父の高校時の同窓生で結成した「悠稀会」が毎年秋に開く合同展覧会が今年もやってきました。場所は去年と同じ茅ヶ崎駅前の市民ギャラリー。
今年ですでに4回目となり、その間にはお亡くなりになったり、新たにメンバーに加わる方がいたりと若干顔ぶれが変わりつつありますが、皆さん一様にお元気でしゃきっとなさっていてお手伝いに行く僕の方が逆に元気を頂いています。今年もお一人亡くなった方がいらして、代わりに奥様が遺作を出品し、皆さんの前でご挨拶をされていましたが、神妙な雰囲気にもならずむしろ爽やかに双方ともやり取りされていたのがとても印象的でした。高齢の方々が集まると必ずと言っていいほど話題になる「病気自慢大会」もなんだか微笑ましく、その凄惨な病状(例えば、背骨を削って人工股関節にした、抗生物質が全く効かない病気にかかってしまい高熱が三か月続いた、etc)に反比例して明るい口調には本当に感心してしまいます。「人工って言うからさ、永久に大丈夫だって普通思うじゃない?ところが寿命があって15年から20年しかもたないらしいんだよ。まあその頃には召されてると思うし十分かってことで手術したんだよ、あっはっは」と目をつぶってきいてたら30代の男性が喋ってるとしか思えない若々しい声で喋っていらっしゃる皆さんは輝いていました。
さて、今年の親爺の絵ですが、「前年より進歩が見られる」「繊細なタッチ」「空の描き方が素晴らしい」と概ね好評のようで本人も鼻高々のご様子。母と僕はこちらで苦笑するしかありませんでしたが、でもこれでまた元気に一年過ごしてくれるかと思うと褒めてくださった皆様に感謝しなければなりませんね。
目を奪われた他の方の作品を幾つかご紹介。
この最後の貝を展示された方は群馬大学の教授をされている方で、もの凄い数の貝殻を展示されていて圧巻でした!
最後にいつも初日に駆け付けてくれる母方の叔母夫婦とパチり。
5人で食事をしてから解散しました。
いつまで続くか分かりませんがなるべく長く続けられるように僕も元気でいなければ、と改めて自分に喝を入れ直した一日でした。