終演からそろそろ一ヶ月が経とうとしていますが、ジワジワとあちこちから余波が来ています。
公演を観てくれた広告代理店時代の同期の主催していた展示会を観に行った折、彼はとても嬉しい批評をしてくれました。
「あの作品は、素人が観て楽しめる内容。俺は専門家ではないからダンスを生業とする人達から観たらどう思うのか分からないけど、ダンスをしてない人達の方が圧倒的多数な訳だからそこに訴求出来ない舞台は正直何度も観たいとは思わない。そういう点ではお前の作品はまた足を運びたいと思わせてくれるものだった。」
「素人・玄人関係なく面白いと思わせる要因の中にPopであるか?ということがあると思うけど、お前の世界観はそのギリギリのラインでPop過ぎてベタなところに落ちない絶妙なバランスがあって、俺は好感が持てた。分かりやすいけど、簡単に分からせてたまるか!っていうひねくれ具合がヨシヨシと思った。」
そして、今回、受付総括としてお仕事を依頼させて頂いたパフォーマンスユニット【マジメイト】の大槻ゆか女史がこんな絵日記を贈呈して下さいました。
こんなに僕を可愛く描いて下さり何だか恐縮ですが、内容に誇張も嘘もありませんし、何より彼女の「ただのお仕事として」の関わり方ではなく、『HOTEL』という作品に対する愛をひしひしと感じて思わず涙いたしました。
涙と言えば、ずっと公演の際にはメインビジュアルを描いてくれている中嶋かおり女史も同様です。昔の公演のフライヤー原画を愛しそうにFacebookに上げてくれて、これまた感激。
公演前に「これが終わったら死んでしまうかもしれないので絶対に観に来て下さい!」と宣伝しまくっておりましたが、命がけで創った作品がこうやってまだ色んな方の胸の中で生かされていることに例えようもない深い喜びを感じています。