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【礼二郎のつぶやき】

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さようならiPod

今年も残す所あと二日となり、あぁ今年もなんだか流されるままに日々をやり過ごして生きてしまったなぁ…と情けなく寂しい気分で帰省の途に着きます。おっと、正確には実家の隣町での仕事を終えてから、なんでけどね。

情けないと言いつつも、自分を褒めてやりたい事も沢山ありました。

自主公演こそ打ちませんでしたが外部依頼作品を5作品も創らせて頂く機会を頂戴しましたし、自己満足の域は抜け出せなかったものの映像作品11本を公開し、一年間コツコツと続けてきたトレーニングの成果が呆気なく崩れ去る仙腸関節捻挫という大怪我を経験し不幸中の幸いで以前より動きやすい身体に生まれ変わる奇跡も起こりました。

なんだ、割と結果残してるじゃん笑

でもね、現場に甘んじるの大嫌いなんですよ。こんくらいやったからまあいいか、なんて思えないんです。だから、幾ら何を成し遂げようが満足出来る筈もなく、「もっと違うアプローチの仕方があるんじゃないか?」「もっと知らない世界があるんじゃないか?」と寝ても覚めても考え続けてしまうのです。

暫くは呑気に生きていこうと思っていたのに、身体が治ってきたらホラこれだ笑

いつも皆さんに「それはれっきとした病気です」と暴言を吐いておりますが、一番病気なのは間違いなくこの僕です笑

あ、そうそう、去年の夏の引っ越しを機にデジタル機器を充実させ、長らく持ち歩いていたCDホルダーから遂にiPodなるものに乗り換えてから荷物が軽くなって良い事ばかりだったのですが、選んだiPodが「iPod Classic」という一昔前の機器であるため操作性に難アリとか音質が今ひとつ好みではないとか充電が持たないとかワイヤレスヘッドフォンが使えない、、、等の悩みを抱えておりまして、遂にiPhoneを買うことにしました。

「え?もうiPhoneにしたんじゃなかったっけ?」

ええ、もう今年の初めにiPhoneユーザーになっていました。でも、もう一台を必殺メルカリで購入するべく数ヶ月下見をしていたのです。完全に音楽プレーヤーとしての使用目的のために。

流石に最新モデルに近いものは高値で取引されていて手が出ませんでしたので、少し前の旧型モデルで状態の良いものはないかと探しておりましたところ、納得できる条件の品物を見つけたのでそれで手を打ちました。2019年最後の大きな買い物です。

まだ手元に届いていませんし、パソコンと同期もさせていないので上手くいくかどうかは分かりませんが、もし何の問題もなく全ての音楽を取り込めたら新年から仕事で使えるようになります。

ですので、今日はこれでお別れになるかもしれないiPod Classicさん二台を丁重に扱って一年半お世話になったその労をねぎらいたいと思います。
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by reijiro_kaneko | 2019-12-30 11:49

1月Jazz Dance 参考動画

予想していらっしゃった方も少なからずいらしたと思いますが、本日の久喜店から明けましておめでとう振付を先行実施してしまいました。

「どうやったらカッコ良い形に収まるのかまるで見当がつかない」
「音にハマっているパートと敢えて音にハメないパートが区別が付かない」
「急に走ったかと思えば止まったり突っ張った形から急に崩れたりする感覚が分からない」

などの皆さんの戸惑いが言わずして手にとるように伝わってきたので、参考動画を幾つかあげておこうと思います。

どうぞご覧ください。
 

by reijiro_kaneko | 2019-12-27 21:29

1月のstudio CASTは

はい、中野スタジオの課題曲もかなりあれこれ迷いましたが決定してしまいました。コンテンポラリーだからコンテンポラリーっぽい曲を、と思って色々探してたんですけど、クラシックやポストロック寄りの音楽にするとどうしてもつまらない構成に落ち着きがちでして、そういう迷宮入りしている時はポップな曲でアンニュイなムードを携えているものを選ぶと動きにスパイスを散らすことが出来るので過去にもちょいちょいやっております。

ということで、曲はこちら。

「Chris Brown / Don't judge me」

PVは何やらアルマゲドン的な凄いことになっていますが、外見とは裏腹にクリスの持つシルキーで優しい声音とバックで鳴り響く複雑なリズムのバランスに惚れ込んで選びました。

もうすでに振付の大半は構成が済んでいます。かなり難しめです。というか、これは金子マジックと自負している事の一つなんですが、各自のレベルに合わせて超絶難解コリオにもなりますし、最小限のテクニックでおおらかに楽しく踊る事も出来ます。

ところで、歌詞がね、イイんですよ。よくある恋愛ソングのよくある歌詞なんですけど、「judge」と「beautiful」という二つの言葉が響き合い背後の古い歯車がギシギシと鳴るような音とオーバーラップしてくるとこの世の慈愛と無常が一気に押し寄せて呼吸がままならなくなります。

ま、そんな私的な想いなどどうでもいいんです。皆さんが変な中途半端な感情移入など絶対無理な体育会系熱血指導にて新年は明けさせて頂きますのでどうぞ宜しくお願いいたします。


by reijiro_kaneko | 2019-12-27 11:17

2020年1月のJazz Danceは

はい、こちらのブログで宣伝するのは久しぶりとなりますが、新年1月のJazz Dance 課題曲を本日決定しましたのでお知らせいたします。

今年が悲劇的な内容の曲で終わりましたので、新年は気持ちをガラッと変えて暖かくて穏やかで大人のジャジーな振付にいたしました。

ジャジーと言ってもフォッシースタイルのようなニュアンスではなく、割と体をモダンテイストで大きくしなやかに使いつつ、ちょっとした音の隙間に悪戯っぽく遊びを入れて頂けたら、と考えて創っております。

曲は懐かしいこちらの名曲。
「Norah Jones / Turn me on」

皆さま、どうぞお楽しみに!

by reijiro_kaneko | 2019-12-26 22:36

Merry Christmas

クリスマスを前にあの人ったらスッカリ穏やかになっちゃってこのまま菩薩のように年を越すのかしら…

とご心配されている皆様へ、「いや、別にそういう訳じゃないんです。絨毯爆撃したいぐらいネタは山盛りに抱えてるんですけど、昨今色々あったし体力温存してただけなんです。」ということで、2019年最後の説法をさせて頂くことにします。

僕が「頑張る」という言葉もスピリットも大嫌いだということは以前から事あるごとにお伝えしておりますのでご存知の方も多いと思いますが、誤解の無いように今一度解説させて頂きますと、「頑張る」そのものが嫌いというよりもそもそも毎日必死に「頑張って」生きているのに、そこから更に頑張れ!なんてあまりにも残酷な仕打ちなんじゃないだろうか…と考えてしまうのです。また「頑張る」ことは自分自身の為に頑張るからこそ美しいわけで、それが誰かの為に!なんて大義名分を掲げた時点で僕はレッドカードを挙げたくなります。そんなの例えそう思ってたとしても黙ってやっとけば死後100年経ってから後世の誰かがそのエピソードを掘り起こして美談として他の誰かに語り継いでくれる、そういう図式が素敵なんじゃなかろうか…とも考えてしまいます。

でも、そこは人間の浅ましいとこで、「俺はこんなに頑張ってるんだよ!だから褒めて!」と他人の評価を求めてしまうのが普通。その評価も劇的な変化を伴う上質な成果に対して為されるのなら良いが、「頑張っている」事実のみに評価基準が向いてしまいがちなのも世の常。

この最たるものがマスコミのスポーツ報道。選手が泥だらけになって練習に打ち込んでいる光景を頻繁に流し、「これだけ彼らは頑張っているんだから皆んなで応援しよう!」と社会を煽る。優秀な結果が出れば数年間は国を上げてのそのスポーツ大流行。惨敗を喫せば途端に掌を返して「あいつは本当にダメな奴だ」と魔女裁判。

あのう、あなたはそのスポーツに関して第一人者なんですか?国際試合レベルで優秀な成績を残された方なんですか?何も知らずに周りがやいのやいの言うから便乗して悪口を言ってるならまだ良いけど、ちょっとでもそのスポーツをかじったことがあるならなおさら軽率なバッシングなどされない方が良いと思いますが…

ネットの世界も似たようなものです。どこもかしこも自称専門家気取りのネガティブな書き込みだらけ。「頑張る」が美徳神話でさえ崩壊しています。じゃあ一体何をすればあなた方のお気に召すのでしょうか?と不思議になります。きっと一生彼らが納得することなんてなくて、歪曲された攻撃ワードで罵り続けながら、現実社会では誰からも攻撃されないように「良い子ちゃん」の仮面を外さないのでその両極端の軋轢によって精神の歪みは止まることを知らないのでしょう。

僕は個人的にやはり、達成した事由に関しての正当な評価というものは常に為されるべきだと思いますし、「頑張る」ことは当たり前でそれが評価されるべきでも誇るべきことでも何でもない、と思うのです。中途半端に「頑張った」事を褒められるから調子に乗る。そして「頑張っていない」ように見える他人を浅はかに誹謗中傷して自分の保身に回る。

もうそういうの辞めません?

誰かから何かを言われたから頑張るのではなく、自らの意思でしっかり頑張って生きて、評価をされてもされなくても関係なく頑張り続けて、気が付いたら自分を大切に生きているので結果として他人にも本当の意味で優しく生きられる。

素敵だと思いません?

なんて、偉そうに言ってますが、僕は大怪我を機に、それまで頼まれてもいないのに無駄に頑張って成果を吹聴して俺こんなに善き方向に変わってるんだよアピールをし続けていた事に気付き、恥ずかしさもさることながら何も言わずに少しずつ崩壊しながら頑張ってくれていた己の身体に心の底から申し訳ない気持ちでいっぱいになったのです。

無理を通せば道理引っ込む事例が横行するこの世の中で無意識に流れに便乗してきたことに気付けたのは今年の大きな収穫でした。しがないダンス教師ではありますが、心と身体のバランスを整える術を担う者の一人として恥ずかしくない生き方をしていなければという自戒の意も込めて書き下ろしました。

どうか机上の空論でもダライ・ラマの受け売りでもない事をご理解頂き、貴重な時間を割いてこのブログを読んで下さった皆さんの心と身体の折り合いがつく小さなキッカケになれば幸いです。

On this Christmas Season, may the Joy and Happiness spread like the lights of a Christmas Tree. Merry Christmas To you!



by reijiro_kaneko | 2019-12-24 10:21

気紛れオススメCD

前回のblogでLeonard Cohenについて触れながらも肝心のアルバム紹介をしておりませんでしたので、全ての家事を済ませ爆睡しているパートナーのイビキをBGMにしながら書いてみようと思います。また、久しぶりにその他のオススメCDご紹介も併せて書きますのでどうぞご参考になさってみてください。

まずはLeonardさんから。
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数年前にお亡くなりになったのにこちらは最近発表された新譜です。録り貯めされていた音源を息子さんがプロデュースし発売に漕ぎ着けたという天国の父にしてみれば「息子よ、よくやった!」と涙するであろう本当の遺作です。

ご本人は一切登場しませんが、美しい映像と重厚な声が織りなす濃密な世界をご覧ください。

彼の音楽は「音楽」と呼ぶことが少々憚れます。確かに音ではあるし、歌でもあるのですが、なんかもうこの世のものとは思えないズシーンと来るものが気軽に聴こうという気力を削ぎます。毛布にくるまって暖炉をボウボウと焚いて鹿肉を炙りながら、なんてシチュエーションでもないと聴いちゃいけない気がするのです。

不思議なのは、こんなに重たくて不吉とさえ感じてしまうのに聴き入っていると心の中に立ち込めていた霧がいつの間にか晴れてしまうということ。

次はAuroraというノルウェーの歌姫。
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この「A Different Kind Of Human」というアルバムは3rdアルバムだそうで、CDショップの謳い文句は「BjorkやBillie Eilishがお好きな方は是非!」なんて書かれてたものでつい魔が刺してヘッドフォンを装着してみました。前述のColdplayと同じく、一曲目を聴いただけで購入を決意し帰宅してから全曲を通して聴いてそれが間違いでは無かったことを実感したという「買い」なアーティストでした。

率直な感想はBjorkでもBillieでもなく、どちらかと言うとロシアのOnukaに似たひねくれていない真っ直ぐな良い意味でのローカル色漂うアーティストだと思います。

PVは環境問題や政治問題に疑問を投げ掛ける彼女の在り方が色濃く反映された少々グロテスクな表現も盛り込まれ決して爽快ではありませんが、Leonard氏の声同様強烈に惹きつけて離さない魅力を備えた方です。

最後はJacob Colliar。
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ちょっと前にYouTubeで多重録音動画が流行りましたが、その中でも他を寄せ付けない技術とクオリティで圧倒的な映像力を誇るマルチアーティストです。

彼の凄いところは何でも演奏できるし何でも歌えるマルチな才能は勿論なんですが、その声が唯一無比なんです。曲ごとに声を使い分け、一体どれが本当の彼の声なのか全く分からない。音域もとても広く声質もフェミニンでもあるし野生的でもある。どんなアーティストと共演してもピッタリと寄り添いまるでカメレオン。

そんな彼の最新映像はかの「Moon River」。冒頭の色んな人の顔がぽっと浮かんでは消えていく映像を観て一気にファンになりました。

まだ25歳のこの天才が重鎮Take 6と共演したライオネル・リッチーの名曲「All Night Long」は原曲をも上回る楽しく元気が出る曲です。ご出演されているTake 6の皆さんの素敵に年老いた姿を観て一人涙したことは内緒です。


by reijiro_kaneko | 2019-12-22 15:41

Coldplay

2019年もあと十日ほどで終わってしまうこのタイミングで、僕は二人の男性アーティストに心奪われています。

声の高さで言ったら両極端。でも、端正な哀愁感という点では非常に近いスタンスに居ると感じるお二人。

ColdplayのヴォーカルChris Martinと、孤高の吟遊詩人Leonard Cohen。

Leonard Cohenについては、【四大元素】で彼の楽曲を使用したぐらいなので元々好きではあったのですが、Coldplayは好きか嫌いか問われたら「普通」な存在でした。別に「Coldplayなんか聴く奴はオカマだ!」という全世界的な偏見意見があるからどうとか、イギリスにはU2だけで十分だ!なんて思っているとか、やっぱりロックは今一つ食指が動かないんだよねーとか、そういう判断基準ではなくとにかく「普通」だったんです。

でも新譜を店頭で視聴し一曲目が流れてきた瞬間にまさに電流が走ったのです。通常ならどんどんトラックを飛ばし聴きしてなんとなくアルバム全体を視聴するのですが、今回はこの1st Trackだけで十分でした。

「もしかしたら凄いのはその一曲だけで他は期待外れかもしれないぞ!」なんて全く思わず、即レジに向かいました。実はもう一枚、これはコンニチワ初めましてのアーティストのアルバムも一曲だけ視聴でアタリ!の勘が働いて既に握りしめていたんですけどね。

帰宅して速攻PCに読み込みつつ、普通順序逆だろ?YouTubeサーフィンをし始め、新譜リリースに合わせて公開されている数本のヨルダンでのライブの模様を食い入るように何度も観ていたら、ただならぬ気配を察したパートナーが「あなたがそんなに夢中になるなんて、Coldplay相当やらかしたのね?」と突っ込んできました笑

そうなんです、いつもどんなに素敵なアーティストの曲を見聞きしていても大興奮することは稀なんです。心の中のメーターは振り切っていても、表面的には寧ろつまらなそうに見えるみたいです。

ま、そんなことはどうでも良くて、このColdplayの【Everyday Life】というアルバムは最初から最後まで一曲も早送りせずじっくりと聴きたいアルバムなのです。ストレッチの時にずっと流しておいて違和感が無いアルバム、というのは幾つかありますが、こんなにも抑揚豊かでドラマティックなアルバムを疲れず飽きずフルで聴けるなんて本当に稀。一つの大きな理由はアルバム全体を包むポストロック・エレクトロニカ的なムード、でしょうか。ギター、ベース、ドラム、ピアノ、ボーカル、というシンプルなバンド編成ながら時折現れては消えるシンセや環境音、そしてエスニックなコーラスが嫌味無く色を添え、上質なポストロックアルバムに仕立てられているのです。

それにしても、どんなに好きなアーティストの曲にも必ず付き纏う「この箇所のこの音が耳障り」という現象が皆無であることは、感動を通り越して怖くなります。だったらこの上なく心地良いのか?
聞かれたらそれもNo。違和感は舗装されていない砂利道レベルでゴロゴロ在ります。なのに嫌じゃない。硬いコンクリートの道を歩き疲れた足にガタガタの砂利道や石畳が心地好い様に、身体中の関節が全て連動して歩いている快感を覚えるのです。

そして、極め付けは忘れた頃にヒョコッと現れるブルージー&フォーキーな曲。懐かしくて胸の奥がチクッと痛くなっていると、目の前を走っていたトラックの荷台が傾き大量の砂利を撒かれる。砂埃が納まると遠い山々の稜線の上にぽっかりと浮かんだ満月。そんなことの繰り返し。

お分かりですね、天邪鬼な僕がここまで心酔するアルバム、ということは安易な気持ちで聴いてはいけない、ということです。

ミーハーな感情で聴こうものなら火傷しますし、世界情勢に問題意識の高い方が必要以上に構えて聴こうものならその軟弱さにゲンナリすることでしょう。

そうなんです、これはあくまでも上質なPopでRockなアルバムなのです。色々政治的人種的なメッセージは散りばめられていますが、音楽は彷徨う心を落ち着かせ楽しむ為に有るものだという原点に立っている身の程を弁えたアルバムなのです。

世界的な認知度や評価で言ったら彼らの耳垢にも届かないちっぽけな表現者ではありますが、それでも怖いぐらい同じスタンスで居てくれるアーティストがこの世に存在することが僕の生きる勇気となっているのです。
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by reijiro_kaneko | 2019-12-20 16:15

ジャブ

習い事、というものは時間とお金と興味を費やして或る事が少しずつ上達してゆきその成果故に人生が楽しく意義深いものになる、というのが定義だと思います。

その上達の度合いも人生に為す意味合いも人それぞれであり、頻度やモチベーションや能力に依って上達のスピードは個体差が大きく異なるし、性格やビジョンに依って楽しくもなるし困難を極めることもあります。

僕は常々、どうせやるなら楽しく効率良く、をモットーに指導させて頂いておりますが、あまり難しいことは考えず現状維持もしくは緩やかにフェードアウトを望んでいる方々にはそれで十分である一方、それじゃ物足らず対価に見合う成長曲線を求められる方々もいらっしゃるので、『そーお?欲張っちゃうのね?ほんとに良いのね?じゃあ少し無茶振りしちゃおうかな❤️』と小悪魔的に挑みつつあくまでも軽いジャブに留める課題を差し上げるようにしています。

そのジャブとは、例えば振付で言うと「過去に目にしたことはあるが実際にやってみた経験はあまり無く馴染みがない」レベルのムーブメントを提供したり、「一本調子な動きの羅列ではなくアクセントやゆっくり動く緩急のある」振付にしてみたり、「正面だけを向いて踊るのではなくあちこち向きを変える」変化をもたせたり、というカルチャーショック過ぎて手も足も出ない域ではなく何度も練習すればある程度サマになる振付を用意して要点を押さえた誘導を徹底する、というもの。

もう一つは、僕が深く拘っている音楽に於いてのジャブ。

長年雑食にて培ってきた「幅広いジャンルの楽曲を脈略なく並べるのではなく、ごくごく自然にストレス無く流し聞き出来るように配置し、バリエーション豊かな音に触れる事で身体が反応できる可能性を膨らませる」誘引を行なっています。

これはその時々の振付で使用する曲のみならず、エクササイズ時の選曲こそ心血を注いでいると言っても過言ではありません。耳障りが良く心も体も高揚しスムーズに振付に入っていけるセレクションになるように配慮しています。

しかし、本来の飽きっぽさがちょいちょい頭をもたげ、ドラスティックに曲を変更したくて仕方がなくなる衝動が湧き起こるのですが、そんなフックとストレートの連打をしようものなら99%の皆さんを二度と立ち上がれなくなるぐらいノックアウトしてしまうのは明確に理解しているので、数年に一回ぐらいのまさにオリンピックやワールドカップの開催周期で地味に改訂することにしています。

ということで、中野スタジオでもティップネス3店舗でも明日からエクササイズのセレクションが変わります。

「え?年明けからじゃないの?」

はい、この年の瀬にジワジワと交通整理を行なってオリンピックイヤーである2020年に美しく車線変更出来る様にというまさに神のような配慮なのです。

どうぞ皆さん、限りある時間を惰性で過ごさず煌めきながら過ごしてみませんか?
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・時間というものには、いろんな切り取り方がある。陸上競技の100メートル走では、1秒以下の数字を世界中の選手たちが競っている。10秒を切る選手が、国際大会の出場資格というレベルだ。

コンピューターの世界となると、1秒どころではない超短い時間が問われている。瞬間的に、どれくらいの情報を処理するかについては、ぼくはもう語ることさえできない。そんなに短い時間のことは、もう時間という単位で呼んでいいのかとさえ思う。

そこまででなくても、いままで20秒かかってイライラしていたものが、たった5秒になりましたみたいなことだとか、10分かかったものが3分になったとか、そこらへんの単位の時間もある。さらには、10日かかったものが3日になったとか、1日もかかりません、当日のうちにだとか、日数を語るのにも時間の単位がある。このへんは、主に商品やサービスの進化として語られる。

しかし、人の成長は20年で大人ということになっている。いや、それどころか、いまの日本の感覚では、成人式が30歳でもいいくらいになっているのではないか。ここでの単位になっている時間は、1年とか、10年とかのことになっている。さらにいえば「人生100年時代」という時間はどうだ? この年単位の時間の、ほんの少しの誤差のなかに、陸上競技100メートルの1位と2位の差が、コンピューターが競争している情報処理の時間が、どれくらい入っているものなのだろうか。ぜんぜん、もう、ちがうだろう。同じように「時間」としてとらえられているけれど。

なんのために0.01秒なんかを争っているのか。どういうメリットがあって3分を、10分を、1日を、もっと急ごうと考えていたのか、わからなくなる。商品になるのは、短縮だったりするのだけれど、たのしみになるのは、その逆のことのような気もする。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。急がば廻れ、廻るならおもしろく、というのもよさそう。

by reijiro_kaneko | 2019-12-17 20:21

変化と満月

年の瀬とはただでさえ強迫観念に苛まれて気持ちが慌ただしくなったり一年の計としてなんか凄いことしなきゃいけないなどと考えがち。

毎年この「年の瀬ジンクス」に思い悩み、無駄に慌てて無駄に帳尻合わせで何かまとめてみたりしていたが、今年は少し様子が違う。

言い方は悪いが、消化試合を淡々とこなしているような感覚。

決して手を抜いているわけではなく真摯に向き合っているけれども、かと言って大いなる野望を抱いてウリャアアア!なんて感覚はほぼゼロ。目の前にあることを一つ一つ丁寧に埃や脂汚れを拭き取って戸棚に仕舞っているような気分。

身体の無意味な強張りが徐々に解消されて万全とはいかないまでも全身が緊張している時間が激減すると、脳も休める時間が増えてあれやこれやと思いを巡らす度合いが少なくなっていることに数日前に気付いた。

そもそもインプットが多すぎる傾向にあるのに、次々と動画を創ったりレッスンの在り方を変えたりこうやって文章をつらつらと書いたりして膨大な量のアウトプットをし続けていないと落ち着かない性分は、単に性分として片付けられる問題ではなくストレス過多による心因症を発症してもおかしくない状況であったことを生まれて初めて恐ろしいと感じた。

良い作品を生み出せると自負はしているけれど、常軌を逸した芸術家にはなりたくない。精神と身体のバランスを崩してまで"芸術"に身を捧げ一般人には理解不能の崇高の極みを追究したいとは思わない。あくまでも日常の延長にある風景を雑念や凡庸さを削ぎ落とすことで清く美しく描きたい。

そのためにはやはり、身体が絶えず一触即発のピンチに有ってはならない、と痛感した。

当たり前の事を「こんな当たり前の事も知らないのか!」とさも自分は完璧な常識人であるかのように言い放つ最もダメな教師の典型に陥らず、受講してくださる皆さんがそれぞれ「こんな大発見をしたよ!」と報告して下さる事に対して「それは本当に素敵な発見をしましたね!是非ご自分の宝物にしましょう!」と言える心身の余裕を持ち続けようと思いながら一日を終えた昨晩、今年最後の満月は高い塔のてっぺんからチラリと覗いて微笑んでくれたのでした。
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by reijiro_kaneko | 2019-12-13 15:59

【Season's Greetings】公開いたしました。

今年2月末に第一弾動画を載せてから早一年、偶然にも11ヶ月目に11作目をお披露目し、これで一月に一本ペースで撮り続けてきたことに我ながら驚いております。

口を開けば「俺は引退したんだぞ!」ばかり壊れたレコードプレーヤーよろしく言い続け、舞台上でスポットライトを浴びて踊る姿を生で観たいと仰ってくださる皆さんの心を打ちのめし、動画の中だけでパフォーマンスをする宣言はどうやっても覆らないと諦めの境地に達してゆく皆さんのションボリとした背中を見ながら、せめてもの恩返しをさせて頂きたいと常々考えておりました。

前作【Elusive】によってまるでこの世を裁いているかのような世界を見せつけて2019年を締め括るのだけは避けたい、とも考えておりましたので今年最後の作品はホンワカとした温かいニュアンスに仕立てました。

ちなみにこの動画の前半部分はぎっくり腰が完治していない状態の時点で撮っております。「超」が付くドアホです。

しかし、後半部分をご覧頂いてお分かりになるように、完治してもこの有り様です。腰が悪かろうが良かろうがこの程度。さほど差は無いことにガッカリしつつも「これが現状…」と謹んで受け入れている自分がいます。

2019年はどうやら「全てに折り合いを付ける」一年だったようです。気付かせて下さった様々な出会いとご指南に感謝。

皆さんはこんな超ドアホの真似なぞ絶対せずに、どうぞ健やかで穏やかな年の瀬をお過ごしになり輝かしい新年をお迎えくださいね。

それでは、新作をご覧ください。

【Season\'s Greetings】公開いたしました。_a0052916_23402730.jpeg

by reijiro_kaneko | 2019-12-08 23:38



ダンサー兼インストラクター『金子礼二郎』が気ままに呟いています。
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