深夜に想う
『薔薇の名前』を観るに至ったのは見えざる手の導きとしか考えられない
『笑い』は人間を堕落させ教会の統一を妨げるとして、笑いについて書かれた書を読むことを禁じた、という物語のテーマを噛み締めている
来週信じられない暴挙がまかり通ろうとしている
その後に待ち構えているものは、夥しい悲しみと怒りの連鎖でしかないのに、一部の人達にはそれが何故か理解できない
どうして愛しい人達の純粋な笑顔や優しい身体を慈しむことに思考が回らないのか…
今日も彼らから見れば取るに足らないであろうスポーツクラブで沢山の笑顔に囲まれてきた
僕はそれだけで本当に幸せだ
別に名声を得ようともお金持ちになりたいともこれっぽっちも思わない
カッコつけ、と思われようとどうでもよい
ほんの少しでも心を通わせた人達が健やかで居てくれたら、もうほかには何も要らない
嘘か信か本当のところは分からないけれど、この世界はほんの一握りの人たちによって完全に掌握され、人口を増やすのも減らすのも彼等の思惑に委ねられているらしい
そんなことを耳にすると、無力感に押し潰されそうになる
でもまだ死ぬわけにはいかない
やれるところまでやってみなさい
そうマハさんの本に勇気づけられた