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【礼二郎のつぶやき】

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はらぺこあおむし

ベランダガーデニングしているコレクションの中のクチナシの新芽がことごとく食べられており、どうやらオオスカシバという蛾の幼虫が大量に発生しているが故らしいと分かり、撃退作戦が決行されました。

作戦とは名ばかりで見つけたら摘んで捨てるだけのこと。試しにアボカドの葉っぱに移住させてみたりしましたが、あからさまに「イヤーッ!」と海老反りになって拒否なさるので、ならば地獄へ行きなさいということで灰皿の中のニコチン&タール血の池地獄へと。可哀想だけど丸坊主にされるクチナシを黙って見ている方がよっぽど辛いので彼らにはお引き取り頂くことにしました。

もっと大自然の中でならそんな了見の狭いことは言わないんですけどね、申し訳ないことにクチナシ一株しかありませんからねぇ、もっと大量に生育している場所で是非親御さんには産卵して頂けると助かります。

あ、そうそう、青虫のことを大々的に書きたかったのではなくてですね、そのアボカドにたからせた子が見事な海老反りをしているのを見てふと考えた事があったので今回のトピックにしようと思ったんです。

この青虫達の大好物がクチナシ、というとても偏った嗜好であるように、僕にも非常に食生活が偏ることがよくあります。

喉の調子があまり芳しくないと無性にコーラを飲みたくなり、関節がギシギシするとハリボーを一気食いしたくなり、熱が出そうになるとネギと生姜を麻薬常習者の如く欲します。昨晩はコーラとポテトチップスとハヤシライスが異常に食べたくなり、パートナーも恐れおののく勢いで貪り食って今朝は常軌を逸する量のお通じがありケロッと健やかになりました。

結果論から言うと、バランスの良い食事と運動と休養を習慣づけて生きてる人の方が絶対体内環境は花園みたいに美しいと思うんです。

でもね、なんかそういう優等生な生き方、無理なんです。

そりゃあ毎日ポテチとコーラと餃子食べ放題、みたいな生活しててブクブク太ってしまうのはどう考えても自堕落でしかありませんし、そうはなりたくないですけど、たま〜にそうやってジャンクフード療法で衝撃的なデトックスをして身体をリセットするのは悪くないなぁと思うのです。

でもね、良い子は真似をしないでくださいね。

そう言えば昔、庭のグレープフルーツの木が毎年アゲハ蝶の幼虫達のお陰で丸坊主にされていましたが、母は別に気にすることもなく「大人になって飛び立ったらまた葉っぱは生えるんだからいいのよ」と寛容の見本みたいなことを言っておりました。

クチナシにたかっている青虫達を摘んで血の池地獄に落とすたびに、チクチクと胸が痛みます。
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by reijiro_kaneko | 2019-09-30 11:39

初社交ダンスレッスン

人生初の「社交ダンスのお稽古場でレッスン」を担当してきました。

お世話になっているとある方からこのお話を頂いた時には正直戸惑いしか感じませんでした。

社交ダンスのお稽古場で僕が教えられることって何だろう?

ウォーミングアップ無しでクロスフロアーや振付のみ、それも45分間で何をやれと言うのだろう?

そもそも僕みたいななんちゃって中年教師が社交ダンスの次世代を担う若手ダンサー達に何を教えろと言うのだろう?

千々に乱れる心を鎮め、いつも通りのお祭り騒ぎジャズダンスにしよう!と心が決まったのは前日のこと。パパパと創ったお洒落Vogue風アゲアゲ振付を携えていざ決戦へ。

少し早めに到着し、僕の前のクラスを見学。ルンバステップの基本をじっくりとレッスンされている様を物珍しそうに見入っている僕を受講者もチラチラと興味津々な様子で見ているというまさに探り合いの状態。

「なんなの?このオッサン。。。コンテンポラリーのレッスンとかマジ理解不能なんですけど。てか、そんなの受けてあたし達、なんか得することあんの?」

そんな無言の圧をヒシヒシと感じつつレッスンスタート。

「はいっ、こんにちはー。初めまして。あのぅ、コンテンポラリーの先生としてご紹介頂きましたけど、今日はコンテなんて一切やりません。その代わりにヴォーギング風のチョッ速の振付を瞬時に覚えてもらってガンガン踊ってもらいますのでとにかく難しいこと考えないで楽しんで帰ってくださいねー」とご挨拶。

その瞬間に先ほどまでの気をつけの姿勢で先生の話を聞いていた彼等に異変が起こります。

「えっ?ちょっと待って、基礎をみっちり教えてくれるんじゃないの?コンテだって言うから凄く身構えて来たのに…」と無言のざわめきがさざ波のように広がっていくのを感じながら振付スタート。

1分強の振付を10分で全て覚えさせ、早々に先生は踊らず皆さんだけで踊らせるという荒療治。もはや気取っている余裕などなく全員が悲鳴を上げながらもんどり打ちながら踊るその姿を見ながら、「みんなー!凄いよー!すんごく上手だよー!最高ー!」と踊ってる姿を見もしないで褒めちぎる僕に先生方が「あのぅ、全然出来てないですよね、彼等…」とボソッと呟くけれども我関せず「はいはい、大丈夫ですから、個性豊かで素晴らしいですよー」とニッコリ。

もうそこからは金子さんの真骨頂。長々と説明などせずひたすら踊らせながらたま〜にピンポイントで「ここをこうしたらもっと良くなる」アドバイスを投げかけ、メンバーの組み合わせもどんどん変えながら翻弄し続けました。

先程までシーンと神妙に先生の話を聞いていた彼等は人が変わってしまったかのようにワァワァ騒ぎ出し、アドリブも積極的に入れるメンバーも続出。完全に金子幼稚園の出来上がり。

主催陣数人に「いつもこうなんですか?」と聞くと、「いいえ、でもこれが本性なんですね」と驚いていました。

大騒ぎは最後まで続き、最初は戸惑っていたメンバーも目付きまで変わってショー本番を観ているかのような仕上がりに、主催側も呆気に取られていらっしゃいました。

今回のオファーは日本の社交ダンス界の低迷状態を脱すべく他ジャンルの専門家を呼んで様々な表現を学ぼうという主宰者の方のお考えから実現したものなのですが、社交ダンスなぞ全く未知の領域で完全アウェイの僕だからこそそんな風に好き勝手やらせて頂けたワケでして、本家の指導に関しては沢山の制約やメソッドが存在し、受講者がいつでも和気藹々と楽しくレッスン出来ることなど稀なのでしょう。

何が良くて何が悪いということではなく、部外者の僕のような者が変革に一石を投じられていたなら良いなぁと思うのです。変革とはいかないまでもあの20数名の参加者の中の一人だけでも「何にも縛られず絶叫しながら踊るってこんなに楽しいんだ!」と感じて頂けたのなら僕がお邪魔した意味があるのかな、と思います。

この機会に留まらず、僕の存在意義はやはりソコなのだと改めて実感したひとときでもありました。

こんな機会を頂けて本当に感謝です。

最後になりましたが、僕が大好きなペアをご紹介して今日の記事を終わりにします。
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by reijiro_kaneko | 2019-09-29 18:52

より善き学びの場へ

皆さん、こんにちは。

改めまして、studio CAST主宰の金子礼二郎と申します。

あのぅ、改まって何なのですが、この度またまた初心に戻りましてレッスンの進め方も指導の内容も刷新していこうと思い立ちました。

グループレッスンでこれをやるのはどうかとずっと思い悩みつつも、これまで実際にちょこちょこと実践して来た「十把一絡げ」方式を更に推し進めたい、というのがまず一点。

どういうことかと申しますと、超初心者の方もプロレベルの方も一緒になって体当たりで臨めるボーダーレスなレッスン、ということ。

逆に言うと、どんなレベルの方でも意識の持ち様で多くの気付きを得られる刺激的なレッスンを提供出来たら良いなぁと思うのです。初心者だからあれは無理…という決め付けもせず、プロだからこのぐらい朝飯前!なプライドを打ち砕き、「あ、そうやって動きを紡ぐと身体が楽に繋がるし、何より楽しい!」と全員が感じて下さるレッスンこそが僕が長年実現したかったものなのです。

またこれまで続けてきたバーレッスンの概念を根底から見直し、「バーに掴まる必要が無いバーレッスン」を突き詰めてゆきたい、ということが2点目。

既存のバーレッスンの順番を追うことに必死なあまり本末転倒で身体をビルドアップしていけていない方を多く目にし、それでは逆に怪我の元となってしまう危機感を抱いておりました。

ですので、必ずしもバーに掴まってプリエ、タンジュ、バットマン、ロンデジャンブ、フォンデュ、デベロッぺ、、、という順番でレッスンを進めるのではなく、振付の中でよく使う動きや形に特化してどうすればスムースにその形に入れるようになるのかをダイナミックストレッチ・筋トレ・パートナーコンディショニングなどを交えて探っていけるようにしていきたいと考えております。勿論、時にはしっかりバーレッスンも行いつつ。

3つ目に、「みんなが先生」システムを導入します。

従来のダンスレッスンは「先生→生徒」という不動の上下関係が存在することが当たり前の常識でした。

これに関しても長年疑問を抱いておりまして、言われたことだけを烏合の集よろしくやっていても進歩など有り得ず、メンバー同士でああだこうだ指摘し合うことも先生が逆に皆さんからの知識や提案を受け容れることも健やかで豊かな成長には絶対に必要な要素なのです。

「先生に言われるのはいいけど、私より劣っている人になんやかんや言われるのは腹が立つ」なんて了見の狭い方はほんといらっしゃらなくて結構です。どんな意見も一理あると当たり前に感じられる思考体系を是非育んで頂きたいものです。

これまで様々な理由で二の足を踏んでいた皆さん、studio CASTから離れていった皆さん、そして現状studio CASTにて真剣に汗を流している皆さん、2019年残り3ヶ月は一人一人が大きく成長できる貴重な期間です。奇しくも10月の課題曲に設定させて頂いている振付は来年春の初心者公演への提供ナンバー。シンプルな振付ではありますが、これまでのようにトリッキーな動きで目眩しなんて小賢しいことは一切行わず、お米に字を書く神業如く細かく丁寧に誘導していきます。本当に羽交い締めします。出来るまで付き合います。

勇気を持って、過去のトラウマと決別して、ビジョンを抱いて、スタジオのドアを開けてください。全身全霊でお迎えいたします。


by reijiro_kaneko | 2019-09-27 11:31

驕れる者久しからず

糸井さんの好きなところは色々あるのですが、中でもこういうこと(最後に引用しています)を潔くスパッと暴露してくれてしまうところは本当に胸がスカッとします。

僕もいつの頃からか「先生」として君臨することが生理的に無理になり、「どうだこのやろう俺はスゲーだろう?」と圧倒的な力の差を見せつけることなど心の底から恥ずかしいと思うようになりました。

だって、「特定のあること」しか誇れるものは無いんですもの。それも本当に誇れるものなのか?と客観的に見てみたらそーでもないチンチクリンな代物だったりすることばかりで、おまけに出来ないこと・知らないことなんて山ほどあるわけですよ。そんなペラッペラの輩が偉そうに「俺を敬え!俺に従え!」だなんて言えるわけがない。

出来ないこと、知らないこと、解らないこと、は素直に認めるべきだし、知ったかぶりなんて以ての外。絶えず新しいことに目を向けたり学び続けて「いやぁ、俺なんてまだまだですから」と心底思ってなかったら人間腐ります。

幸い、繰り返し初心に戻れる環境にいる身ですので、鼻持ちならない傲慢野郎に陥る前に必ずハッと目が醒める経験を幾度となくさせてもらっています。

今日もそんな日でした。

「自分にとっては当たり前のことを当たり前と思わずに皆が楽しくワクワクしながら取り組めるようにしてみよう!」

そう心に誓って二ヶ所でレッスンしてみました。結果は良かったなんてもんじゃありません。自己満足かもしれませんが、先生と生徒という関係ではなく、まるで文化祭の出し物をクラス一丸となって必死に練習しているような感覚が終始ありました。

2日後に本番を控えたリハーサルも、全員衣装を着けお膳立てが全て揃った中で皆が見せてくれた演技は凛々しく堂々として感動的でした。

誰が優れているとか誰が目立つとかではなく、皆がそれぞれに自分のすべきことに真摯に取り組んでいる姿は良い意味でのどんぐりの背比べ。皆んなツヤツヤとしてコロンとして思わず拾い集めたくなるどんぐり達をイベリコ豚に食べさせたら相当美味しいお肉が取れるのかしらねぇ…と妄想に耽りながら傍観しておりました。

あぁ、どうしても茶化したくなる衝動には困ったものです。。。

大腰筋を怪我しているイベリコ豚は早く皆と一緒に駆けずり回りたいのです。

全然まとまっていませんが、今日の気付きを以て、長く暗いトンネルを完全に抜けた確信を持てました。再び美しい景色を見せてくれた皆さん、本当に有り難う。
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これはもう、ぼくにとっての告白でもあります。「先輩とか上司とか先生」などの「上の人」が、無意識でやっているズルいやり方についてです。こういう人たちは、よく、「下のもの」に、なにかをやらせてみたり、じぶんでやってみせたりして、「おまえもまだまだだな」などと実力差を見せつけます。ほんとに見事なものだなぁ、などと「下」は感心します。でも、これ、手品じゃないけどタネがあるのです。やらせたり、やってみせたりすることは、かならず「じぶんの得意なこと」なのです。足が速い「下のもの」と駆けっこなどしません。「そんなことも知らないのか?」と言う場合は、じぶんの知っていることについてだけです、もちろん。「じぶんも知らない」ときには、黙ってます。つまり、勝つ試合しかしないので、無敵なんですよね。ほとんどの「上」が、「下」に対してやってることです。

by reijiro_kaneko | 2019-09-22 00:29

一難去って

幾度となくパーソナルトレーニング報告を書いておりますのでご存知の方も多いと思いますが、僕の身体はとても「ダメなボディ」でした。

ストレートネック、撫で肩、反り腰、仙腸関節が弛みやすい、O脚、扁平足…

今すぐダンスなんて辞めた方が良いレベルでのダメっぷりにトレーニングを始めた去年の今頃は何度もへこたれそうになっていました。

続けられた理由はただ一つ。

「悪い所にフォーカスせずに、他の良い所からの十分な連動を引き出して、本来悪かった部分の機能が向上する」トレーニングを教えてくださったから。

悪い部分を徹底的に集中攻撃されて、「そんなんだからダメなんだ!」と追い込まれたらきっとすぐに彼の元を去っていたでしょう。

勿論、ダメな箇所の指摘はそりゃあ残酷でした。何が悪いか伝えずに「これさえやっとけば絶対によくなりますから」という怪しい宗教みたいな要素は全く無く、「ここがダメですねぇ。じゃあそれはちょっと置いといて、試しにこれやってみてください。」と上手に誘導してくれて、「どうですか?何か変化はありますか?そうですね、これをやっとくとさっきダメだった部分が少し改善しますよね。」と動きながら自分で考えて応用出来るように導いてくれるのです。

そしていつも最後には「ちゃんと考えながら、ちゃんと要点踏まえて、ちゃんと運動すれば必ず改善向上しますから。」と優しいようで厳しい教訓を言い渡してくださる。

その言葉に背中を押されて二週間頑張って何か一つ新しいことが出来るようになって彼の前で披露すると、「あー良くなってますね。じゃあ今度はこれやりましょう。」と淡々と次のステージに連れて行かれる。

まあ、鬼、ですわ(笑)

いいもんですよ、51歳の中年教師がそのプライドをズタズタにされつつも明らかに日替わりで成長してる姿って。

困ったことが一つだけあります。

それは。

次のステージに行く前に必ずどこかしら怪我をしてしまう、ということ。

先日の「背中ギックリ」もそうですし、長年の反り腰で誤魔化していた臀部の硬さが腰椎を丸められるようになったことによって露呈してしまい今ではお尻のストレッチが地獄であることもそうですし、只今腸腰筋を負傷しています。

背骨がよくしなるようになったのにまだ残っている悪い癖で例えば腸腰筋だけを酷使してしまい、軽い炎症が起こってしまうのです。もうほんとに自分の身体の不器用さに腹が立ちます。トレーニング最中にブウブウ言ってたら、「仕方ないですよ。まだハイハイからやっと立った赤ちゃんみたいなもんですから。」と励ましてるのかバカにしてるのか分からない言葉が背後からヒラヒラと降ってきます。

よくもまあ一年も続いたもんだと我ながら驚きつつ呆れています。

お陰様で「ダメなボディ」が「そろそろ掴まり立ち幼児ボディ」ぐらいには成長しました。

このダラーンと引きずって歩いている左脚も数日後にはシャキーン!とアスリートな脚に完成していることでしょう。
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by reijiro_kaneko | 2019-09-20 22:03

大嫌いな方がマシ

とても久しぶりにパソコンを開いてセレクトCDを作るべく数時間音浴をしてみた。

せっかく読み込んだのに全く聴いていなかった曲が沢山埋もれていて、なんだか申し訳ない気持ちになった。

アーティストは商業ベースに乗っかってある程度売れる見込みのある楽曲を営業的に生み出すことも多いと思うが、それでも彼らにとって大切な作品であることには変わりなく、「アルバムの中のこの曲はとても好きだけど、こっちはねぇイマイチなんだよねぇ」と軽んじられてしまう曲がごまんとある状況に対してゴメンナサイと思ってしまう。

そんな事を考えながら大量の曲を物凄い速さで早送りしつつ「聴く」というよりは「一瞬鼓膜に当てる」ような非礼極まりない聴き方をしている自分はどうなのよ?とフト考えた。

本当に自分のやりたい事だけを詰め込んだ振付など創ってしまったものなら、おそらく誰も「楽しむ」心境には導けないと経験上分かっているので、たまに「先生の真髄に触れたい」とお願いされることがあったとしても「怪我するどころか、きっとダンスなんて大嫌いになるから辞めておけ」をヤンワリと伝えることにしている。

あくまでも習い事、そして「適度なレジャー」であるべきダンスという見地に立って俯瞰し、楽しめることが前提で加えて怪我をさせない動きを提供することがプロとして至極当たり前だと思っているので、受講者の皆さんの目に触れる時点では自分のやりたい事の5%程度に希釈された嘘つき果汁グレープジュースみたいになってしまっているのである。

しかし、そんな薄まったジュースでも自信を持って販売している訳で、「今回の振付、なんかつまんないから行かなーい」とか「前に習ったことある振付と似てるからこんくらい動いとけばいいんじゃね?」と軽んじられると、憤りを通り越して「なんか、ほんと、つまんないモノしか創れなくてごめんなさい」という気分に陥る。

だから、そんな時は現状をこねくり回してなんとかしようと足掻かずに潔く新しい振付に変更してしまう。ほんの少しでも受講してくださる皆さんがハッとした顔になったりいつも安寧のスタンスで一滴も汗をかかない方がスプリンクラーのように汗をかいたり「はーい、お水飲んでくださいねー」と声掛けする前に我慢できなくなって走り去って蛇口に口を付けてガブガブ水を飲んだりする変化を生むために。

一方で、商品である振付の魅力を必死で説明するがあまり、同じく商品である自分自身の肉体が悲鳴を上げ無駄な八つ当たりを皆さんにぶつけなくて済む危機回避を早めに行うために。

今回も中途半端なタイミングで振付を変更しますが、そういうワケなのです。

今回の振付が皆さん全員のお気に召すとは決して思いません。とても大嫌いと感じる方もいらっしゃるはずです。でも、日々のルーティンとして軽く流されるよりは「あのハゲ、またナヨナヨした曲にキモい振付つけやがったよ、ほんとマジ勘弁、テメーが死ねっつうの」と思われた方がどれだけマシでしょう。

麻痺した感覚のローラー滑り台の上をゴトゴト滑っている方がよっぽど辛いのです。
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by reijiro_kaneko | 2019-09-20 12:02

ぎっくり背中

トンネルを抜けたらソイツは待ち構えていました。

このところ調子が良くてだいぶご無沙汰だったのですが、期せずして急遽再会することになってしまいました。

そう、彼女の名は「ぎっくり背中を引き起こす魔女」。
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「ぎっくり腰」は芸能人で例えるとタモリさんぐらいメジャーですが、「ぎっくり背中」はそこまで知名度は高くないと思います。

おそらく部位的にも近いため、首の「寝違え」の症状と混同していらっしゃる方が多いせいもあるかもしれません。

気になったので調べてみました。

【 ぎっくり腰 】は突然腰が痛くなって動けなくなる症状のこと。
主な原因がは腰椎捻挫や椎間板ヘルニア、筋膜の損傷によるものが多い。

【 ぎっくり背中 】は主に背中の筋肉の筋繊維や筋肉を包む筋膜が微細断裂を起こすことが原因で発症。状態としては軽度の肉離れのようなもの。

だそうです。「に、に、肉離れ…」と文字だけ読むとちょっと青ざめますが、トレーニングを積んでいると軽度の肉離れなんてしょっちゅうあるのでそんな大ごとでは無い気もします。

でも、呼吸するだけで痛いし、コーラを飲んだ後ゲップが出ないと苦しいし、床に落ちた物を取ろうと屈むとビシッと激痛が走ります。はい、完全に「怪我」ですね。

原因として考えられるものは、長時間同じ姿勢で身体が固まってしまったり、慢性的な運動不足が故、だそうですが、僕の場合運動不足でも同じ姿勢でデスクワークをしていたわけでもありません。

僕の場合の原因は思い当たります。

一年続けたトレーニングのお陰で背骨の可動域は明らかに増え、行える動作の種類は格段に増えました。しかし、やはり依然として苦手な動きや形もあるのにも関わらず、レッスン後で身体が十分に温まっていると意外とすんなり出来てしまう場合もあり、調子に乗って何度も練習してしまったりするのです。

二日前、よく動ける若い子がレッスンに来てくれたので「これは出来る?あれは出来る?」と色んなことをやらせてみていたら「えーっ?やったことないですぅ!」と言いながらどれも初チャレンジにして大成功。

骨格も年齢も違い過ぎて競うことがナンセンスなのは分かりきってはいましたが、「ようし!おじちゃんも負けないぞー!」と挑んでしまったのが敗因であることは歴然。

負け惜しみに聞こえるかもしれないのですが、今回のぎっくり背中は嫌な感じがしないのです。長らく動かなかった胸椎の1箇所がグリッと動いたがためにその周辺の筋肉が未だかつてないぐらいペロリと引き伸ばされた感覚があるのです。この怪我が完治したら念願のゴロゴロウネウネと床を転がる技が習得出来るかもしれません。

あー、、、でもやっぱり痛いものは痛いです。今日明日はこのツボを押しまくってゆるゆると生活します。皆さま、口先先生で申し訳ありませんがご容赦くださいね。
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by reijiro_kaneko | 2019-09-13 16:31

灯台

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歩むべき道を照らしてくれた一番最初の人は紛れもなく両親であったと思う。

他の新生児達より少し低い声でオギャーと誕生し、今日に至るまで「俺達はお前のためにこんなに素晴らしい事をしてきたんだ」と自慢気に主張する親でもなかったので、特にそんなことを意識させられることもなくごく当たり前に生きてきてしまったけれども、よくよく考えるとやはり彼らの存在は途方もなく大きいのである。

そして今、幸いなことに僕には彼ら以外にも沢山の「灯台」の存在が居てくれる。

その「灯台」の導きがあってこそ、僕は幾つかの転換期を乗り越えてきた。

そして「灯台」の導きが現れる前には必ずどんよりとした厚い雲が垂れ込める鉛のような色をした不気味に凪いだ海が目の前に横たわる。

まさに今、それが再び出現している。

どうして糸井氏はそんな僕にチャンネルを合わせてくるのだろう…本当に怖くなるほど彼とのシンクロニシティには驚かされる。

たまたま、なのだろう。

友人でもなんでもないし、社会的地位からしてみれば彼は雲の上のお方。

ただ、これだけ絶妙なタイミングで啓示を与え続けて下さると、何か特別な関係が僕達の間に出来つつあるのかと錯覚しないわけにはいかない。

そろそろ、長いトンネルを抜けるはずだ、という感覚が強くなってきている。糸井氏も仰っているように、ここで変に焦って未来を見たがったり入り口まで後戻りしてみるのはやってみなければ分からないけれど、きっと実行したところで良くない結果が待っているであろうことも本能で分かっている。

だから、今はやるべきことを淡々とやるだけ。

少し時間に余裕がある木曜日には必ず100本単位の動画を観る。その最後に関連動画で流れてきたのがこちら。

Princeの音楽は未だに好みではないが、この「Cream」という曲はべらぼうに好きだった。セクシーな、というよりカッコいいおねえちゃん達がこれでもかと出演しているMVはVHSビデオテープが擦り切れるほど観た。

あれから数十年。久しぶりに観た「Cream」はやっぱり相変わらずカッコよかった。

ドキドキしている自分がいた。

もうすぐだ。

もうすぐ明るい丘が見えてくる。
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・同じようなことを何度か書いた気もするけれど、次の段階にステップする手前で、激しい停滞感に襲われることが、よくある。身体や頭の中が腫れぼったい感じになったり、漠然とした不安に覆われてしまって、何から手を付けていいのか、見当がつかなくなったり、周囲の散らかった状況が気になってみたり、親しい人たちのなんだか無理解な反応にいらだったり、そういえば天気もよくないから気が晴れなかったり、とにかく、いったんどんより沈むことがある。

ある程度の時間が経つと、きっかけもないまま、空が晴れるようにあかるくなってきて、新しい地点からものごとを見られるようになっている。そして、しばらく前のあの停滞感は、ここに来る前の成長にともなうものだったのかと、気がつくことになる。

じぶんで何度も経験してきたことで、なおかつ、友人や知人たちの発言やらから感じとることでもある。次のフロアに出る前の、薄暗い階段の踊り場。気分はよくもないし、そんなところにいたくもないが、かならず通過しなきゃならないものなんだよね。その時期に、簡単に気晴らしをしてしまうと、前の階にもどっちゃうのか、そういうルールなのか、確かめたこともないので、いまだによくわからない。

「なんだかなぁ」などと、ちょっとぼやきながら、ちょっと辛抱して腫れぼったく過ごして、黒雲が風に流されるのを待つしかないのだろうな。

実を言うと、ぼく自身がここしばらくそういう時期で、どうしたものかと足取り重く生きていたのでした。ただ、長年生きてきた経験もあるから、次の階にやがて上がれるという自信みたいなものが、こころの奥にあったのはありがたかった。「停滞感」は悪いものじゃないと、これは、ほんとう。前を向いていながら足が動いてないと気づいているから、感じることができるものなのだ。で、いま、もう次のフロアが見えてきてるんだ〜。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。いろいろ、おもしろくなりそうです。接戦上等、苦労厳禁。

by reijiro_kaneko | 2019-09-12 23:06

左官の垣根

「餅は餅屋」という諺があります。

分からないことはその道の専門家に聞くべし、その道の専門家が作るものが間違いない、等の意で使われる諺ですね。

これをきちんと守ろうとすると少々困ったことが起こります。

ダンスをご指導させて頂く際に、基本的な身体の使い方や振付の動きの順番や振付に込められた意味などを機械的に杓子定規的に伝えていると、誤った理解や身体の故障や想像力の欠損という弊害を生みがちです。

感覚の優れた(というよりは、ダンスや他のアートに通じている、というべきでしょうか)方々は、もし仮にマニュアルから外れない機械的な指導者に当たったとしても、その類い稀なセンスとテクニックで与えられた知識以外の広い領域にまで理解を深めてしまうことでしょう。

しかし、世の中、そんな方々は逆に珍しい存在。小さなことをコツコツと積み上げながら長い期間をかけて学ばなくてはならない方々の方が多い訳ですから、そんな風に一生懸命頑張っていらっしゃる皆さんの味方でありたい、と思うのです。

ここに「餅は餅屋」の例えがようやく出てくるわけですが、少しでも皆さんに理解を速めて頂いたりどうせ学ぶなら楽しく学んだ方が良いですよねぇという考え方の元、杓子定規に基礎練習をひたすら反復するのではなく、ダンスに一見何も関係ない例え話をしたりイメージが限定され過ぎないように日本語の歌詞の曲を極力使わない、などの工夫をなるべく沢山するようにしています。

つまり「餅は餅屋」から少々逸脱して、異なるジャンルの世界観を拝借しつつ本来の目的であるダンススキルの向上に結び付けようとしているのです。

しかし、それらの拝借するエピソード全てに関して僕自身がプロフェッショナルであるはずもなく、その殆どは深みのない聞きかじり、なのです。「一芸に秀でるものは多芸に通ず」が僕だとは口が裂けても言えません。ただ、感覚的にこれとこれを繋げたらより豊かな表現になるよね、ということを本能的に察知する力が少しだけ強いのでそのジャンルに精通していなくともなんとなく理屈がわかってしまう。故に、それを例え話として聞かされたらイメージ豊かに理解できるよなぁ、という誠に漠然とした感覚で皆さんに伝えてしまっているというわけです。

「餅屋」が聞いたらほとほと呆れてしまわれるような有り様ではありますが、この高田純次先生仕込みの「テキトー例え話」を面白がって楽しく学んで下さる方々が少なからず居ることを励みに台風一過の今日も「左官の垣根」をモットーに皆さんを巴投げさせて頂く所存です。
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by reijiro_kaneko | 2019-09-09 11:54

台風を待ちながら

例によって、台風が遥か南の海上にある時に堪え難い頭痛が起こり、「待っとけよー!今行くでー!」と新幹線並みの速さで東京直撃まで秒読みとなった今は嘘のように頭痛も去り、今日は久しぶりの完全オフを満喫しております。

本当にダラダラと過ごしました。

今日やったことと言えば、

・台風に備えてベランダの草花達を避難させたついでにベランダを綺麗に掃除
・消費税が上がる前にドラッグストアで膨大な量の日用品を購入
・廻る寿司屋でランチ
・昼寝
・ひまわりの種を収穫
・Amazonから届いたSuzanne Vegaのベスト盤をパソコンとiPod に読み込み
・Suzanne Vegaをはじめとして好きなアーティストの曲をうっすらとBGMで流しながら片っ端からYouTubeを観る
・作り置きしておいた餃子と素麺で夕食

と、こんな感じでした。書いてみて割と行動したんじゃないの?と思いましたが、ベッドの上でゴロンゴロンしている時間は結構長かったように感じます。

ダラダラ過ごすことに罪悪感を感じるタチではあるのですが、今日はほんとに好きなことだけして身体をしっかり休められたのでとても穏やかな気分です。

最後に今日鑑賞していたYouTubeチャンネルをいくつかご紹介してお別れです。

皆さま、どうぞご無事でありますように。

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by reijiro_kaneko | 2019-09-08 21:08



ダンサー兼インストラクター『金子礼二郎』が気ままに呟いています。
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