ウェス・アンダーソン監督との出会いは『グランドブダペストホテル』でした。あれから一年半、彼の他の作品も観たいと思いつつ月日は流れ、Amazonで過去に購入した商品の関連で紹介されるアイテムを眺めていたら、まずこれがヒット。
公開当時、興味津々であったにも関わらず、得意の『見損なってから暫くしてDVDを買って観る』パターンで昨日ようやく鑑賞。
『ブダペスト』の監督さんだとは存じ上げずにこの予告編を観てとても心惹かれ、その後『ブダペスト』は絶対公開時に映画館で観る!と周囲にも宣言していたのは何か必然的な出逢いだったように思います。
『ブダペスト』同様、キッチュでシニカルでテンポが速く独特の色遣いにすっかり魅せられました。またパペット・アニメーションならではの流麗過ぎない多少カクカクした人形達の動きが愛しくてたまりません。
しかし何よりも監督の遊び心と『フツウでないことを長所だと思え』というスタンスにとても共感しました。
子供が観ても楽しい、でも大人が観ても楽しいけど何故かホロッとする…そんな良質な映画だと思います。
同時に購入したこちらの作品は次のお休みの時の楽しみに取っておきます。