Facebookで素晴らしい記事が挙げられていました。
長年ダンス界には『ダンベルなどの器具を用いた筋トレは筋肉が重く硬くなってしまうのでNGだ』『ダンサーの筋肉はダンスエクササイズのみにて作られる』という常識が蔓延っており、ジムに通うなど愚の骨頂だと思われていました。
しかし、近年その常識は『ダンスをする前には入念なスタティック(じっくりと単一方向に伸ばす)・ストレッチをしなければならない』という常識と共に痛快に覆されつつあります。
100㎏のベンチプレスや200㎏のスクワットをする必要はありませんが、それぞれの身体に無理のない重量を扱う筋トレはどんどんすべきだと思います。
何故なら外から加わる力を捌けないと、内側からの力も意識しにくい、ということが一点。
そして、ダンスは芸術というカテゴリーに入れられがちですが、実はダンサーはアスリートでもあります。感性も大事ですが、それよりも骨格をコントロールする骨格筋をまずしっかり鍛えないと運動神経支配も上手く行かず怪我もしやすくなります。
などと偉そうに言っておりますが、実は僕が筋トレの必要性を痛切に感じたのは40を過ぎてからです。
それまで苦もなくビュンビュン動けていたのに、色んなことが差し障りが出てきたり、ただよく動けるだけのダンスに対して興味を失い存在感のあるダンスを追求し始めたのがキッカケで、コンスタントに筋トレをするようになったのです。
ですので、『全身の繋がりが感じられないんです』とか『引き上げ、が分からないんです』とか『どうやっても爪先が綺麗に伸びないんです』というよくあるダンスを習っている人達の悩みに対してはひたすら『はい、筋トレしてくださいね!』とお答えしています。
ま、そういう悩みを抱えている方に限って、そうお伝えすると『あ~、わたし、筋トレ嫌いなんです』と仰る方が多くて、あぁまたか、と思うんですけどね(笑)
何度も言いますが、ボディビルダー並みの高重量は扱わなくて良いのです。筋肉の中で弱い部分にしっかり効く重さを扱って、それをコンスタントに続けることが大切なのです。
折角ジムに通ってるスタジオしか参加しないダンス好きの皆さん、表現することばかりに頭でっかちになっているダンサーの皆さん、筋トレしてみませんか?
写真はWeb上で見つけました。拝借して載せます。
美しい…