【礼二郎のつぶやき】

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次回出演お知らせ

年末〜年明けに3つの舞台に出演いたします。もしお時間ある方は是非いらしてください!

★Tipness渋谷店ダンス発表会
12/23(火)14:00〜15:15 @Tipness渋谷 3階 Bスタジオ http://tip.tipness.co.jp/shop/intro/SHP001

毎週土曜日20:05〜21:35に受け持っている「ジャズ・コンテンポラリー」クラスに出て下さっている会員の有志で参加するイベントです。2曲創りました。会員以外の方でも無料で観られますのでふらっと立ち寄ってみてください!

★バレエ団ピッコロ第26回クリスマス公演「ドン・キホーテ」より、「マッチ売りの少女」 
12/27(土)2:00PM, 6:30PM(2回公演) @練馬文化センター 小ホール http://www.neribun.or.jp/nerima/
料金:全席指定 ¥5,000  ペア割引 ¥9,000
お問い合わせ:バレエ団ピッコロ TEL:03-3972-1476

この舞台では僕は全く踊りません。と言ったら可笑しいけど、ほんとうに踊りません。主役の女性に言い寄る金持ちの貴族「ガマーシュ」という役で出演します。共演者の皆さんが芸達者な方ばかりでとても楽しくやらせて頂いています。芝居だけっていうのもなかなか良いものです。チケットは僕に言って下さればご用意出来ますのでお申し付けください。


★平成20年度文化庁芸術団体人材育成支援事業 現代舞踊公演
1/20(火) 開演 19:00 1/21(水) 開演 18:45(どちらも開場は30分前) @新国立劇場 中劇場 http://www.nntt.jac.go.jp/index.html
料金:日時指定・自由席 前売り¥4,000 当日券¥4,500

僕は中村隆彦氏作品「みんな何処へ・・・行進曲」に出演します。どなたでも聞いたことのある馴染み深い楽しい曲にのせて楽しく陽気でちょっとホロッとする素敵な作品です。こちらでは沢山踊らせて頂いています。このカウントの苦手な僕が必死で「1・2・3・4」と数えています。衣装も一風変わっていて面白いですよ。チケットは僕に言って下さればご用意出来ますのでお申し付けください。
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by reijiro_kaneko | 2008-12-22 15:28 | 舞台

お勧めCD〜2008年総括編〜

またまたヒサシブリに登場です。今年も一年沢山の素晴らしい音楽に出逢いました。CDだけではなく実際に音楽を奏でる方々にも何人も出逢い、リサイタルでは生演奏までしてもらって音楽命の自分としては至福の一年でした。来年もどんな音楽に出逢えるのか今から楽しみです。

では今年出逢った中でも選りすぐりの数枚をご紹介しちゃいます!

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【Falliccia / Kenmochi Hidefumi】

来年の発表会のオープニング・ナンバーに使用している2曲についてご本人がブログで書いていらっしゃるコメントです。

『1.Falliccia』
タイトルはスーパーファミコン『半熟英雄(はんじゅくヒーロー)』の第4話のボスキャラの名前です。コンセプトはパーカッションと手拍子が融合したバルカン系高速ハウス。そこにクラシカル・北欧メタル風のギターソロをのせたらどうなるかな、というもの。
制作に3ヶ月ぐらいかかりました。行き詰ってボツになった作品が3つぐらい合体して作った摩訶不思議な曲です。さわやかな曲の印象とは裏腹に、精神的にドロドロ状態で完成しました。

『10.Snowflake』
スノーフレークとはスズランスイセンという花の英語名です。チョコフレークの仲間ではありません。
ピアノの単音旋律のミニマル性と、フラメンコダンサーの靴音(サパテアートと言います)の合体という、コンセプト一発の曲。作っているときに新しい可能性を感じてちょっと興奮しました。個人的にお気に入り。情熱的に踊るフラメンコダンサーの姿が目に浮かんできます。強く足を打ちつける音(ゴルペ)を合図にピアノが跳ね回ります。シンプルな分、一つ一つの音が強い力を持っていますネ。本当に美しいものってサラッと聞き流せない何かがあります。ガリッと引っかかる、何かが。そんな美しさが好きです。

1曲目の最後の文章「さわやかな曲の印象とは裏腹に、精神的にドロドロ状態で完成しました」、これを読んで深く溜め息をついてしまいました。何故僕がオープニングにこの曲を選んだのか、これは神のお導きでしかないと思います。綺麗だけど、どこかドロリとしたものを感じる、そんなミュージシャンに出逢えたこと、心から感謝せずにはいられません。

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【Amiina / Kurr】

全人口30万人、音楽学校の数90校、姓の概念が無く男性は語尾にsson、女性はdotilがつく温泉がいたるところで湧き出し漁業大国であるアイスランドはシンプルなんだか豊穣なんだかよく分からない国です。

そういう国から生み出される音楽もしかり。無駄なモノは一切なく、ひたすら鄙びていて美しく肌触りが良いのです。彼女達の音楽もそう。

れっきとした音楽でありながら、生活音に限りなく近い安心する音達。イライラしたりドキドキしたりしている時にこのアルバムをかけているとつんのめっている自分がバカバカしくなります。

Sigar Rosというバンドのサポートメンバーとして脚光を浴びるようになった彼女達ですが、グループとしての完成度はもうすっかり独り立ち。これからの活躍が楽しみです。


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【Goldmund / The Malady of Elegance】

Heliosというプロジェクトの牽引者Keith Kenniffの別名義プロジェクト。本家Heliosはどちらかというとエレクトリカルでドリーミーなサウンド。こちらGoldmundは室内楽の匂いがする極めてアコースティックなテイスト。レッスンのストレッチの時に流しているのがこのアルバムです。60分ぐらいあるのでちょうど良いんですね。

前作までは儚く切ない独り言のような音楽、な印象が強かったGoldmundの新作はそんなイメージを見事に払拭してくれ、同時にプリペアドピアノのどことなく玩具っぽいニュアンスをもがらりと変えてくれました。

この新作は氷の亀裂のように漆黒の闇に光る稲妻のようにきりりと美しい。

遠い日の記憶はまだ瑞々しく目の前で新鮮な輝きを放っている、そう教えてくれているようです。



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【Max Richter / 24 Postcards in Full Colour】

気持ちが動く音楽は多々あれど、心を掴まれ翻弄されなすがままになってしまう音楽には滅多に出逢えないものです。

この方の音楽は一見色んなパターンがありすぎてまとまりがつかない感じなんです。後述のLibrary Tapesと見分けがつかない時もありますし、Yann Tiersenにそっくりなメロディーがふいに現れたりします。流行のノイズ+センティメンタルなメロディー・パターンもあれば室内楽になったり、シンフォニーになったりもします。この掴みどころの無さが彼の売りでもあると思います。

過去2作では気持ちは確かに動いてそこそこ心地よかったのですが、本作にてヤラれました。平均1分、長くても3分の曲が24曲並ぶ。つまみ食いは許されない。いったん聴き始めてしまうとストップボタンは押せなくなる。最後まで聴かないと具合が悪くなり、ジャンキーな食事をした後のように身体がむくむ。

なんだこれ。

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【天平 / Tempeizm】

ガテン系なルックスや荒々しい演奏スタイルやかと思えばリリシズム溢れる感情的な表現などが取り沙汰されているようですが、僕は彼の演奏を初めて聴いた瞬間に何かそういったことでは括られないあることに感動し急激に引き込まれていくのを感じました。

人にアホ呼ばわりされようが全く関知せずひたすら好きなことに向かい合っている人が出せるフェロモンというか魅力が彼にはあります。荒削りだけど、洗練されていないけど、ピアノという楽器が命よりももしかしたら大切で、身体と一体化したらどんなに幸せだろうと考えているのに、どうしたって近づけない歯痒さと闘っているその姿に胸を打たれるのです。

ただ音だけを聴いていると、どうしてもアタック音の激しさにネガティブな感情を感じてしまいますが、実際に弾いている彼の指を観てみたら指の先でなく腹の部分を使って鍵盤全体を慈しむように叩いているのです。「なんでだよー!」ではなく「そうだよねぇ」とピアノに向かって言っているように見えるのです。なのでどんなに激しい曲を聴いても何故かこの上なく美しいバラードを聴いているような気分になります。

久しぶりに日本人であることに何の不自由もないアーティストに出逢いました。

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【Library Tapes / A Summer Beneath the Trees】

待ちわびていた新譜です。

2005年の公演「Nostalgia」でもこの方の曲を使いました。ずっとファンです。どのアルバムでも必ずどこかに列車の音がサンプリングされています。あのがたんごとんという音、僕はたまらんのです。鉄ちゃん(鉄道マニア)ではありませんが、幼い頃線路脇の金網に顔を食い込ませるようにして貨物列車に見入っていた記憶が蘇ってきます。

感傷的なピアノにさらにディープな弦のアンサンブルが重なり、感情の頂点でフィールドレコーディングの音が微かに聞こえてきた瞬間にもうとことん寂しくてやりきれない気分になります。身体がバラバラになってしまいそうだけど、必ず落ち着く先を照らしてくれるから何事もなかったかのように日常に戻っていける。

過去の作品の中で一番弦が活躍しているアルバムです。シンフォニックな匂いがしつつありますが、ちょっとずつ方向性が変化しているのかなぁ。次作もまた楽しみです。

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【Pat Metheny, Anna Maria Jopek / Upojenie】

聴いて確かに凄いなぁと思うし、全く嫌悪感は感じないのだけれど今ひとつ惹かれないアーティストが何人か居る。Pat Methenyもその一人。

しかし、他の人との共演がきっかけで手放しで絶賛してしまうこともあります。

その良い例がこのアルバム。

Anna Maria JopekとLeszek Mozdzerが目当てで購入したこのアルバムは二人が素晴らしいのは勿論、Pat Methenyが凄い。まるで楽器のようなAMJの声と対照的に、澄んだ声色で唄いまくる。弦と指が擦れ合う時の微かな音がブレスに聞こえる。

そして、上記の3人も良いけれど、もっともっと良いのはサポートミュージシャン達が誰一人裏方ではないってこと。僕は昔サイボーグ009が大好きでした。それぞれに魅力があって、決して一人勝ちは出来ないのだけれど9人が集まるととんでもなく強い。そんな関係に少年時代の僕はドキドキしていました。それと対比するのはおかしな話かもしれないけれど、ここに集まっているミュージシャン達はまるで009のようです。腹が多少出てたって構わない。皆それぞれに恰好良い。

今年のNo.1はこれに決まり。

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【Vassilis Tsabropoulos, Anja Lechner / Melos】

Anja Lechnerと組んだ前作「Chants, Hymns and Dances」も秀逸でしたが、今作ではドラムを加えて更にその世界を極めてきています。冷たいピアノ、息づかい荒めのチェロ、絹のように柔らかいドラムが対照的で、聴く度に新たな発見があり楽しい。ECMというレーベルは不思議なレーベルで、所属しているアーティストはそれぞれ個性的なのにどういうわけか並べて聴いてみると皆同じテイスト・温度に加工されてしまいます。このVassilis Tsabropoulosさんにしても然り。前作ではちょっとはみ出した感がありましたが、今作で見事にECMカラーに染まってます。エスニックな匂いがするジャズ、になってます。

ただし、どこか東洋的だけどビザンチン文化に浸食されたヨーロッパ人が思いを馳せる東洋の域を抜け出せない、そこが魅力なんですね。この何とも言えないズレ感は東洋人に真似できないものだから、とても歯痒い嫉妬に悶えてしまいます。

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【Erik Mongrain / Equilibrium】

前作で神童ぶりを炸裂させていた彼の2作目はやや落ち着いた仕上がり。エネルギーとテクニックはそのままに、緩急をもたせメロディーを立たせている。かなり聴きやすくなったのではないでしょうか。

今度の発表会でこの方の曲を使わせてもらいます。超絶技巧でしかもちょっ速。自分への喝、の意味も込めて有り難く使わせて頂きます。

しかしこの人のギター、弦が何本あるんだろうと不思議になります。デビュー当時の映像を観てさらにビックリしました。普通の6弦ギターを琴のように横向きにして膝の上に置いて演奏しているのです。フレットの押さえ方もまるで琴。弾いている方の指はもうどうなっているのか全く分かりません。速い上に角度が自在に変化し、何か陶芸家の指に似たものすら感じます。

まだまだ勢いは止まりません。次作もすでに楽しみ。

今年は本当にネズミのようにちょこまかと動き回った一年でした。来年は「丑」年ですので、どっしりと構えていくのかしら?いやいや、まだまだ走りたいです!Erikを最後にご紹介した、っていうのも何か示唆しているんだと勝手に思いこんで来年も頑張ります。皆様にとっても素晴らしい一年でありますように☆
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by reijiro_kaneko | 2008-12-18 14:37 | 音楽



ダンサー兼インストラクター『金子礼二郎』が気ままに呟いています。
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