僕はお酒に弱く、間違っても「ええ、酒は嗜む程度です」なんて言えないほどほぼ下戸に近いレベルです。
「ええ、酒は嗜む程度です」、昔から憧れでした。だって、芸事を嗜む、のと同じ「嗜む」という言葉を堂々と使えるんですよ、芸事ではないお酒を飲むという行為に。
なんて図々しいんでしょう?と思って辞書を引いたら「愛好する」という根底の意味が拡大解釈されて酒を飲むというフシダラな行為を美化して「嗜む」を使っているようだと推察しました。
酒が許されるのであれば、僕のニワカ・カメラマンも「嗜む」を使っていいかな、と図々しく考えています。ええ、精通などしておりません。ただ下手の横好きでガムシャラに撮っているだけです。その道のプロの方から見たら「あ〜あ、弾みで良い絵が撮れたとしても基礎がなってないからてんでダメだよ…」と思われることは間違いないです。
明日撮影する第8弾映像のリハーサルを昨日行い、試しにあれこれ撮ってみたのですが己の技術とセンスの無さにウンザリしています。
唯一の救いは、長年の舞台経験と作品創りで培った構成力です。
どんなふうにシーンを繋いでいったらそれなりの動画になるか、というビジョンはいつも持っているので例えカメラの腕前がお粗末だったとしてもその繋ぎ方でかろうじてド素人感は回避出来ているのではないかと自負しています。
ま、なんだかんだ言うとりますが、この歳になってようやく見つけた趣味ですので、これからマイペースに嗜んでいきたいと思います。