本日、某店舗にてウォーミングアップ中にスタッフから声を掛けられ、『体験のお客様でジャズダンスのレッスンに参加してみたいと仰っている方がいらっしゃるのですが、大丈夫でしょうか?』と聞かれたので、以下のようにガイダンスすべしと答えました。
『おそらく慣れていらっしゃらない方は大丈夫ではないと思います。ただし、興味とヤル気の方が重要なので参加されることは全く問題ありません。月初めに参加された方が振付も短めで丁寧にリードするので安心かと思いますが、長めの振付を目の当たりにしてカルチャーショックを受けるのも何となく出来たような気になって程々の満足感と共にスタジオを後にするよりよっぽど得ることが多いと思います。そして、最後にインストラクターとの相性という点がとても大きい要因でもありますので、試しに参加されてみてとても楽しいと思えたらまた是非参加なさってみてください。』
そのスタッフは神妙な面持ちで再びお客様の元へ。遠くで説明している様子を観察していましたが、お客様の顔付きが不安そうになってきたので助け船を出すことに。
担当であることを告げ、今日はいつもより参加人数が少ないこと・スローな曲なので動きを追いやすいことも併せてご説明差し上げ、最後にダメ押しの一言。
『今日はチャンスかもしれません』
インストラクターと直接話せたこともあってか、そのお客様はレッスンに参加され、途中でリタイアされることもなく最後まで彼女なりに頑張ってくださいました。
終わってから再び話し掛けてみると、満面の笑みでこう仰いました。
『普通だったらスポーツクラブでは【大丈夫ですよ!】としか言ってくれません。ところが先ほどのスタッフの方はそうは言ってくれませんでした。そこでアレ?と感じたんです。大丈夫でないことが当たり前なのだから大丈夫ではないですと告げてくれる正直さにコレは脈ありかも?と思ったんです。本当に何も出来なかったんですけど、それでも楽しくて仕方ありませんでしたし、何より観るもの聴くものが全て素敵だと思えたことは本当に貴重なひとときでした。』
大丈夫ですよ!と安易に言ってしまえば仕事としてはとても楽なのに、敢えて僕の言葉を一生懸命お客様に伝えようとしてくれたスタッフの真摯な気持ちにも、このお客様の情報をきちんと咀嚼して勇気を持って参加して下さり何か大きなお土産を持って帰られたことにも、何とも言えない嬉しい気持ちでいっぱいです。
連日のハードワークが祟ってあわや風邪?!な状態を綱渡りで何とか回避していましたが、今日はちょっと足を踏み外しそうになっておりまして、そんな時にこんな出来事がありぐずついている天気と身体に反して心は晴れやかです。
そして足元も。
長年ショップを横目で見ながら通りすぎていたCamperでしたが、遂に手を、いえ足を出してみました。
PatrickのMarathonや、NikeのCortezも素晴らしいシューズだと信じて疑いませんでしたが、このCamperのBeetleというモデルは目から鱗でした。
足を横からキュッとサポートしてくれるのに爪先は全く窮屈な感覚は無く、朝夕で1㎝ぐらいサイズが変わる僕の足にもしっかり対応してくれる優れものです。
お値段がそこそこするのですが、商売道具の足を守るために思いきって購入してみて本当に良かった。
この靴のお陰で暫く避けていた全身真っ黒コーディネートが復活し、この冬は度々真っ黒な僕をどこかで見かけるかもしれません。真っ黒ですけどいつもと変わらずオープンなのでどうぞ臆せず話し掛けてくださいね(笑)