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【礼二郎のつぶやき】

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再演?!

さて、度々お伝えしていますが、僕は昨年の11月11日をもちまして舞台出演という形でのダンサー人生からは引退しました。

次々に映像作品をリリースしたり、レッスンでは以前と変わらないどころか寧ろ以前より身体のキレも良くなりバンバンお手本を見せていたりする姿をご覧になっている方々はきっとピンと来ないことだらけでしょうね。

でも、紛れもなく僕は引退したのです。

嗚呼、それなのにまたしてもこんな動画を上げてしまいます。。。

ここ数年関わらせて頂いているstudio √isionsさんから、今年の3月の「Roots vol.2」に続いて年内二つめとなる企画に有り難い事にお声掛け頂き、また新たな作品を発表させて頂ける機会を頂戴しました。

これまで10分超えの作品を好き勝手に創らせて頂いてきましたが、今回は潔く5分足らずの小作品一本に賭けて冗長な語り口は避けることに決めました。「老害」と陰口を叩かれるのは本当に嫌ですのでね。

しかし、小作品だからと言ってショーケース形式の公演の中でひっそりと埋もれてしまうような無難な作品など僕が創るワケがありません。

ということで、今回は去年の引退パフォーマンス「四大元素」の終曲「気」をリニューアル再演することにしました。SNSでも宣伝していたのでご存知の方も多いと思いますが、公募という形を取りながら実際は厳しくオーディションしておりまして、何名か勇気を出して名乗り出て下さったのにお断りさせて頂くという本当に申し訳ない仕打ちをしてしまいました。

その方々の気持ちを無駄にしない為にも、陰ながら応援して下さっている皆さんの為にも、絶対に凄いものを創ります。

この「四大元素」のオリジナル・パートナーである島田真奈にお願いして、参考動画を本日撮ってきました。彼女に敬意を表する意味で初演時の映像を随所に盛り込み、且つ今の私達のありのままの姿での改訂版バージョンを織り交ぜて構成しています。
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皆さま、11/30,12/1は是非生の眼でこの再演にして新作「四大元素」をご覧ください!

by reijiro_kaneko | 2019-07-31 23:45

その程度で…

いつも皆さんに苦言を呈している僕ではありますが、そんな僕を軽く否してくださる有難い存在がいます。

それが、このblogにも度々登場しているパーソナルトレーナーのN氏です。

彼にかかると「合格」なんて言葉は一切ありません。前回より少しマシになったかなぁ…と淡い望みを抱いてトレーニングに臨んでも些細な上達ぶり程度では褒めて貰えることなど皆無。稀に上達していたとしても何も言わず次の段階の課題をサラリと言い渡されます。

先日のトレーニング時にも一番言われたくない言葉を一度ならず二度三度と浴びせかけられました。

「その程度でダメになっちゃう身体の構造なわけですよ」

本当にショックで凹みます。

具体的に説明しますと、僕の胸部から腰部にかけての背骨のコンディションは硬かったり動きに癖があったりして幾らトレーニングで矯正してもウッカリ気を抜いたり無理な動きをした後では元々のダメな状態にいとも簡単に戻ってしまうのです。トレーニングを始めた頃に頻繁に指摘され続け悔しい思いから頑張って直した成果が実り最近はあまりこの言葉は聞いていなかったのですが、先日のトレーニングで久しぶりに連呼されガラスの心臓は粉々に。

ま、跡形もなく木っ端微塵にされたので、甘ったるい未練など残るはずもありません。生まれ変わった気持ちでまた明日から邁進するのみです。
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by reijiro_kaneko | 2019-07-28 20:50

メリハリ

ずっと僕のこの拙いblogを読んでくださっていたり、長らくレッスンに通って下さっている皆さんにとってはお馴染みの話題ですが、定期的にこの話をしておかないと「人間都合の悪いことは忘れる」習性がありますので、またしつこくお話しておこうと思います。

ええとですね、僕のダンスのスタイルを一言で表現するならば「メリハリ」で済みます。

そうは言ったものの「メリハリ」の本当の意味や語源が気になったので調べてみました。

「メリハリ」は、邦楽用語である「メリカリ」が転じた言葉です。
「メリカリ」とは、 微調整して音を低めることを「減り(めり)」、高めることを「上り・甲(かり)」と呼んでいた邦楽用語で、現代では、主に尺八などの管楽器で使われています。「減り(めり)」は「減り込む」など、一般的にも使われていた言葉ですが、「上り・甲(かり)」は邦楽以外で使われることがなかったため、一般的には代わりに「張り」を使って「減り張り(めりはり)」と言うようになり、「音声を緩るめることと張り上げること」を意味するようになったそうです。
その後、音の高低以外にも「メリハリの利いた話し方」「仕事にメリハリをつける」など、比喩的に用いられるようになりました。

なんですって。「メルカリ」もまさかそんな意味で名付けた名前なのかしら?それは置いといて…

意味は間違って使ってはいませんでしたので安堵しました。

さて、本題へ戻りましょう。

「メリハリの効いた踊り」と言われてもピンと来ない方のために例を交えて説明しますね。

宝塚の男役のダンスはどうでしょう?ビシッとして凛として決してナヨナヨせず四肢を常にピンと張って踊り続ける姿に虜になる女性の皆さんは多いでしょう。

一方で、ベリーダンスはどうでしょう?おなかを中心に絶えず悩ましくうねり続けるスタイルはとてもエロティックで世の男性の大好物であったりしますよね。

両極端の二種類のダンスを例にあげましたが、それぞれを極めることよりも二つを融合してみたら面白くねぇか?というのが僕の発想なのです。

ずーっとカチカチ動いているだけではなく、カチカチの中に急にうねる動きが入ってきたり、かと思えばそのムーブメントが意外なタイミングで一時停止し硬い動きに変わる。そういう予測不可能な動きをこれまた抑揚豊かな曲に合わせてみたらどうなるか?と面白がってしまう。

1・2・3・4と単調なカウントで単調な動きを繰り返していることがこの上なく楽しい、と感じる方にとっては単なるストレスでしかない僕のスタイルですから、これは世の中のスタンダードとして認められるようなものでは決してありません。

白米中心の日本で「私はクスクスしか食べません」と言ってるようなものです。

誰にでも分かるお米ではなく、敢えてクスクスを選んでクスクス親善大使を買って出ているわけですから、そりゃあメジャーになるわけなんかないですよ。

だから、「メリハリの効いたダンスをしましょう!」と幾ら叫んでもずーっと白米しか食べていない「私の体は100%白米で出来ています」という人にとっては、クスクスを食べることなど言語道断、問答無用、不届き千万非国民、なわけですよ。

ごく稀に重度の便秘に悩む方がクスクスの食物繊維のお陰で翌朝ドッサリ、そしてクスクスに少しだけ感謝、なんていうケースがあり1ヶ月に一回程度クスクスを食べるようになる奇跡が起こることがありますが、大抵は米派は米派、パン派はパン派と一途な方が大半なのです。

なので、「メリハリの効いたダンスをしましょう!」と叫びつつも、皆さんが賛同して下さり貪欲にメリハリされることは基本的に諦めています。

もう夢で胸がはち切れそうな年齢はとうに過ぎました。世の中がこうなったらいいなぁとキラキラした目で熱く語り合うモラトリアムにまだ浸ってたらそれこそ気持ち悪い大人じゃないですか。

だからもう「メリハリの効いたダンスはこんなに素敵なんですよー!当店通常価格¥44,000が今ならタイムセール価格¥12,800!」なんて言いません。

「メリ」が苦手な方にはそれなりの筋トレを、「ハリ」が苦手な方にもそれなりの筋トレを黙って課するのみ。

頭で考えて分からない皆さんには身体で教えます。

どうですか?この体育会系システム。これを読んで大笑いしつつ、「そっか、ウダウダ考えても無駄なんだから立ち上がれなくなるくらい筋トレすれば身体が分かるのか!それは楽しみだぞ!」とヤル気になって下さる皆さんが3人ぐらいいたら僕は幸せです。
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by reijiro_kaneko | 2019-07-26 16:50

シェエラザード

ちょっと訳あってクラシックを最近よく聴いています。それもシェエラザードを特に。

シェヘラザード 、シェエラザード、どう発音するのが正式なのか分かりませんが、日本では「千夜一夜物語」という名前で余りにも有名なお話ですよね。

シェエラザードには深い思い入れがありまして、中学生時代吹奏楽にのめり込んでいた頃、全日本吹奏楽コンクールの強豪校は必ずと言って良いほどこのシェエラザードの第四楽章を完璧な演奏で金賞を勝ち取っていました。田舎の弱小吹奏楽部では到底太刀打ち出来ず専ら過去の優秀校の模範演奏が収められたレコードを音楽室で大興奮で何度も聴いては皆で「この曲演奏出来たらいいねぇ」と目をキラキラさせながら夢見ておりました。

あれから40年、すっかり大人、いやおじさんになったこの耳にもフルオーケストラ版のシェエラザードはあの時と同じ興奮と感動を持って心地良く響いてくれます。そしてこんなにカッコいい曲だったのか、と新たな感動をもたらしてくれます。

では果たして指揮者とオーケストラが変わったらどんな違いになるのか?気になり始めたらすぐさま行動。名盤と評価の高い三枚のCDを取り寄せ聴き比べてみました。
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驚きました。同じ曲とは思えないほど全く違うのです。

よく「作曲家と同じ国の指揮者やオーケストラ版が一番忠実に演奏するのでその曲が生きる」と言われますが、本当にその通りでアメリカは無駄に派手だしドイツは重苦しいしフランスは自分勝手だし日本はお行儀が良い。「シェエラザード」はリムスキーコルサコフが作曲者なのでそりゃあ旧ソ連邦出身の指揮者が振ってるものが間違いないだろう、と考えてコンドラシン、ロストロポーヴィチ、ゲルギエフのお三方の演奏を聴き比べると、同じ旧ソ連邦でもそれぞれ生まれ育った地域の違いもありコンドラシンは格調高く、ロストロポーヴィチは曲芸、ゲルギエフに至っては暴れん坊。

僕は個人的にゲルギエフの「成敗!」と斬り捨てながら幼子には相好を崩し良いお父さんと化す暴れん坊将軍のような切れ味も人情もある演奏が琴線に触れます。

映像で演奏を観ると、更にその違いが一層際立ちます。あくまでも主役はオーケストラですよと影の立役者に徹するマエストロもいれば、これでもかと髪を振り乱して振りまくる指揮者もいます。面白いのは、指揮者のパフォーマンスと音の鳴り方が一致するとは限らない、ということ。どんなに髪を振り乱して指揮をしていても聴こえてくる音はとても端正だったりもしますし、とても静かに流れるように指揮しているのにオーケストラは嵐の海のようにうねりまくる場合もあります。

参考例としてお見せするゲルギエフがウィーンフィルを振ったシェエラザードは、指揮者も凄いけれどそれに応えるオーケストラもこれまた凄まじく、両者一騎打ちの結果ゲルギエフの身体から音が洪水のごとく溢れてくるように見えます。

今日はそんなわけでダンスとは一見無縁に感じる話題でしたが、あながち無縁でも無いのです。こういうことを面白いと感じて下さった方は自ずとダンスにもその意識が還元されるでしょう。動いてナンボ、ではなくて、観ている人の心を打つダンスがしたい!と思っている方に何かしらの引っ掛かりを提供出来たとすれば幸いです。

by reijiro_kaneko | 2019-07-26 15:21

三つ子の魂

久しぶりのクリエイション期間に入り、昔取った杵柄的には物事が上手く進まないことに戸惑いつつも試行錯誤を繰り返しながら出演者の皆さんが納得して前に進んで下さることだけを励みに毎日生きております。

「これだけ言ったら伝わるだろう」なんて甘い考えは通用しません。「これだけ言っても絶対100%なんて伝わるはずがない」が基本にあるからこそあの手この手を使って皆さんの士気を上げることに必死です。

ええ、完全に無給残業です。

でもいいんです。

こんなにも学び多き機会に携われるのですから。

意外と強かな性格でありますもので、右も左も分からない方々を手取り足取り導いてそれなりの上達ぶりへと誘うことに全身全霊で取り組んでいるように見せかけて、実は自分自身の引き出しを増やすことに没頭しております。

「ダンス界で常識なこれをそのまま言ったら伝わらなかった。じゃあどうしようか?日常生活の何かに例えてみたらどうだろう?あ、通じた!じゃあこの路線でこのまま行こう」

とか。

「割と色々な事を知ってて身体もそれなりに動ける人に専門的なダンス用語で語りかけてみたら意外と通じない。じゃあやはり例え話にしてみよう。あら、どうしよう余計通じなくなっちゃった。うーん、困ったなぁ。嫌だけど考える余地を与えないスパルタな抑えつけにしてみようか。わぁ、物凄い反応が出た。ではこの人にはこれを徹底してみよう」

とか。

「そもそも形をなぞってカウントも正確に動いてそこで満足してしまってる人にそこから先があるんだよーということを伝えるにはどうしたら良いか?これも嫌だけど思いっきりけなしてみようか…あぁ、やっぱりdisられると何かしらの表現の芽は出るなぁ。でもそれって抑圧された上での無理やりな表現だよね。そんなんじゃ僕の目指してるダンス観とは相容れないんだよなぁ。じゃあここは僕がピエロを演じてみんなが楽しい気分になることで心の箍が外れてポジティブな感情が表に出るように誘導するしかないか…」

とか。

先生然として、こうすれば絶対上手くなるから信じてやれ!という在り方は全くもって実践出来ていません。寧ろ、その逆でとても嫌なことばかり自分に強いています。でも、それを乗り越えると以前よりも視界が開けているのです。

まさか、小学校の時に担任の先生から言われた「嫌なことを後回しにせず、そこから片付けていきなさい」の教えがこの歳になって身に沁みて理解出来、実践出来るようになるとは。

三つ子の魂百まで、なんですねぇ。
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by reijiro_kaneko | 2019-07-25 18:57

課題曲変更のお知らせ

はい、ゴキブリ金子です笑

ええと、またしても悪い癖が出ました。始まったばかりだというのに曲を変更いたしました。
Madonna先生の新境地で是非皆さんに踊って頂きたかったのですが、意外とあれは難しかった…という判断を早々に下し、以前は大嫌いだったSam Smith先生の新曲に変更しました。テンポはこちらの方が少し速くて大変なんですけど、皆さんの「心」がMadonnaで踊るよりだいぶフンワリとするであろうことは予想できるので思い切って変えることにしました。

本日、久喜店にて試してみたところ、ワアワアキャアキャアなりながらも皆さん楽しそうでしたのでホッと安堵。

このSam Smithの新曲ですが、なんとあのドンくさいSamさんが初めてダンスに挑戦していらっしゃるのです。そして、これまで泣きのバラードを売りにしていたSamさんが楽〜にポップに歌っています。

Samさんもそうやって頑張っているのです。

皆さんも一緒に頑張りましょう!
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by reijiro_kaneko | 2019-07-22 19:56

少し呟かせてください。

参院選が終わりました。投票率は全有権者の半数を超える方々が何らかの理由があって投票しなかった、という結果に終わりました。病気や事故やのっぴきならない事情があって投票出来なかった方々は仕方がないですが、自らの意志で投票しなかった方々は今後一切国政に対して文句は言わない、という決意の元での投票棄権でしょうからとても立派な在り方だと尊敬します。

さて、焦点となっていた改憲に必要な与党及びそこに賛同する勢力が必要としている三分の二の議席は表面的には満たず、これから安倍政権は必死に水面下で手回しに勤しむことでしょう。

一方で台風の目となりそうな新しい立ち位置の方々が何名も当選しています。中でも重度の障害を抱えた立候補者を国会に送り込んだ山本太郎氏の健闘ぶりには頭が下がります。ご本人は惜しくも枠から漏れてしまわれましたが、きっと今後は当選した2名の議員をサポートすることに身を削られることと思います。

今回の選挙を通じて僕なりにひしひしと感じていたことがあります。

それは、若い世代ほど投票率が下がることを嘆くだけでなく、自分は投票したぞ偉いだろ!と胸を張るだけでなく、どんな世代の人達からも一目置かれる生き方を貫き「あの人が言ってるんだから投票しなきゃダメだよな…」と周りを巻き込める中年が果たして多く存在するのか?ということ。

データを調べて愕然としました。40・50代の投票率は60数パーセント。10人のうち3人は確実に投票棄権。今の20代の親世代がそんなんだから子供だって別に投票しなくたってオレ達生きてられるし、と考えてしまうのはごくごく自然な成り行きです。

僕の周りの20代の若者達は積極的に選挙に参加しています。きっと育ってきた家庭や学校や現在の環境が良かったのでしょうね。そんな彼等を見ていると、「今の若いもんは投票もしないし、自分のことしか考えてないし、全くけしからん!」なんて愚痴を言えるはずもないのです。

けしからんのは寧ろ大人の方。例のY本騒動の関しても次々に悪者を吊るし上げて短絡的に成敗をするマスコミ然り、ラッシュ時のホームで杖をついているお年寄りや障害者の方にぶつかるまでスマホから目を上げない大人の皆さん然り、なんにも出来ないくせに些細極まりない事でクレームを言い続ける中年熟年然り。

そんなんじゃお手本になんかなれるはずないじゃないですか。

かく言う僕自身はどうなのか?と考えたら全く大したことは無いのです。会社勤めが肌に合わずこんな歳になってまでチャラチャラとダンスなんぞを生業としている、それこそ世の中から一番最初に排除されるべきくだらない存在です。

でも、そんなゴキブリのような立ち位置だからこそ冷静に見える景色というものが確かにありまして、地面に這いつくばって見上げるゴキブリ目線から見ると世の中で当たり前と信じられているものが滑稽で脆弱に見えることがよくあるのです。だから金切り声を上げて僕を追い回すご婦人達にたまに逃げるのをやめて「ちょっと話を聞いて貰えませんか?」とお願いをすることがあるんですが、殺傷に必要以上の大量なゴキジェットを噴射されて息絶えるのがオチです。
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by reijiro_kaneko | 2019-07-22 11:34

シンクロニシティ

またしても糸井氏とシンクロニシティが起こり、嬉し恥ずかししている金子です。

このところ、周りの皆さんの士気が高まっているせいもあるのか、「こんなにも出来ていなかったことに愕然としました。でも落ち込んでる暇はありませんよね。やると決めたからには四の五の言ってないで死ぬ気で頑張ります!」という言葉を異口同音に拝聴しています。

毎回動画を撮られて間髪入れず見せられて米粒に字を書く職人レベルでの細かいtutorial動画も見せられて、それでも気付けなかったらきっとその方は1ステージ¥1,000,000超えのギャラのプロダンサーなんだと思います。そんな方がスポーツクラブの僕のようなしがないインストラクターのクラスに来て下さって本当に光栄極まりない思いです。

なんて嫌味はまず口にしなくて良いほどほぼ全員が撃沈してくださっています。そういう素直で真摯で客観的な目を持っている方々に囲まれて僕は幸せです。

そんな皆さんに僕は恩返しをしたいのです。

日々のレッスンの中で毎回何かしら気付きがあったり、発表会に出演する方々は本番当日にこの上なく楽しく充実した時間を過ごせたり、ダンスが上手になることも勿論大切ですがそれよりもまず毎日の生活にハリが出たり身体の調子が整ったりという変化が出るように、僕なりに全身全霊で取り組もうと考えています。

そして、その「変化」という一つのゴールに辿り着くための手段は多種多様あれど、金子礼二郎という選択肢を手段として選んで下さった皆さんが選んだことを後悔されないよう、あざとい計算や偏った常識の押し付けなどで皆さんを「低脳の烏合の衆」に貶めないように多少泥臭いやり方になろうとも誠心誠意をもって手を尽くそう、と思うのです。

そりゃあねぇ、物凄く高いレベルから見てダンスが桁外れに上達して下さったりしたらこちらも嬉しくない訳がありません。でもね、専制君主に徹してパッと見とても上手に見えるハリボテダンサーを育てられたとしても全く嬉しくないのです。

同じことを何度も繰り返し表現を変えて申し上げておりますが、これで最後にしますね。

折角自主的に気付いてご自分の至らなさをまざまざと実感しそれでも頑張ろうとしている皆さんに向かって、更なる平手打ちを罵声と共に喰らわせることなどしようものならそれこそ恐怖で自由を縛るDVや独裁国家になってしまいます。

僕はそんなことはしません。

でもね、非常に良く斬れる高性能のカッターで気付かれないようにスッと傷を付けるという秘技は割と頻繁に活用しています。

ええ、大抵の人は気付かないんです、その傷に。血が出ませんからね。

しかし、今までにない動き方をしたり僕から伝えられたイメージを忠実に再現しようとしたりした瞬間に皮膚が引っ張られて傷が露出しジワ〜と出血します。その血を見て初めて、「ああ、こういうことだったのか…」と理解できるのです。

大丈夫です、大量出血して失血死しないように程度は弁えていますから。ご安心ください。

そんなことを書いてたら今日の糸井氏のエッセイはこんな内容でした。ふんわりとした在り方を装っていらっしゃいますが、中身は策士にして狡猾。おまけにユーモアのセンスも持ち合わせていらっしゃる。

「あいつ、いなければいいのに!」の一文にはしてやられました。

あ、ちなみに彼のエッセイは過去に遡ってバックナンバーを読むことは出来ません。一日も休まず書いているのに毎日消えていってしまうというなんとも潔い掲載の仕方をとっています。

(以下引用)
ーーーーーーーーーーーーーーーー
・「あなたがするようには、わたしはしない。」ということがある。行きたい先は同じだとしても、あなたのような方法では、行かない。ということがいくらでもあるのだ。

「わたしがするようには、あなたはしない。」ということだってある。やりたいことが同じだとしても、わたしのような方法では、あなたはしない。そういうことは、おおいにある。

行き方、やり方、というのは、目的と同じようにとても大事なことだと思う。ぼくの好きではないやり方について、例を書き記せば、もっとうまく伝えられるのだろうが、なかなかそういう気になれない。「目的のためには手段は選ばなくていいのか?」若いときにも、そういう言い争いをしたことがあるし、年を重ねてからも、それを考えたことが何度もある。

目的と手段のこと、いまごろになって、こう言ってもいいのではないかと思うようになった。「手段は目的に含まれている」よ、と。

たとえば、崇高な目的のために汚い手段を使うとしたら、その目的は崇高でもなんでもなく、汚いのではないか。たくさんの嘘をついて、相手の「悪」を倒すという人は、倒した後にも、だれにでも嘘をつき続けるのではないか。きっと、そうは言いきれない場合もあるのだろう。見方によっては、やむえない例外もあるのだろう。そう思う人がいるかぎり、そう言わざるを得ない。きっと歴史は、そうやって繰り返されてきたのだから。でもね、ぼくは「手段は目的に含まれている」と、そう思ってこの先も生きることにする。

「あなたがするようには、わたしはしない。」ということは、実はけっこうたくさんあると思うのだ。だってね、ちがうんだもの、あなたとわたしはね。同じでないあなたとわたしが、共にいられますように。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。あいつ、いなければいいのにと思うことも、ありますとも! 
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by reijiro_kaneko | 2019-07-19 16:03

佐原旅行

今年も両親を連れての家族旅行を決行出来ました。彼らが元気でいてくれること、それだけが心の支えです。

秋のグループ展に向けてそろそろ出展する絵が出揃ってなくてはいけないのにも関わらず、日々シルバーサークルのカラオケに没頭し絵には手付かず状態の父に業を煮やして絵筆を持ったことのない母が父を発奮させるために描き始めたのは良いのですが、あろうことか父よりも才能があった事実に父は更に意気消沈。

そんな父に頑張って欲しくて、全国に点在する「小江戸」と呼ばれる町の中から「佐原」という町を選び、無理やり連れて行って肉眼で町並みを見て貰えば彼のヤル気も充電されるだろう、と企んでの今回の旅行と相成りました。

当日までは暇さえあれば天気予報をチェックし、なんとか当日大雨だけは避けてもらえるように祈り続けました。そんな息子の必死の想いとは裏腹に両親は「あなたが行くとこは絶対晴れるから大丈夫!」と根拠の無い楽天ぶり。結果、快晴とはならなかったけれども薄日が差すぐらい晴れたので面目躍如。お陰様で父の絵心をくすぐる写真が沢山撮れました。

とは言え、せっかく一眼レフを持参したのにボケ味をフルに発揮して撮ったこんな写真には見向きもしないという惨敗ぶり。。。
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そこは百歩譲って父好みのベターっとした面白味のない風景写真もしっかりと撮りました。それこそがこの旅のメインの目的でしたので。
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泊めて頂いた旅館を特に母がいたく気に入り、チェックアウトの際にはフロントの方に「またすぐに来たいわ」と満面の笑みで申しておりました。普段そんなこと全くしないのにお揃いTシャツまで買って「さあ、皆んなで着ましょう!」と言い出すほど上機嫌だったのです。そしてこんな写真を撮る羽目になりました。
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最初は気恥ずかしかったけど、なんだか意外と三人とも似合ってるしイイ感じ。

でも来年はお揃いTシャツは勘弁してほしいものです。
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by reijiro_kaneko | 2019-07-19 11:03

√isions Showcase vol.4 出演者募集

Studio √isions 主催 11/30〜12/1 √isions Showcase vol.4 @蕨市コンクレホール に去年に引き続き今年も作品を提供させて頂けることになりました。

当初別の曲で新境地を開こうと目論んでいたのですが、完全に気分が変わりまして、というよりトレーニングの成果で本当に身体が生まれ変わり引退する前よりも段違いに使える身体になってしまったのでこの身体で僕本来の大事にしてきたムーブメントを紡いでみたらどうなるだろう?という確認をしたいという気持ちがムクムクと持ち上がり原点に戻ることにしました。

使用曲はOlafur Arnaldsの「Ekki Hugsa」となります。

タイトルに聞き覚えの無い方も昨年の僕の引退パフォーマンスで使用した四曲のうちの終曲、と聞けば思い出して下さる方も少数いらっしゃるかと。

上演時はパートナーを務めてくれた島田真奈とのデュオでしたが、今回これを群舞編成に改訂し再演してみることにしました。

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初演時の動画を添付しますが、これでは群舞になった時のイメージが湧きにくい…とお感じになる方も多いと思うので、借り物ではありますがCosというアパレルブランドのインスタレーション動画を貼っておきます。

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出演ご希望の方は7/26(金)が締め切りとなりますのでお早めにお申し込みください。

沢山の皆様のご参加、お待ちしております。

by reijiro_kaneko | 2019-07-18 21:38



ダンサー兼インストラクター『金子礼二郎』が気ままに呟いています。
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