昨晩代々木上原のCasa Mia StudioにA先生のレッスンを受講しに行ってきました。随分前からお名前は知っていて気になっていたのですが、前回受講しようと思って電話で問い合わせしてみたところそこのスタジオでの教えは辞められてしまったということで切ない思いをしていたのですが、ようやく受けることが出来ました。
彼の前のクラスが以前ゲストで出演して頂いたH先生のクラスで、レッスン中にこっそり目配せして更衣室に向かったつもりがそこは女子更衣室で「あのぅ、そこは女子ですよー」と注意され生徒さん大爆笑。もうぅ、Hさん、ネタには目ざといんだから(笑)。
着替えてうっとりとH先生の振りを鑑賞。女性らしい柔らかいムーヴメントだけど、あちこちに身体の切り返しが盛り込まれていて踊るのは大変そう。端で見ていると先生が注意してることはなるほどねぇと思うんだけど、いざ実際踊ってみるとそこに気付くのは難しいんだろうなぁと思いながら軽く一緒に揺れてみたりしてました。
さて、A先生登場。しかーし、「見ての通り、今日は申し訳ないですが、全く動けませんので、ああこういうことをさせたいんだろうなぁと勘ぐってやってみてください、すみません」とおなかをまくって分厚い腹巻きを見せる。ぬわー、それはタイミング悪い日に来てしまったかなとちょっと後悔しつつも「いや、そこをはねのけて受ける醍醐味もあるじゃないか!」と自分に喝を入れ、脚も必要以上にバンバン挙げたりして頑張ってみました。コンビネーションは僕の振り付けとテイストが似てるとこがあってやりやすいと思いきや、ちょっとした身体の癖が左右逆だったりするものだから意外とやりにくく、それでも何とか流れをきちんと出さないと先生に失礼だなぁと思って大汗かいて必死に踊ったけどタイムアップ。
むむ〜んと反省モードに入っていたら、先生チコチコと寄ってきて「どこでお会いしたんでしたっけ?」と人懐っこい笑顔で聞いてきてくださり、「初対面ですよ」と告げても「いんや、絶対どっかで会ってる・・・・」という思い出しモードに入っていらっしゃいました(笑)。
昔の師匠の舞台に彼がゲストで出ていて名前を知ったこと、以前のスタジオを辞められた後でレッスンを受けようとしたこと、自分のスタジオのこと、なんかを話していて彼の腰の具合の話題に。もう何年も爆弾を抱えた状態で今回も先週の土曜に突然痛みが来て動けなくなってしまったのだとか。友人から紹介を受けたダンサーの駆け込み寺みたいな治療院の話をしたらすがるような目で「連絡先交換しましょう」とおっしゃり、先生はその後リハを抱えているので詳細はメールにてと告げスタジオを後にしました。
まだ29歳で、これからという時にそんな状態でダンスを諦めるかもしれないと呟いてらっしゃるのを見るのは忍びないですよねぇ。しかもルックスも技術も性格も良い人が苦しんでいるのは同じ苦労人としては絶対に見放せないんです。
いずれ彼とも何か一緒に出来たらいいなぁ。
今は腰が本調子ではないのでアレですが、月曜にHIP、火曜にCASA MIA、土曜にBEATNIKで教えてらっしゃるので皆さんもいかがですか?Y氏の動きをもっとアカデミックにした感じの大きな動きが綺麗な先生です。