またまた宣伝失礼します。
本番まで残すところ1ヶ月となり、リハーサルも両手で数えられるぐらいしか行うことが出来ず、いよいよ仕上げの時期になってきました。
今回も一体自分は何を創っているのか、毎日模索し続けています。ポッと光明が灯ることもあれば、深い霧が立ち込めることもあります。
昨日51歳の誕生日を迎え、タイミング良く届いた『グランド・フィナーレ』を二年ぶりに鑑賞し、光明どころか一気に視界が開けて自身の作品の全容が見渡せた瞬間に何故かとてつもなく寂しい感情が押し寄せてきて項垂れてしまいました。心配したパートナーがデニーズに連れ出してくれましたが、まぁ、いつものことなので食後少し回復した僕を見てほっとしてはいたようです。
この寂しさは、作品を創り終えいざ上演に向かう時の寂しさと似ています。我が子が独立し独り暮らしをするその背中を見守る親の気持ち、とでも言いましょうか…
まだまだやらなければいけないことは山積みなんです。でも、やらなければいけないことが全て見えているので、長らく張り詰めてきた気持ちがふと弛んでしまったようです。
凄いものが出来上がりつつあります。これを創り終えたら今後暫くは大作は創らない、いえ、創れないほど満足するものが完成しつつあります。
ですので、この機会をお見逃しになるとここまで濃厚で純粋な金子礼二郎ワールドは暫くご覧頂けません。
出演者全体で見るとまだチケットは余裕がありますが、僕がかかえているチケットはどの回も残り一桁台となってきました。
お急ぎください。
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