をお見逃しになるとここまで濃厚で純粋な金子礼二郎ワールドは暫くご覧頂けません。

出演者全体で見るとまだチケットは余裕がありますが、僕がかかえているチケットはどの回も残り一桁台となってきました。

お急ぎください。

castcontemporary@yahoo.co.jp

a0052916_09183253.jpg

a0052916_09183244.jpg



[PR]
# by reijiro_kaneko | 2018-05-11 09:02

51歳になりました

本日、めでたいのかそうでもないのか分かりませんが無事に51歳の誕生日を迎えることが出来ました。

普通に朝起きて、普通に仕事をして、普通に公園で鳩に餌をやって、普通に回転寿司で少しだけ食べて、普通に昼寝をし、尋常ではない精神状態で『グランド・フィナーレ』をDVDで鑑賞し、普通にデニーズで夜食を食べています。

普通な一日を過ごしましたが、とても沢山の事を考えました。人生について。ダンスについて。身体について。鳩の習性について。

今日のニーチェの言葉は『人生を楽しめ!』でした。あっけらかんと楽しむ境地に至るには程遠いですが、煎餅の粉を撒いた瞬間に急に距離を詰めてくる鳩たちと語らうぐらいの心の余裕はあります。

なんだか『鳩大好きおじさん』みたいな日記になってしまいましたが、こうやって平和に誕生日を迎えられたこと、感謝です。
a0052916_00472628.jpg


[PR]
# by reijiro_kaneko | 2018-05-11 00:13

蝉時雨

怒涛のGWが終わりました。

木曜日から連日リハーサルを組み、荒っぽいけれど一曲だけ残して全てのシーンに着手まで漕ぎ着けました。

頭の中の蝉時雨は徐々に酷くなっているし、痛めている足首が遂に両足になってしまうし、何かを聞かれてパッと答えられない愚鈍な脳になってしまっていますが、何とか生きています。

これまで書き留めてきた振付ノートは最早出版出来るレベルまで分厚くなり、演者に要求する手直し文章は軽いエッセイみたいになっちゃってます。

いよいよ明日、このPlaisir Coupableという作品の心臓部のシーンに着手します。男性だけによる集団コンタクトシーンとなる予定です。これまで事前に細かく振付をノートに書いてリハーサルに臨んでいましたが、このシーンだけはおおまかな流れのみ書いておけば現場で楽しくわいわい言いながらいつの間にか出来上がってしまう確信に似た予感があります。

公演1ヶ月前に全てを完成させるという目論見が現実化しつつあるこの状況で俄に鑑賞意欲が沸々と沸いていて、先ほどDVDをAmazonで三枚注文。

もう既に手直しが決まっているシーンに更に容赦なく緻密な演出を掛けるために必要な欲求なのでしょう。

オフの今日一日もそんな訳で頭の中の蝉時雨は大合唱となる予定ですが、本当に幸せです。
a0052916_09353701.jpg


[PR]
# by reijiro_kaneko | 2018-05-08 09:21

5月のstudio CASTは

5月のstudio CASTの課題曲はこちら。

2011年上演の【Village】をご覧になった皆様はご存知かもしれませんが、この作品の中で男性メンバーだけによるナンバーとしてこの曲を使用しました。当時はこの曲のエレガントながら野性的なイメージをそのまま再現し、かなり演歌調な分かりやすいコンテンポラリー・ピースとなりました。

しかし、時が経ち自分の中の何かが移り変わり、改めて【Village】のこの曲のナンバーを観てみると恥ずかしくて仕方ありません。

同じ事をやり続け極めていくのが美学とする人がいる一方で、僕は常に進化していたい部類の人間ですので7年前と同じ事はしたくありません。

今回上演いたします【Plaisir Coupable】の中で、あるメンバーに僕の動きを殆ど口移しレベルで伝えておりまして、そこで用いているボキャブラリーを是非スタジオに通って下さっている皆さんにもお伝えしたいと思い、7年前の曲に今の僕の思いと動きを乗せてレッスンをさせて頂きます。

明日から5月のレッスンが始まります。
どうぞ皆さん、奮ってご参加ください!
a0052916_22382543.jpg


[PR]
# by reijiro_kaneko | 2018-05-04 22:28

後半戦に向けて

GWの谷間、祝日レッスンを終えた足で実家に一泊し兄の墓参りや断捨離を手伝うつもりでいたら何故か上野の精養軒でランチをしようということになり。
a0052916_06565966.jpg

a0052916_06570029.jpg


どうやら一足早い僕の誕生日祝いだったようです。

あちこちガタが来てるけどまだまだ元気でいて欲しいから息子はワガママ放題させて貰います。少し心配させるぐらいじゃないとメッキリ老け込んでしまうから。

でもそれだけだと本当に心労で参ってしまうから感謝の記しも用意しています。

それが6月の新作公演だったりもします。

彼らから学び、50年の人生の中で熟成され、今まさに開花し始めた僕なりの生き様と彼等への敬意とまだ見ぬノスタルジーのアラカルト。それが【Plaisir Coupable】なのです。

創り始めた当初は全く浅はかだった脚本に次第に肉付けがなされ、多くの触発に出会い、目論見とは少々路線変更された内容やメッセージとなりつつあります。しかし、それがこの上なく心地好く自信を持って『観て欲しい』と思えることに繋がっています。

純粋で軽薄で幼稚で不器用で頑固でロマンチックな男性の皆さんに。

曲がらず折れず振り向かずたおやかに我が道を凛と生きる女性の皆さんに。



[PR]
# by reijiro_kaneko | 2018-05-02 06:53

PV公開!

ちょうど一ヶ月前、Facebook上で見知らぬ方から急にご連絡頂き、あれよあれよという間に事態は進行し、本日ようやく皆さんにお知らせ出来る運びとなりました。

震災後すっかり創作意欲が萎え、それまでコンスタントに行ってきたstudio CAST名義での本公演もプッツリ途切れてしまい、かろうじて講師業だけには情熱を傾けることが出来ておりました。

しかし二年が経った頃から沸々と創作意欲も湧いてきて、外部出演やスタジオパフォーマンスレベルでのクリエーションが出来るぐらいには復活し、気の合う面子とまるで箱庭を細々と造るような感覚で創作活動を再開しました。

そんな中で生まれたスタジオパフォーマンス『ダンディナイト』の中で『ガッツリ踊るのではなく気が向いたらちょっと踊りますよぐらいのテンションで遊び心を大事にしたソロをお目汚しでしょうけれどもやらせて頂きますね』というシーンがあり、これを何の気の迷いかYouTubeに上げておりました。ええ、上げていたことすら忘れていた始末です。

この動画がある映像監督さんの目に止まり、彼の命を受けた制作会社の方がFacebook経由でとあるアーティストの新譜のプロモーションビデオへの出演オファーをして下さいました。

こういう仕事のオファーには本当に慣れておらず、最初は悪戯かと疑い、実際に監督さんや制作会社の方々とお会いしても実感が沸かず、監督さんの絵コンテを咀嚼しながら動きのモチーフを連日やり取りしていても全く他人事のまま先週の火曜日の撮影を迎えました。

会場となったのは横浜の倉庫。普段撮影用に貸し出しもされておらず全くの手付かずだった古い倉庫に総勢30名のスタッフが集結し撮影が始まりました。

いわゆる舞台では客席側に小さなランプが設えてあったり床に目印となるテープが貼ってあったりすることが殆どなのでそれを頼りにして踊る癖がついている身としては本当に大変な撮影でした。

まず目印がない。床が剥き出しのコンクリート。そしてカメラが終始周りをかなりのスピードで移動している。

トータル5分弱の曲にアドリブなど入れず100%振付を施したので、一気に撮影することは体力的に無理であると判断し、事前に前半後半に分けて撮影して下さるよう提案しておいたものの、一発でOKというワケにはいかずアングルを変えて何テイクも撮るうちに元々痛めていた右足首の痛みが限界を迎え埃だらけの床で踏ん張ることが出来ないため全身のパフォーマンス能力も急降下。それでも何とか騙し騙しラストテイクまで撮り終えました。

ミュージシャンのマネージャーさんとレコード会社の責任者の方がいらしていて、彼等がとても喜んで下さったので仕事としては達成感はあったものの、パフォーマーとしては反省ばかり。

監督に冗談で『ダメなとこは全部CGでお願いします』とお話しましたが、本心は全てCGで加工して欲しいぐらい己の力量不足を痛感した現場でした。

でも、そんなドロドロに疲れて帰宅した僕を待っていたのは相方のいつもの毒舌。

『評価は他人がするものよ。あんたがどう思うかなんて世間は気にしないんだから下らないことあれこれ考えない。はい、お疲れ様!』

この一言で、本公演とPVの創作を平行して行ってきた無我夢中の3週間に美しく幕が引かれました。

あぁ、こんなに前置きが長くなってしまいました。それではここから本題です。以下、レコード会社からのリリースソースをそのままご紹介いたします。どうぞ皆様ご覧ください。

a0052916_23570827.jpg

■KIRINJI、メジャー・デビュー20周年を飾るニュー・シングル「時間がない」、ティザー映像が公開!


2017年12月のワンマンライヴ『KIRINJI LIVE 2017』をもってキーボードのコトリンゴが脱退し、堀込髙樹/田村玄一/楠均/千ヶ崎学/弓木英梨乃の5人体制となって新たな歩みを始めたKIRINJI。メジャー・デビュー20周年となる今年、5月2日(水)にニュー・シングル「時間がない」をリリースする。


そのティザー映像がYouTubeで公開となった。




「時間がない」は堀込高樹作詞・作曲のナンバーで、人性の折返し地点を迎えようとする者が、残された時間を思い、大切な人たちに愛をしっかりと伝えていこうと決意する歌詞となっているが、ティザー映像はその歌詞の主人公のような背広を着た中年のサラリーマンがまばゆい照明の中を華麗にダンスする、ユニークな内容となっている。このダンサーはSTUDIO CAS/Tを主宰するダンサー/振付家/演出家の金子礼二郎氏で、監督の代田栄介氏からのオファーで抜擢された。


尚、KIRINJIは、6月13日(水)に発売される2年ぶりのニュー・アルバム『タイトル未定』のレコーディングが大詰めを迎えている模様。詳細の発表を期待して待ちたい。また、アルバム発売後の7月には全国ツアー「KIRINJI TOUR 2018」の開催も決定。アクティヴなKIRINJIの動きに今後もファンは目を離せない。

[PR]
# by reijiro_kaneko | 2018-04-25 11:59

想う日々

思考が絡まって胸焼けに似た感覚がずっと続いている。不用意に触れられると飛び上がるぐらい痛みに似た感覚を覚える。何をしている間もぼんやりとしているのではなく常に濃厚な多種の思考に取り巻かれて不意に現実が戻るとかなりの長距離を歩いていたことに気付く。

しかしそんな異常な時間もあと2ヶ月足らずで終わってしまう。

終わらせたい、と願う気持ちと、終わらせたくない気持ちが葛藤している。

絶えず新しい刺激が訪れて、そんなものに甘んじてはならないと背中をグイグイと押す。ならばと気を入れ立ち向かおうとすると、遥か彼方で理想は嘲るようにヒラヒラと舞う。

誰に頼まれた訳でもなく、自らの意志でそうしようと決めたのに、どうしてこんなことをやっているのか馬鹿らしくなることが一日に何度もある。

まだまだ弱いなぁ…と情けなくなり、こんな弱音を吐かずしてクールを装っていとも簡単にサラリと80分の大作が産み出せたら相当カッコいいな…と憧れるが、残念ながらその境地は生きてる間には辿り着けないだろうなぁと分かっている。

今はリハーサルで頑張ってくれているメンバーの真摯な在り方と楽しみにして下さっているお客様の声と日々の仕事でのささやかな達成感だけが心の支え。

とは言うけど、それだけあれば十分。どころかとても幸せなこと。

先日、公演に出演して下さる御方の舞台を観てきて、この堂々巡りの思考に良い意味で喝が入った。前作があまりにも音楽的色彩的で心地好く台詞の意味を噛み締めずとも夢見心地で鑑賞できたのに対して、今回の作品はお芝居直球勝負。日頃台詞を追うことに慣れていない耳には少々辛い1時間15分。夢見心地でなんて鑑賞できないけれど深々と降り積もる雪のように種々雑多な感覚が心の底に沈着していった。

初日の後で相当お疲れだと思うのに主宰がその日の夜電話をくれた。歯に衣着せず言いたいことを伝えた。彼の想い、僕の想い、人が違うのだから相容れなくて当たり前。しかし、幾つもの共通点を見出だせて非常に興奮した。

どうして彼はあの作品を手掛けたのか、そして僕はどうしてこの作品を創っているのか、ようやくトンネルの先に光が見えてきた。

やはり僕は幸せだ。そう確信した。
a0052916_17140578.jpg


[PR]
# by reijiro_kaneko | 2018-04-22 17:13

5月のジャズダンスは

早々と決めました。

5月のジャズダンスはこの懐かしい曲で久々のお洒落ジャズダンスに挑戦して頂きます。

Sade / Sweetest Taboo
a0052916_11205894.jpg



オフィシャルのPVよりこちらのライブ映像の方が彼らのグルーヴ感が伝わるし、何よりメインボーカルのSade Adu嬢のクールにして妖艶な魅力が素敵なので載せた次第です。

極限まで身体を引き伸ばして踊る、のではなく、コアをコンパクトにまとめつつもガチガチに固めず常にビートを感じながら揺れる、そんな難題に挑んで頂こうかと考えております。

こういうことって文章では伝わらないので数日中に必ず動画を撮ってInstagramに貼ります。どうぞ楽しみにお待ち下さいね。
[PR]
# by reijiro_kaneko | 2018-04-20 11:19

父の背中

今日は珍しく短文です。



[PR]
# by reijiro_kaneko | 2018-04-18 04:26

『転』完成

たまにはリハーサル風景の画像を。
a0052916_21020148.png

本日、起承転結の『転』にあたるシーンが完成しました。これで総曲数20曲(少し増えています)中、13曲が完成・3曲に着手していることになります。尋常ではないハイペース。それもこれも取り急ぎ全シーンをGW中までに創り、客観的に観て気にくわないシーンはどんどん創り直しを入れ一切妥協なく仕上げたいという強い想いがあるからこそ。

今日完成した(とは言っても今日不在だった御三方の代役を僕が担っているので正確には全ての人物の導線が整理できた、と言うべきでしょうか)シーンは僕が特に思い入れを深く持っていたシーンでもあります。

全てがスローモーションで進行しているにも関わらず、お客様にしっかりとストーリーや世界観が伝わるものを以前からずっと創りたいと願っていて、ようやく今回の作品にてその願いを叶えるチャンスが廻ってきました。

何せ僕が三人もの代役を演じている訳ですから、本役をやってくださっている当人達はとても困惑した筈なのです。しかし、リハーサル開始30分が経った頃からギュッと皆さんが集中し素晴らしい理解力を持って共にシーンを創り上げて下さり始め、あれよあれよという間に一曲完成。それはもう、創作現場を公演として皆様に御見せしたかったぐらい。

その後の既に振り付けが終わって精度を上げるだけのリハーサルも、相次ぐ変更にも慌てず騒がず淡々と対応してくれるメンバーの皆に深い感謝の気持ちを抱きつつも我が儘に大胆に演出を掛け続けました。

リハーサルが終わった瞬間に、それまでハムスターが高速で回転させていた回し車がピタッと止まるように思考が停止。呆けたように帰宅し瞬きも忘れてラーメンを掻き込みようやく正気に戻りました。
a0052916_21213714.jpg


なんとか生きています。とても人生を謳歌しています。誰に見せても恥ずかしくない作品を創っています。是非沢山の方に観て頂きたいです。

そして世の中の火種が一つでも鎮火することを祈ってやみません。



[PR]
# by reijiro_kaneko | 2018-04-15 21:01

チケット売れ行き好調です

4/3に発売となりましたstudio CAST 7th performance 【Plaisir Coupable】のチケット、お陰様で僕が持っているチケットだけでも50枚を越えました。

前回果たせなかった『GW明けにはソールドアウトの回が出る!』という目標も夢ではなくなってきました。そんなわけで絶賛発売中ですので皆様、お急ぎください。
a0052916_00300426.jpg

a0052916_00300443.jpg


リハーサルも順調に進み、明後日のリハーサルではいよいよ『起承転結』の『転』のシーンに着手します。

こんなシーンが創れるようになったらいいなぁ…と長年夢見ていましたがようやく実現しそうです。

未だ『結』のシーンは手付かずですが、このシーンを構想するに当たって重要なキッカケがありました。

それがこちら。
a0052916_00340470.jpg


暫くマハさんから遠ざかっておりましたが、先日何気なく書店で手に取り、通勤の合間を縫ってチビチビと読み進め本日読了。

何故この本に吸い寄せられたのか先ほど判明しました。

確かにキッカケではあったのですが、入手しただけで読まずして公演の構想が固まり、読み進める毎にどうしてそういうことを思い付いたのか明確になり遂にクライマックスで確固たる裏付けを貰い、電車の中であったにも関わらず思わず唸りました。

なんだか怖いです。

必要なものを引き寄せる力と、向こうから勝手に寄ってくる巡り合わせ、その連鎖が止まりません。

今回もまた自信作となりそうです。男性の皆さんには勿論ですが、女性の皆さんに是非とも観て頂きたい内容です。

しつこいですが、チケットはお早めに!
[PR]
# by reijiro_kaneko | 2018-04-14 00:26

春爛漫

気付いたら意外と怒濤の日々でした。

弾丸家族旅行、極秘プロジェクトの打ち合わせや準備、クレマチス公演、そして週末の大量安産リハーサル。

全てが完璧に流れるように、とは行きませんがそれでも比較的穏やかにスルスルと進行していけているのは周囲のサポートがあってこそ。

感謝の気持ちを新たにする毎日です。

『どうしてこのタイミングで?!』という啓示は相変わらず毎日のように降り注いでいます。ハッとするようなヒラメキを与えてくれる、というよりも極めてシンプルに飾らない美しさを演出出来るキッカケを次々に授かっています。

昨日はメンバーの献身的な協力に助けられ4曲をほぼ完成させ、これで全18曲中13曲まで概略が見えてきました。

もう大丈夫です。あと一山越えれば美しい街並みが遥か彼方に見えてきそうです。

a0052916_11264875.jpg


[PR]
# by reijiro_kaneko | 2018-04-09 11:15

studio CAST 7th Performance 【Plaisir Coupable~大人の愉しみ~】本日よりフライヤーお届けいたします!

studio CAST 7th Performance
【Plaisir Coupable~大人の愉しみ~】

それはいつかどこかの話。

妻に先立たれた大富豪は一癖も二癖もある召し使い達と幸せに暮らしていた。

突然訪れてきた妾三姉妹の思いのままに操られていく屋敷の面々。

誰の目にも見えない良心が影絵のように現れては消え、意外な結末へと導いてゆく…

◆日時
2018年
6月15日(金)  15:00  19:00
6月16日(土)  13:00  17:00
※開場は開演時間の30分前

◆場所
座・高円寺2

◆チケット
前売券¥4,000
当日券¥4,500
※日時指定全席自由

◆お問い合わせ
studio CAST
castcontemporary@yahoo.co.jp


構想・振付・演出:
金子 礼二郎

出演:
芳賀正次
平野亙
森政博
松田鼓童
YOH

荒川江理子  
川島優子  
鈴木絢香

小林佐和子
生田直美
加山茜
近藤幸代
島田真奈
田中桃子
西澤恭子
紀田美咲
濱中彩恵
皆川梨奈

金子礼二郎

スタッフ
舞台監督 君嶋伸昭
照明 丸山武彦
音響 柏環樹
衣装 Die-co★
衣装補佐 岡村好明
ヘアメイク Cecil
大道具 株式会社シロマル
原画制作 中嶋かおり
宣伝美術 水内宏之(リムーブイメージ)
受付統括 大槻ゆか(マジメイト)
制作 studio CAST
a0052916_10432622.jpg

a0052916_10432643.jpg


[PR]
# by reijiro_kaneko | 2018-03-30 10:42

花見をしながら考えた

a0052916_22570735.jpg

今日はまず写真から。

怒涛の水曜日から何とか生還し、ピリリとスパイスの効いたティップネス五反田クラスを終え、いつもの公園で独り花見…

生きてるんだなぁと有り余る充足感に浸っていたら頭上から大量の桜の花弁が舞い降りてきて、なんだか祝福を受けているような気持ちになりました。

昨日、下準備が良かったお陰と相手が良かったお陰で公演のクライマックスシーンを無事に創り終えました。これで11シーンに着手したことになります。あと、7シーン…まだまだ先は遠いですが、作品全容をイメージすることが出来つつあるので幾ばくか悶々とした気分からは解放されつつあります。

そんなタイミングで創ったジャズダンス用の課題曲。まさに今の僕のありのままの姿だと思ってください。葛藤しつつも着実に前に進んでいる、惑う時もあるけれど遠くに光明は見えている、そんなダンスになりました。

今回は参考動画は公開しません。意地悪ではなく、ダンスはやはりライヴで学ばなくては伝わらないし何も得られない、という僕のポリシーに立ち戻ったからこその仕打ちです。ですので、皆さん、是非五感をフルに使ってレッスン時に汲み取ってくださいね!

では、明日も新百合ヶ丘と久喜の皆さんと学び多き豊かな時間を分かち合いたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします!
[PR]
# by reijiro_kaneko | 2018-03-29 22:56

桜に惑う

本公演のフライヤーとチケットの入稿準備の指示をしつつ、続々と入ってくる外部請け負い仕事の連絡をしつつ、日常業務のレッスン振付を練りつつ、公演の振付を産む、という聖徳太子も真っ青な日々を過ごしています。

何故か今年は、あまり好きではない桜がとても美しく目に飛び込んできます。それもこれも明日完成する予定の愛弟子(以前も述べましたが僕は師弟関係に無頓着ではありますが、ごく少数『そっちがそんだけ俺を師と呼ぶのなら仕方ないから弟子と思ってあげても良くってよ』という人間がおります)の見せ場のシーンを考え続けているからなのかもしれません。

僕が大好きな北欧のアーティストの音楽で、その愛弟子と過去六回の公演で全て主役を演じてくれている恩人二人が踊ってくれる訳です。そりゃあ気合いも入るってもんです。

もう、心が裏返って襞という襞全てが剥き出しになったような感覚で曲を聴きこみ、車窓から見える桜や道ですれ違う可愛らしい子供に目を奪われ、何を食べても同じ味しかしないぐらい味覚が麻痺し、眠っている時もずっと音が脳の中に鳴り響いています。

でも、幸せです。

明日は恩人がお休みなので愛弟子との時間を独り占めして彼に全てを委ねようと思います。

間もなく情報開示となります。皆様、どうぞご期待ください!
a0052916_23544769.jpg


[PR]
# by reijiro_kaneko | 2018-03-27 23:40

4月のジャズダンスは

4月のジャズダンスはこちらの曲を使用します。


Calum Scott 『Only You』

ゆったりとしたリズム、美しいメロディー、スパイス的に挟まれるアクセント音、これらの要素を十分に活かし身体をしっかりと伸びやかに使う振付を制作中です。

3月が細かく攻撃的な振付だったので、その反動でとても大振りでダイナミックなムーブメントで構成しています。

そして今一度しっかりと基礎を学んで頂こうと考え、一つ一つのポジションをクリアにお伝えし、身体のどこをどう使うと美しい形や動きに繋がるのかをいつもにも増して丁寧にお伝えしたいと考えております。

呼吸、も大切な要因のひとつです。歌唱指導のように息継ぎも併せて指示を出します。

レッスンが終わってスタジオを後にする時に『なんだか呼吸が楽』『身体の隅々まで血が通った感覚がある』『気持ちが晴れ晴れとしている』、そんな感想を抱いてお帰り頂けるよう大切にクラスを執り行いたいと思います。

3/29(木)からこの振付に変更となります。どうぞ皆様、お楽しみに!
a0052916_00462312.jpg


[PR]
# by reijiro_kaneko | 2018-03-26 00:34

4月のstudio CAST は

4月のstudio CAST コンテンポラリー・レッスンで使用するのはこの曲です。

Calum Scott 『If our love is wrong』

以前、彼の『You are the reason』という曲をレッスンで使用し6月の本公演でも皆さんにご披露いたしますが、こちらの『If our love is wrong』も心にグッと来る素敵な曲なのでデビューアルバム発売記念も兼ねて4月はこの曲で皆さんと一緒に色んな事をお祝いしながら踊りたいと思います。

聴いて頂くと分かりますが、かなり繊細且つドラマティックな曲調の曲なので、いつもの螺旋を丁寧に描く金子節+キャッチーなアクセントも多用し、身も心もグイグイ動かすまたまた汗だくのナンバーになりそうな予感。

実はこの振付の冒頭は本公演の序盤、印象的なシーンで女性陣が素敵に踊ってくれるモチーフを流用しています。そのスタイルが題して『アカデミック・セクシー・コンテンポラリー』。下世話なセクシーダンスではなく、あくまでも品のあるエロティックなムードを醸し出しながらそれでいて非常に繊細に全身をくまなく使うアカデミックなアプローチをかけています。これをコンテンポラリーとも言いたくないひねくれた性分ですが便宜上『コンテンポラリー』と一応銘打ちました。

そんな講釈はどうでも良くて、是非皆さんにCalumの襞の多い豊穣な声に身を任せて楽しく踊って頂ければ幸いです。最近とみに細かいニュアンスに厳しいダメ出しをするようになっている僕ですので、『もっともっと金子ワールドを極めたい!』と望んでいらっしゃる貪欲な方々には勿論もれなく緻密な指導をさせて頂きます。

それでは皆さん、4月も引き続きstudio CASTで『喜ぶ身体』と向かい合いましょう!
a0052916_04002437.jpg




[PR]
# by reijiro_kaneko | 2018-03-21 03:45

一味違うんです

昨日も【Plaisir Coupable】のリハーサルでした。序盤に配置されている少人数構成のピースを2つ、ああでもないこうでもないと練り上げました。

そうなんです、僕の作品に出演してくれたことのある人達はご存知のように、僕はリハーサル回数はなるべく少なく提供した振付は振付をした瞬間に完璧であることが前提なのであまり微に入り細に入り手直しをせずいつのまにか本番を迎える、ということが定石でした。

しかし、今回は一味違います。綿密にプランを組み現場でその通り振付構成し振りを入れた側からどんどん手直しし少しでも気になる箇所は後回しにせずどんどん修正することにしています。結果同じ作品でも回を追う毎に違った表情を見せることとなり、それが故に他の作品にも影響を与え、常に全体が揺れ動いているのです。

特に演者通しのコミュニケーションに関しては一切妥協したくありません。振付を正しく踊って貰うのは最低基準。その上に演者同士の確実な且つ然り気無いコミュニケーションが成立していないと全く心が動きません。

そんな訳で、昨日のひとつめの作品のリハーサルは『些細な動きや立ち位置やコミュニケーションがどれほど重要か』をメンバーの皆と試行錯誤しながら進め、当初の目論見を良い意味で裏切るクオリティの作品に仕上がりました。今後このナンバーは暫くリハーサルがありませんが、ベースの部分を皆と共有できたので『次回またフレッシュな気持ちで踊ってみてください』と伝え解散。

のはずが。

こんな風に演者同士だけでなく、僕と演者のコミュニケーションも美しく成り立っている時には不思議と動きのモチーフが流れ出てきます。あれよあれよという間に相当量の動きを女性メンバーに振り渡しをして、本編でのリハーサルよりも大汗をかいてもらって今度こそ終了。僕もお陰でいい汗をかかせて貰いました。

序盤の核となるナンバーのリハーサルは以前一度試しに行ってはみたものの、何とも言えないどんよりとした空気感が充満してしまい、それもこれも僕が演者の皆さんのポテンシャルに甘えて『こんな感じでどうでしょうか?良いものがあったらどんどんプレゼンテーションしてください』というスタンスで創っていたから故の事故だと納得したので、事前に入念に構成も動きも考えて半ば強制的に振付作業を進め、出来上がってから皆さんの個性の部分を引き出すことにした結果、本当に素敵な時空間が出来上がりました。

実はこの作品で使用する曲はリハーサルがスタートする前に決定していた曲とは替わっています。重厚感と退廃感が充満していた前曲から一変して軽妙且つ品のあるボサノバ調の曲を使っています。公演タイトル【Plaisir Coupable】は直訳すると『大人の愉しみ』となりますが、正にこの『大人』なメンバーが超絶技巧をひけらかすでもなく淡々と少し可笑しな風情で踊っている様は出来ることならばお客様には一杯引っかけながら野次を飛ばしながら観て頂きたいなぁと考えていました。

明日も更に一曲完成させ、すでに完成しているナンバーに拘り、複雑なシーンのモチーフをどんどん振付し、徐々に完成していくジグソーパズルを見下ろして焦れったいのになんだか嬉しいオタク趣味を堪能したいと思います。
a0052916_11451957.png


[PR]
# by reijiro_kaneko | 2018-03-19 11:10

出産ラッシュ到来

studio CAST 第7回本公演【Plaisir Coupable】のリハーサルが連日続いております。

2月末からスタートしたリハーサルも今日で7日目。全19曲中すでに10曲に着手及び振付完了しております。冷静に考えると異常なハイペースのようです。本人は無我夢中で思考がぶっ飛んでおります故、よく分かっていなかったのですが端から見るとちょっと心配になるようです。

前作【Hotel】を創っていた時は事あるごとに『死んじゃうかもしれない…』と呟いておりましたが、今回は死んじゃうどころかもう既に二・三度召されてます。

加えて毎年恒例の『花粉症デビューしちゃえばいいのに中途半端に花粉症症状』まで出始め、踏んだり蹴ったりです。

でもね、良いんです、好きなモノを信頼できるメンバーと共に創り上げていることが楽しいのですから。

本日、金子当人が一瞬スポットライトを浴びるシーンを短時間で完成させました。本当に滑稽で馬鹿馬鹿しく、ともすれば『私、こんな先生に習ってたんだわ…選択を間違っちゃったかしら?』と不安にさせてしまうような内容ですが、これこそが僕自身なので是非温かい目で見守って下さると嬉しいです。

今月のstudio CASTの課題曲にもなっているジムノペディでも作品を一つ創っています。写真はそのリハーサル風景。どんなシーンになるのか、こちらも併せてご期待くださいね!
a0052916_01153348.jpg


[PR]
# by reijiro_kaneko | 2018-03-14 01:02

何度もニーチェに救われる

今朝開いたニーチェのページ。

『積極的な情熱が意見を形づくり、ついには主義主張というものを生む。たいせつなのは、そのあとだ。自分の意見や主張を全面的に認めてもらいたいがために、いつまでもこだわっていると、意見や主義主張はこりかたまり、信念というものに変化してしまう。信念がある人というのはなんとなく偉いように思われているが、その人は、自分のかつての意見をずっと持っているだけであり、その時点から精神が止まってしまっている人なのだ。つまり、精神の怠惰が信念をつくっているというわけだ。どんなに正しそうに見える意見も主張も、絶えず新陳代謝をくりかえし、時代の変化の中で考え直され、つくり直されていかなければならない。』

あまりにもタイムリーな、そして的確な言葉だった。

6月本公演のリハーサルがスタートし、順調に振付が進むものもあれば、何とも言えず腑に落ちないムードで突破口を見出だせぬまま終了するリハーサルもある。

昨日は三曲に着手したが、そのうち一曲はとても納得、一曲は発展途上、そして最後のリハーサルの一曲は完全に路頭に迷いながら無理矢理ある程度構成を進めてはみたものの敢えなく打ち切り…という有り様。

帰宅してからその原因を探ってはみたものの、やはり暗礁に乗り上げた感は否めず諦めてふて寝。

啓示は翌朝訪れた。

好評だった初演にしがみつき、そこから引用して何とかしようという魂胆がそもそも良くなかった、そう理解するのはアッという間だった。そうなれば話は早い。曲も変えてしまおう、構成も刷新しよう、振付なんてそうやって環境自体を変えてしまえば自ずと浮かび上がってくるものだ!

メンバーにもすぐその旨を伝え、ワクワク感を共有し直し、来週リベンジ出来る自信がついた。

面白いもので、その1つのシーンを創り直すと決めたことが呼び水となったのか、もう1つのまだ着手していない明後日から始まるナンバーの候補だった曲もあっさりと諦めることが出来た。代わりに飛び込んできたのはまだ世界的に無名に近いとあるアーティスト。代案となる曲をうっとりと聴きながら何気なく歌詞カードを読んで胸が震えた。

そこに在ったのは『呼びかけなくていいんだよ。わたしの方から呼ぶから。』
a0052916_00053474.jpg


[PR]
# by reijiro_kaneko | 2018-03-05 23:43

3月の課題曲変更のお知らせ

3月のstudio CAST のお休みは3/31(土)となります。ご承知置きください。

今日はまずお詫びです。3月のstudio CAST の課題曲を変更いたしました。


日本でサティを弾かせたら右に出るものはいないと言われるぐらいサティ弾きとしては有名な高橋悠治さんが御歳80歳にして新録されたサティ・ピアノ曲集から、あまりにも有名なジムノペディを使わせて頂くことにしました。

とにかく音が少ないです。

ですので、ひとつひとつの音を大切にシンプルに踊って頂きたいのです。

日舞や能のように『型をどう正確になぞるか?』の様式美をしっかりと学びつつ、ご自身の五感をフルに使って身体を愛でながら踊って頂きたいのです。

ぐいぐい動くレッスンも良いですが、今月の振付のようにまるで紙芝居を一枚一枚めくっていくような動きも楽しんで頂けたら幸いです。

それでは皆様、スタジオにてお待ちしております。
a0052916_22400643.jpg


[PR]
# by reijiro_kaneko | 2018-03-01 22:30

【Plaisir Coupable】リハーサル開始

遂にstudio CAST 主宰第7回公演 【Plaisir Coupable】のリハーサルが始まりました。

昨年の【Hotel】のムードを保ちつつ、内容はガラリと変えてお届けいたしますが、共通点が一つだけあります。

それがこの『メイド達』
a0052916_11132557.png


外部からお呼びするゲスト陣による重要な役柄も確かに大切なのですが、普段からレッスンに励んでくれている彼女達こそ僕の真髄をこれでもかと擦り込まれている訳ですから、自ずと『ストーリーテラー』としての役目や全体の空気感を左右する重要な要因になっていきます。

そんなことを大上段から仰せ付けるのではなく、言わずして各自が感じ取り全員で課題を共有する、という作業を先ずはしておかないと、と思って昨日はメイドだけのシーンから着手しました。

欠席者も居たり今回初めて出演するメンバーも半数居る中で、『そうそう、こういうことが見たくて創ってるんだよね!』と胸ときめく瞬間が多々ありました。本当に幸せなリハーサル時間でした。

空気を動かしたと思えばピタッと止めて、高貴に舞ったかと思えば一瞬にしてズル賢い一面を見せなければならない、音楽を丁寧に聴いて身体に取り込まなくてはいけない部分と音を踏みにじって踊らなければならない部分を使い分ける、そんな大変な課題が沢山突き付けられているにも関わらず天真爛漫に泣いたり笑ったりしながら猛烈にこのナンバーに向き合っている彼女達を観ていて、19曲80分の大作へのヤル気が沸々と湧いてきました。

そうなんです、始まる前までは心折れていたんです。また80分もの長大な作品を創らなければいけない事実を目の前にして元来の要領よくチャチャッと何とかしちゃいましょ!なズルい考え方も頭をもたげ始めていました。

でも、そんな考えを彼女達は払拭してくれました。

『こんくらいやっとけばお客さんを納得させられるなんて作り方したらアタシ達が許さないから!』

はい、また精根尽き果てるまで体当たりで創らせて頂きます!


[PR]
# by reijiro_kaneko | 2018-02-26 11:13

ストイックが故に…

昨日、順天堂大学病院で検査したMRIの結果を聞きに行って来ました。

結果は『軽度の脊柱管狭窄症』。
a0052916_12034831.jpg

このように脛椎5番~7番の間が狭くなり椎間板が脊柱管に向けて押し出され、圧迫していることによる手足指先の感覚が鈍くなっているらしい、ということでした。軽度なので腕や脚全体が痺れるという重度の症状は出ていないものの、このまま放置すると将来的にそうなりかねないので注意が必要、でもとりあえずはこれが故にストレスを多大に抱えるよりは暫く様子を見て2ヶ月後にまたいらしてみてください、との担当医の言葉にとても救われました。

周りの評価曰く『貴方はとてもストイックな方です。他人への評価もさることながらご自分の評価もとても厳しい方ですよね。それが命取りにならぬようユルユルとお過ごしになることもお忘れなく。』らしいですが、このハンディキャップをあまりにも深刻に捉えてしまって改善に躍起になり過ぎてかえって症状を悪化させてしまうことも想定されますので、先程の医師のようにそっと背中を押してくれるような助言を貰えるとグッと気分が楽になります。

なので今日もスタジオに早く入り、先日Instagramに上げた三点倒立動画を見て下さった同業の方からのアドバイスを活かしてリベンジしてみたりしています。

a0052916_12122339.jpg


はい、僕はとても元気です。

皆さんにもこの元気をお裾分け出来たら、という気持ちで今日も中野day、務めさせて頂きます!
[PR]
# by reijiro_kaneko | 2018-02-21 12:01

3月のコンテンポラリーは

3月のstudio CAST コンテンポラリー・クラスではこちらの曲を使用します。

Johann johannsson / The good ship teignmouth electron

Johannにしては珍しく明るく浮き立つような気分にさせてくれる素敵な曲です。

早春ですのでね、こんな軽快できらびやかな曲に乗せて楽しく身体を使って踊ってみてはいかがでしょうか?

『studio CASTはウネウネするだけでピルエットとかジャンプとか一切やらない教室なんだ』と思い込んでいる皆様、いえいえ、たまにはやる時はやるんです(笑)

回りますよー飛びますよー!
なのにウネウネもキッチリやりますよー!

皆様奮ってご参加くださいね!
a0052916_20585342.jpg

[PR]
# by reijiro_kaneko | 2018-02-19 20:53



ダンサー兼インストラクター『金子礼二郎』が気ままに呟いています。
カテゴリ
タグ
最新のコメント
うーん、怪我ですか。心配..
by Annie at 14:33
yukiさん ほん..
by reijiro_kaneko at 12:10
慣れです、慣れ。 がんば..
by yuki at 11:49
ハニョポンタさん ..
by reijiro_kaneko at 22:59
昨夜アバターを観てきまし..
by ハニョポンタ at 13:29
ふぁるさん 初めま..
by reijiro_kaneko at 12:41
初めましてです。 私も..
by ふぁる at 02:15
ひさえさん おー!..
by reijiro_kaneko at 23:54
H先生、以前カザミアで受..
by ひさえ at 15:03
美保子さん とても..
by reijiro_kaneko at 11:23
以前の記事
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
フォロー中のブログ
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧