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【礼二郎のつぶやき】

へそ曲がり

例年ですと梅雨にやられてドロリとしているはずの僕が今年はとても活発です。


そりゃあ去年より歳を取った実感はありあちこち痛いだの重いだのぶつぶつ言ってはいますが、「よし、晴れた!撮りに行こう!」とカメラ鷲掴みにして家を飛び出していくとか、前日のダメージが酷い身体を引き摺ってでも師のレッスンに向かうとか、やはり過酷な前日の瘢痕が残っているにも関わらずパーソナルトレーニングを受けるとか、我ながら元気だなぁと思うわけです。


でもきっと義務感が勝ってしまったら辞めてしまうのでしょうね。あるいは世のため人のためなんて思った瞬間に冷めてしまうことでしょう。


続けられるということはそこに楽しさがあるからであり、何かしらの達成感があるからであり、気取らず奢らず謙虚に向き合える何かがあるからなのだと思います。


長らく僕の元に通って下さっている皆さんにも同じことが言えます。「つまらない、つらい、つきうごかされるものがない」状況だったらサッサと離れていくはずですから、続けられるということはそれなりに楽しく何かしらのためになって自己肯定出来るが故なのでしょうね。


一体自分が皆さんに何を提供出来ているのかさっぱり分かりません。世のため人のためが死ぬほど嫌いな人間ですので皆さんのために心を尽くしているつもりもありませんし、すがりつかれるのが来世でもおそらく嫌いな人間ですので「先生」と慕って下さる意味がまったくもって理解できません。僕はただ自分が培ってきたものを対価と引き換えに皆さんにご紹介しているだけですので、それを愛しく愛でようが唾を吐きかけようが知ったこっちゃないのです。「これを知ったあなたは今この瞬間に最高の人間となるのです」みたいな新興宗教的なアプローチがこの先何度生まれ変わろうと大嫌いな精霊の元に生きておりますので、壺もサイン入りのクリアファイルも売るつもりはありません。


ええと、恒例の脱線がまた始まりました笑


何を提供出来ているか、って話でしたね。


そんな訳で何もよく分かっていない身ではありますが、もしかしたらこれかな?と思い当たることはあります。


それは、「常に誰かと踊る」ということ。


分かりやすく言うと「イマジナリー・フレンド」です。幼少期の子供達が見えないお友達の存在を大切にしているケースが多々あるように、僕も踊る時には絶えず近くに誰かが居ます。自分の身体を動かしているのは科学的に考えると確かに自分なのですが、自分の力だけでは辿り着けない次元に自分を連れていくためにこの「イマジナリー・フレンド」の存在がとても重要になります。そのお友達と紆余曲折あったとしても結果として穏やかな関係に落ち着けるように僕はあれこれ相手にちょっかいをかけます。その反応として相手から返ってきたものを自分の身体にフィードバックし現実にどう見えるかを鏡や見ている他人の目を借りて観察し、より魅力的に見える在り方を模索する。


こんなことを毎回のレッスンでは口にしませんが、無意識に行っていることの一つなのです。


それをご覧になって皆さんは「温かい人だ」と感じるかもしれないし、意味の分からない不思議なムードを感じ取るのかもしれません。そして、そんな表面的なことよりも時折見せる氷のように冷たく鋭利な刃物のように凶暴な目の奥の光に直面してしまって「こんな世の中なんて滅びてしまえばいい」と思っている本質の部分に朦朧とさせられるのかもしれません。


ま、そんな人間がたまには居ないとね、この世の中面白くないですからね。


これからも絶滅危惧種の生態系も謎に包まれた種の一匹としてこのろくでもない世界の片隅でひっそりと生きていく所存です。

へそ曲がり_a0052916_11395174.jpg


# by reijiro_kaneko | 2021-06-22 11:38

オンライン配信終了いたします

少し考える処あり一年続けてきたオンライン配信を辞める決意に至りました。需要がある限り細々とでも続ける美学も有りますが僕は「転換期」と考えて次に進む道を選びます。これまでご愛顧下さった皆様、本当に有難う御座いました。このオンライン配信を通じて僕も学ぶことがとても沢山ありました。定期的に身体を動かすことの利点を痛切に感じましたし、特殊なエクササイズでなくとも身体を健やかに保てる事実を幾度となく実感出来ました。


マスク装着でのスタジオレッスンはまだまだ息苦しくポテンシャルの半分ぐらいの力しか出せませんが、それでも慣れというものは恐ろしいもので多少の息苦しさは厭わなくなりつつあります。きっとコロナが明けたら肺活量は倍ぐらいに向上しているのではないでしょうか。


制限有りのスタジオレッスンがベストだとは思いません。一方、感染リスクという点では安全なオンライン配信でありますが、正しく伝えるという点ではベストだとは思いません。じゃあ何がベストなのか?と聞かれたら答えは「Nothing」です。


ただ、その「Nothing」を恐れて現状に甘んじるほど僕は落ちぶれてはいません。常に不安定なまま見えない確信に向かって歩み続けてこそ僕なので次に進むことにします。


なんてこと言いながらオリンピック開催下での緊急事態宣言なんて事態になったら「オンラインオリンピック」企画などやるかもしれませんけどね笑。

オンライン配信終了いたします_a0052916_10473536.jpg


# by reijiro_kaneko | 2021-06-18 10:47

自意識過剰

「あなたは自意識過剰よね」


パートナーとの会話で突然現れた言葉です。「自意識過剰」とは我儘で自分勝手で世界の中心はアタシという人向けの評価だと思っていたので一瞬「はて?」と思ってその理由を聞いてみました。


するとどうやらパートナーは他人からどう思われているかについては全く気にしないしそもそもそういう概念を持ち合わせていないのに対して、僕の場合は赤の他人なのにその人が僕に対して何のメリットももたらしてくれないのに良く思われたいと無意識に思っているでしょ?とのこと。


だからギリギリまでバッサリ斬り捨てるような言葉を吐かないし何とか穏便に事を済ませるようにしてるけど、何かの弾みで導火線に火が点いて毒舌のパートナーですら震え上がるような酷い言葉を投げつけて関係を断ち切ることがたまにあるでしょ?と。


図星すぎてグゥの音も出ませんでした。


反論があるとすれば、よく思われたいとというよりは悪意なく不器用に非常識な方に対してなるべくその方を傷つけないよう易しく誘導したりほんの少しでも良い所があったら賞賛するように心掛けているつもりではあります。


逆に打ち解けた関係性の中では歯に絹着せず第三者が聞いたら失礼極まりないと感じるような言葉の応酬をするなんてことはザラにあります。


それでもやはり「よく思われたい」という誰にでもある本能が人一倍強いのは否めません。嫌われようが疎まれようが俺は我が道を行く!の路線を貫いていたら今頃身の回りに誰も居なくなっているでしょうからね。「よく思われたい」深層心理が働いていたからこそ今の環境があるのかもしれません。


そう考えるとこの「自意識過剰」も捨てたもんじゃないかしら、と思います。


しかしなんですねぇ、面倒臭い生き物ですよねぇ、人間て。好きなライオンチャンネルがありまして、そこのライオン達は人間がやってくると総出で大歓迎、気が済むと草原に散らばってそれぞれの寛ぎ方でゆったり、たまにいい子いい子してもらってる時に他の子が割り込んでくるとガオオオと威嚇することもあるけどそこで取っ組み合いの喧嘩にはならずスーッと居場所を変えて平和にやり過ごす、そんなのを観ているとますます己の人間性を疎ましく感じます。

自意識過剰_a0052916_09250272.jpg


# by reijiro_kaneko | 2021-06-16 09:24

考え過ぎ、ですか?

「考えすぎだよ」


割と定期的に色んな方からご指摘頂くワードの一つ。つい最近まで「そうかぁ?これぐらいフツウじゃないのか?」と思っていたけど、どうやら本当に考え過ぎらしい。


前回で趣味はカメラですとご報告しましたが、もしかすると本当の趣味は「自問自答」なのかもしれません。


そんな事を書いていたらApple Musicのとあるチャンネルで「空間オーディオ」の解説が流れてきました。凄いですね、これ、音が自分の前と横にある感覚までは従来の技術で慣れ親しんだものですが、後ろにも音が回り込み歌手の歌声はまるで自分の頭の中で鳴り響いているよう。


でもね、これが少し煩わしい。


ドルビーさんは良かれと思って一生懸命技術開発をして下さったとは思うんですけど、ここまで音に包囲されるどころか身体の中に入り込んできて息苦しさまで感じるようになるとちょっとやり過ぎかなと思うのです。


それでなくとも自分は自問自答で絶えず頭も身体も飽和状態なのですからどんなに美しい音であってもこれ以上体内への侵入を許したくない。


ということで空間オーディオ対応の曲は聴かないことに決めました。


少し次元はズレますが、同じようなことは建築にも感じます。近未来的な高層ビルよりも明治から昭和初期に建てられた趣深い建物に目を惹かれます。


生まれてこの方トータルで10分も口を開いたことが無い無口な親父のような、あるいは言葉遣いの美しいご婦人のような面構えの由緒ある建物の前に立つとズカズカと足を踏み入れる気にはなれず暫しお赦しが出るまで門前の小坊主となります。


その絶対的な距離感が心地好いのです。


だからこれからも幾ら他人から「考え過ぎで疲れちゃって早死にしないでくださいね」と気遣われようが我関せず己の中は常に荒れる国会討論のような状態で在ろうと思います。


そうやって想定される全てのシミュレーションを行った後に完璧なソーシャルディスタンスを保って他人と接する、それこそが人間の尊厳と美徳だと思うから。

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# by reijiro_kaneko | 2021-06-14 12:14

趣味を語れる幸せ

去年の今頃、3ヶ月の自粛生活を経て制限付きながらもめでたく日常が戻った訳ですが、その当時はさほど感じてはいなかったものの時が経つにつれて「あれ?こんなに色々出来ない事があったっけ?」と身体の衰えを痛切に感じるようになりました。


最初に感じたことは脚が上がらない、だったと思います。程よくトレーニングやエクササイズは自粛中も日常的に行なっていたつもりでしたが、レッスンを行うことが難しい上に自分自身が他の先生に習うということも皆無の状況ではどうしても足りないものだらけになることは避けられません。それを理解していたつもりでしたが、いざ自分がその立場になってみて頭ではなく身体で非常事態を感じると流石に焦りました。


それからほぼ一年。


ようやく以前のベストの状況に戻りフルで動ける日が増えてきて今度は尋常ではない筋肉痛に悩まされる日々が到来しています。


しかし冷静に考えてみると恐ろしいですよね、たった3ヶ月の隠匿生活で失った機能を取り戻すのに丸々一年もかかるのですから。


それでもなお足りていないものが沢山あります。単純に低下しているものもありますし、それ以上に以前には感じ得なかった「伸びしろ」に気付いてしまって止せば良いのにそこに向かって果敢に挑戦する気満々なのですから、それはそれはやる事満載で困ってしまいます。


6月に入って再開したクラブがあったり主宰スタジオの夜のレッスンを現状復帰したりと猛ダッシュの一週間を過ごしてみて、今までのように疲れたらダラダラ過ごすという生活パターンに嫌気がさしていることに気付きました。


そこで登場するのが写真撮影熱。


去年後半からジワジワと静止画撮影欲が高まり暇を見つけてはあちこちカメラ散歩をするようになりまして、関心が無い時には全く入ってこなかった素敵スポット情報が次々に舞い込んで来るのでまあ忙しいったらありゃしない。入念に下調べを行い現地の担当者に如何に疎まれないようにカメラを持ち込むかに心を配り寄るな触るなオーラを封印して見ず知らずの方とすぐお友達になれる在り方を追求しながら健全に趣味を楽しむという人生の喜びを見出しつつあります。


これまで趣味について他人から尋ねられると「趣味を仕事にしてしまった者の哀しい宿命でダンスと音楽鑑賞が趣味です」なんて謙虚なのか自慢なのか気持ち悪い返答をしていましたが、最近では「下手くそですがカメラを少々」と少しマシな気持ち悪いコメントを返せるようになりました。今後は「え?踊ってらっしゃるんですか?」と驚かれるレベルにまで趣味の方を優先させていきたいものです。


あ、そうそう、何のエビデンスもなく営業自粛させられていた映画館に通うことも趣味の一つかもしれません。世界一空調設備の整った映画館で明日もとある映画を鑑賞し、その後は恒例のオジ散歩をする予定です。

趣味を語れる幸せ_a0052916_11333617.jpg

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# by reijiro_kaneko | 2021-06-14 11:32



ダンサー兼インストラクター『金子礼二郎』が気ままに呟いています。
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